ストーリーを教えてもらうスレ part44at GSALOON
ストーリーを教えてもらうスレ part44 - 暇つぶし2ch50:ゲーム好き名無しさん
09/02/08 01:06:55 Atd01Nkr0
やっとヴァルキュリア登場したところで今回ここまでー

51:スパロボZ5  ◆l1l6Ur354A
09/02/08 01:19:26 yCHOgvC00
ちょっと追記。
何度か書いている『地球連邦』と『地球連合』、別に誤字じゃないんだぜ。
この辺になってくると異世界系であることははっきりしてくる。
地球連邦はいわゆるUCガンダムでの地球軍。ティターンズとエゥーゴによる内部争いが起きている。
地球連合は種伝説での地球軍。コーディネータへの反発感情が未だ強く残っている。

セツコ編5話
連合軍に拘束されるグローリースターとデュークフリード一行。
事情と所属を話しても信用されず、地球連合も彼らをコーディネータで、彼らの機体をコーディネータの新兵器ではないかと言う疑いを強めていた。
何度か尋問の後に彼らに面会に来たのはブルーフィクサーの月影長官(バルディオス)とクイシュタイン博士(バルディオス)であった。
ブルーフィクサーとは、地球環境委員会直下の研究調査機関である。
同時に地球外生命体も調査範囲に含まれる彼らに、謎の一団でしかないグロスタ、デューク一党の調査が依頼されたのだ。
月影長官とクイシュタイン博士は幸い話が通じる人間だった。
そして彼らは自分らの境遇を話す。

神勝平は喧嘩友達の香月(ザンボット3)と決闘をしていた。
その決闘の最中、彼らが住む町を謎のロボットが襲う。勝平はそのロボットに見覚えがあった。
藤沢に行ったとき、町を襲ったロボットだった。
混乱の最中、勝平を呼ぶ声が聞こえる。兄である一太郎のものだった。
そして勝平の前に現れたのは宇宙船であるビアル1世であった。

ビアル一世には、勝平の家族、祖父母、母、兄が全員乗っていた。そして祖父の兵左衛門は勝平に説明する。
自分達の先祖はビアル星人といい、大昔にガイゾックという宇宙人と戦っていたこと、
ガイゾックが地球に侵攻してきていること、神一家には地球を守るために先祖からの遺産が遺されている事などを告げる。
ビアル一世もそのひとつ、そしてもうひとつの遺産であるロボットザンボエースに勝平は乗せられた。

ザンボエースで出撃する勝平、快調に町を襲うガイゾックを撃破していく。
一方、連合に拘束されているグロスタ一行にもその知らせが届く。
町を守るために脱走もありか……なんて話をしている一行に、正式に地球外生命体の迎撃の依頼が出る。ご都合主義もいいところだが、気にしない。
ザンボエースの援護に向かい敵を全滅させる一行。
しかしその後に待っていたのは、地球連合の軍隊と脱走の嫌疑だった。恐らく基地のお偉いさんが、グロスタ一行の容疑を固めるために一時解放させたのだろう。
それには異星人の侵攻の迎撃はちょうどいいカモフラージュ。
そして基地を出て事が収まった後は、脱走として検挙しようとしたのだ。その汚さに憤慨する一行だが、神兵左衛門が機転を利かせて、ザンボエースとグロスタ一行もビアル一世に乗せて、その場の脱出を図るのだった。

ランド編5話
差し当たり目立った問題もなく、順調に進むヤーパンの天井。
その途中、シベリア一帯ではほぼ皆無であろう雪の積もっていない地帯を発見する。
溶けたという感じはしない上に、おまけに空気中に。目に見えない謎の粒子が舞っているのをセンサーが捕らえる。
その直後、光とともに戦艦が一隻とその仲間であろう4機のロボット。
戦艦はともかく、ロボットのほうは空中でサーフボードに乗っていた。
ゲッコーステイト(エウレカセブン)である。
ゲッコーステイトは塔州連合(エウレカの世界での地球連邦軍)と戦闘をしていた。
ゲッコーステイトリーダーホランド(エウレカセブン)は、その場に居合わせたランドと協力、後にゲイナー、ジロン一行も援護に駆けつけ連邦を撃破する。
しかし戦闘終了後、異変が起こり彼ら全員巻き込まれてしまうのだった。

続く

52:ボコボコにしてやんよ ◆BokoBoko7c
09/02/08 07:03:01 L+c0WC9/0 BE:2276391997-2BP(2537)
ぱべえ

53:女神異聞録デビルサバイバー ◆l1l6Ur354A
09/02/08 19:18:26 nSS/+HUI0
6th Day 決断の刻(1/2)

