10/05/14 22:52:16 8DLBZfm1
742 :あうれり[sage]:2008/02/11(月) 00:59:58 ID:O9+5iS25
はい、じゃちょっと長レスしますよ。はじめての人はおどろかないでくださいよ。
あと既出ネタ満載になると思うけど初心者スレという事で勘弁してくださいよ
■『手遅れ』と『パワーステップ』
音でステップワークを表現してみる。
「ツー」は踏み込み+スライド、「ポン」はリリース、「ズッ」はスライド停止の音とする。
手遅れ無しのステップを音で表してみると、
「トン・トン・トッ・トッ・ツー・ポン・ズッ」となる。
次に手遅れ出来ているステップの音。
「トン・トン・トトッ・ツー・ズッ・ポン」って感じ。
三歩目、四歩目を短く速く刻む事でステップが先行し、
手遅れ無しと比べリリースのタイミングが遅れているのが解ると思う。
一般的にパワーステップとよばれる四歩目だけが重要視されているようだが、
この動作の肝は、ダウンスイングで球が体の横を過ぎた後の早足による急加速である。
その目的は二つ。
一つ目
前述べたように、早足によって相対的にスイングを遅らせ
リリース時に球を遠心力から開放させるため。
二つ目
脱力した状態で高いトップスイングを得るため。
手遅れ無しのフォームではプッシュアウェイの高さでトップの高さを調整するが、
ローではダウンスイングで球が最下点を過ぎた後に行う早足の速度と距離により
トップの高さが決まってくる。
(振り子の支点の移動が重りを振り上げる効果があるのは前出の通り)
脱力はローの基本。だが同時に7㎏前後の球を完全に自分の制御下に置く必要もある。
振り子に振られず、脱力したまま高く球を振り上げる。この矛盾を解消するのが早足だ。
構えた球をストンとおとし、ぷらんと後ろに振れるのに合わせて急加速。
腕が勝手にフワッと振り上がる感覚をつかもう。
次にパワーステップ(四歩目)のタメについて。
ここまでは物理的な話だったが、これは運動神経の、と言うか心理的な話になる。
四歩目を踏んだ瞬間、脳内では何が起きているのか?噛み砕いて説明する。
運動神経「ちょっと!何やってんスか!足速すぎッスよ!まだ全然手が遅れてるから。
このまま次の足出すと大変な事になるッス。コケるかもしれないッス。
かなり待たないと…え?もう足上げちゃった?
いやこれかなり大きく踏み出さないとタイミング合わないッスよ。
ビヨーン!って感じで思いっきり大股で…… 以下略」
みたいな。
歩いたり走ったりする時、手と足が連動して動くように、
ボウリングの投球も手と足が密接に連動している。
だからそれを意図的にずらすとストレスが発生する。
パワーステップとは、このストレスを利用して強く大きな踏み込みを誘発させる作業。
低いプッシュアウェイ、高いトップ、手遅れ、強く大きな踏み込み。
信じられないかもしれないが、ローを特徴づけるこれらの動作を発動させているのは、
三歩目、四歩目を素早く刻むというだけの単純な作業。
ここら辺をしっかり体で理解できていると、リターンラック前からの三歩助走とかも
モノにしやすいかもしれない。
まずは小さいフォームで一連の作用をしっかり認識するのが上達の近道だと思うぞ。
>>741
それは褒め言葉と受け止めてよろしいのでしょうか?