10/07/18 21:16:43 NEnCG7nD
常時カップが難しいのは、リリース時に、30kg以上の負荷がリストにかかるのが最大の原因である。
ジムで30kg以上のダンベル(ダンベルバー2.5kg+5kgx6枚)でリストカールを軽々やれる日本人ボーラーがどれだけいるだろう。
そこで多くの日本人ボーラーは、筋力を使わずにタイミングで「一瞬だけ」カップする方法にならざるを得ないのだろう。
この方法の肝は、肩を支点とした振り子運動に、ダウンスイングの途中で一瞬ブレーキをかけることである。
肩を支点とした運動にブレーキがかかると、その瞬間、振り子運動は肘を支点とした振り子に変換される。
まったくイメージできない人はペットボトルを使って、家で、このスイングをしてみたらいい。
ペットボトルを振り子で落ろし、ダウンスイングの途中で脇を締めて肩の支点を止めると、今度は肘が勝手に振り子運動を始める。
ポイントは体を傾斜させることと、肘の間接の筋肉を脱力すること。
しかしだ・・・・・この一瞬カップ法には最大の欠点がある。
カップとリリースの動作がワンセットになっているのだ。
つまり、カップした瞬間からリリースのタイミングがすでに決められてしまう。
当然である。筋力でカップを維持できないのだから、それは一瞬なのだ。
常時カップは好きなときにリリースできる。一瞬カップはタイミング至上主義である
日本人ハイレブボーラーの多くが安定感に欠け、「回すだけの暴れん坊」と揶揄されるのはそれが、原因であろう。
長文失礼