朝になりハルにアヤの事を確認しようと思ったのだが何処にいるのかも分からないためジンを探し聞き出す事にした。
ジンを見つけハルを探している事を伝えると理由を聞かれたためシーケンサーで悪魔が呼べるという事を教えた。
するとその事は初耳でアヤが翔門会に連れて行かれたのはその事が理由だったのかと呟いた。
とりあえずハルは音楽が出来そうな場所に居るはずだと言われ別れたが、ジンの余命が『0』だったためジンにも気を配る事となった。
街を歩いているとイヅナが翔門会の信者から情報を聞き出している所に遭遇した。その信者が言うには半年前アマネは悪魔を呼び出して東京を守護するジコクテンを倒したという。
だが半年前はCOMPが普及していないのにどうやって悪魔を召喚したのかと問いつめるとアマネが現れ聞きたい事があるなら自分に聞くといいとイヅナに話を促した。
そこで再び尋ねるとベル・ベリト配下であるイザ・ベルの力を借りてジコクテンを倒した事を説明された。
このまま放置するには危険と判断したイヅナはアマネを殺そうとするが「お止めなさい、私が死ねばイザ・ベルは解放される。
あなたにそれを倒すことは出来ないし、そうなれば被害は大きくなるだけです」と言われ思いとどまった。
立ち去るアマネを歯ぎしりしながら見送り、また情報を集めるので別れるが時間がないので急ぐようにイヅナに言われ5人もその場を後にした。
一度小休止を挟もうと公園に行った所、主人公が1人になった所を見計らってアマネ(レミエル)が近づいてきた。
レミエルが言うには主人公に神の言葉を伝え人々を導く救世主になってもらいたいとの事だったが理由を尋ねるとベル・デルを倒したからだと言う。
答えに迷っていると今はそれで仕方ない、心の片隅に留めて欲しいと言うがアマネの中にはイザ・ベルも居る
ならば本当に今話しているのはレミエルなのかと聞くと「口を慎みなさい人間よ。我ら天使と卑しき悪魔の区別もつかぬか」と言って説明を始めた。
「アマネには幼き頃より神魔の声を聞く力があった。そのためベル・ベリトは配下であるイザ・ベルの依代としジコクテンを滅ぼしたのです。
私はベル・ベリトの思惑を探るためアマネの体を借りましたがイザ・ベルの力は増し、アマネの精神を汚染している。そこで私はアマネとイザ・ベル両方の意識を眠らせる事に力を傾けたのです」
そこまで話して立ち去ろうとするレミエルを呼び止め、召喚サーバーの位置を再び聞いたが答えは前日と同じで世界を危険にさらすほどのリスクで5人に賭けるわけにはいかない、とだけ言った。
仕方ないので話を切り上げ再びジンとハルを探しているとジンが翔門会の幹部アズマと話している所を見つけた
どうやらアズマからアヤの情報を聞きだそうとしているようだが信者たちに囲まれ窮地に陥っていた
そこで手助けしアズマを撃破すると強気な態度から一転して「殺さないでくれ何でも教えるから!」と弱気な態度になった。
そこで色々聞いてみるとCOMPをばらまいていたのは自分である事、それにより悪魔が増えればベル・ベリトの力が増す事
アヤの作る旋律には悪魔を呼び出す力があった事、魔界が実体化する際にアヤは空気に溶けるように消えた事をしゃべり出した。
アズマを見逃し自嘲めいた呟きと共にアヤが居なくなった事をどこかで感じていて、それから逃げていたと話すジンへ「大丈夫ですか?」と心配する主人公に感謝の言葉を返し
「1人にさせてくれ」と言って立ち去っていった。
再び歩き回る5人の前にナオヤが現れ唐突に自分の目的を話し始めた。
それは主人公をベルの王にし、神による人類の管理を打ち破る事だった。例え封鎖を解除したとしてもいずれ再び神は試練を与える
それの繰り返しで人間に苦しみを与えているのは神であり、その神をベルの王の力で打ち破れば人は神の駒でないと認めさせ試練が二度と訪れる事はなくなるというのがナオヤの狙いであった。
心が決まった頃にまた来ると言い残して立ち去ったため5人もその場を離れた。

54:女神異聞録デビルサバイバー ◆l1l6Ur354A
09/02/08 19:23:26 nSS/+HUI0
6th Day 決断の刻(2/2)

