07/12/14 10:14:54 MfET5DdU
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メードタクシー終了 わずか3か月、障害者装った利用横行
・今年9月、全国で初めて金沢市でスタートした「メードタクシー」が、わずか3か月でサービス終了に
追い込まれた。障害者に楽しんでもらおうと、利用者を限定した福祉タクシーとして北陸信越運輸局から
許可を受けた車で運行を始めたが、障害者を装った利用者が横行。道路運送法に違反する恐れが
出てきたためで、運営するハイヤー会社「KECハイヤー北陸」(金沢市)は「見通しが甘かった」と
残念がっている。
メードタクシーは、脳性マヒの子どもを持つ同社の遠藤啓司社長(33)が「『健常者が出来ることを
障害者にも』ではなく、障害者だけが楽しめるサービスを」と発案。車いすで乗り込めるワゴン車を
使い、ヘルパー資格を持つ運転手が運転し、メード姿の女性が移動中、車内で会話をするサービスを
付加した。
メードブームに乗り、インターネットのブログで紹介されるなどしたため反響が大きくなり、
専用ホームページへのアクセスが1日6000を超え、50件を超えるメールが届く日もあった。
しかし、ほとんどが興味本位。ネットには「包帯やギプスで偽装しろ」といった“抜け穴指南”の
書き込みもあった。
メードタクシーは北陸信越運輸局から福祉限定許可を受けた福祉タクシーで運用している。
国土交通省は通達で、福祉限定許可の車が乗せられるのは身体障害者手帳の交付を受けた人や、
単独の移動が困難な人などと定めており、健常者だけを乗せ同法に違反すると、車両使用停止などの
処分を受ける。
申し込みが殺到する中、同社は、「正確な見極めは難しい」として、11月末までの予約分で
サービス終了を決めた。遠藤社長は「障害者だけが楽しめるサービスという理念は追及していく」と
話している。
(2007年12月14日 読売新聞)
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