そしてついに今日のラプラスメールに書かれているベル・イアルと戦う時間がきた。
覚悟を決めた5人の前にベル・デルの情報を与えた男が再び現れ楽しそうに全力を出せなかったベル・デルと違う、本当にベルの名を冠する強大な悪魔であるベル・イアルに勝てるのかなと話しかけてくる。
何を企んでいると聞く主人公へ「神によって作られた無限の可能性を持つ人がベルの王になるかもしれないなんてこれまでになかった事だからね、楽しみで仕方ないのさ。
もし王になればその時は神によって奈落へと落とされた悪魔と人が手を携え、新たな歴史が始まる。分かるかいそれは創世と言っても過言ではない出来事なんだよ、まさに最高のショーじゃないか!」と大笑いしながら叫んだ。
さらに「特別にベルの王についても教えてあげよう。ベルとは元々『主』を表す言葉だ、遥か昔その名で呼ばれていたベルは唯一神との闘いに敗れ、力のほとんどを失ってしまった。
だが分かれた力は今でも魔界の実力者として君臨するほどの力を持っている。そして彼らは己の持つベルの力に目覚め、神への恨みを抱いて立ち上がった。
他のベルを倒し、己が再び1つに戻る事で始原のベルへと至ろうとしているのさ」
そこまで説明するとまたも前触れ無く姿が消えた。思惑はともかく自分たちはベル・イアルを倒さなければ明日を迎える事すら出来ない。
頭を切り換え野外音楽堂へ入るとベル・イアルとおぼしき悪魔がハルを襲っていた。
「歌え、我に魔歌を捧げろ女!」と叫ぶベル・イアル、このままではハルも危険だと判断し交戦する5人。
炎を操るというハルからの助言に従い氷で対抗する、主人公を見てベルの力があると気づき奪おうとするベル・イアルの炎に苦しめられたが主人公たちの攻撃でついにベル・イアルが倒れた。
「そ、そうか人の持つ無限の可能性がベルの本質として・・・フハハハ!いいだろうキサマの中で眠りにつくのも悪くない。お前が全てのベルを倒し魔王になるがいい!」
そう叫んで消滅したベル・イアルの力が主人公に流れ込み、余命日数がハルも含め『1』へ変化した事で主人公たちは自分たちが勝ったことを実感するのだった。
そしてハルにシーケンサーの中にある歌について説明しシーケンサーについて確認すると悪魔を帰す効果のある歌はハルがアヤから完成させろと宿題として渡されていた未完成の曲と分かった。
だが、このままでは演奏など出来ない。そこにジンが現れアヤの事を話すとハルは吹っ切れたように笑い
アヤが自分に曲を渡したのはきっと自分を信じたからだと言って明日の18時までに曲を完成させると言い切った。
今日は体を休めよう、と提案し休憩しながらCOMPを見るとジン、ナオヤ、アツロウ、アマネ、ユズからメールが届いていた。
それぞれに会うとジンは悪魔を消すために協力してほしいと言い、ナオヤは魔王になる決心はついたかと言い
アツロウは悪魔を制御するために一緒にいこうと言い、アマネは救世主として神の元にきて欲しいと言い、ユズはもう逃げたいと言った。

全ての選択をゆだねられた主人公が選んだのは・・・

6日目の寄り道:Bad Endイベント
自衛隊が悪魔に襲われている隙に逃げ出そうとしている悪魔使いと共に封鎖から脱出する5人。
家路に急ぐ5人が背後を見ると封鎖内に局所的な雷がいくつも落ち封鎖内の人々は全て死に絶えた。
更にその直後天からは無数の天使が舞い降り、人類は自主性も無くただ天使に管理され飼われるだけの存在となった。

55:女神異聞録デビルサバイバー ◆l1l6Ur354A
09/02/08 19:28:19 nSS/+HUI0
ちょっと突っ込みが入っていたので少しまとめ、知らなくても問題ないです。

超電磁結界:簡単に説明すると都市の電化製品を利用した大型電子レンジ。政府が家電に秘密裏に仕込んだチップを起動する事で一斉に電磁波を放出させ範囲内の生物や機械を殲滅するもの。
分かりやすいけどネーミングセンスはどうかと思う。

ベルの王:始原のベルが神と闘い敗れた際にその力が分散した結果、偶然力を受け継いだ者達が再び1つになろうと動かされお互いの力を奪い合うようになった。
その力を1つにまとめた者が再び始原のベルの力を受け継ぎ魔界の王として君臨する事が出来る。

ベル・デル:北欧神話のバルドルの事。原典では地味な割にゲーム内での能力はチート。
神話だと母親が頑張って誰にも危害を受けないようにしたがロキの悪戯によりヤドリギだけが契約せずにいたため
祝いの席で神々がバルドルに物をぶつけて祝福している時にロキがバルドルの弟にヤドリギを投げさせた結果死亡した可哀想な子。
しかもその後、母親がバルドルを生き返らせるために冥府の神と交渉し、全ての者達に悲しみの涙を流させれば生き返らせると言われたので行動したが
これまたロキが老婆に変装し涙を流さなかったため生き返る事も出来なかった。というか祝う内容が物をぶつけて遊ぶというのは如何な物か。

ベル・イアル:ソロモンで有名なベリアルの事。
炎を操り、策謀を巡らしてソドムとゴモラに背徳を持ち込んで滅亡の原因を作ったとされている。がゲーム中では特に情報も無く出てきてやられる可哀想な子、結構地味。


しばらく投下出来るか分からないのでとりあえず6日目終わらせておきました。多分どうでもいいサブイベント以外は書いてあるはずです。
それでも長いし読みにくそうではありますが・・・

56:ゲーム好き名無しさん
09/02/08 20:33:39 cvC5orVvO
ヴァルキュリアとか色々乙

>>55
昔読んだのとは微妙に違うな
俺が知ってるのだと
・ヤドリギが約束しなかったのはまだ年若いヤドリギを軽視した母親が
「コイツは最初からバルドルに傷を付けられないだろう」
と見過ごした(つまりこの時点ではロキ無関係)から
・物をぶつけてたのは祝いじゃなくて
「ほら、何者もバルドルを傷付けられませんよ」
という証明の為

だったような

…ヤベェ、マジでどうでもいい話だw


57:ゲーム好き名無しさん
09/02/08 21:21:24 xD6tyB5U0
スパロボZの人は乙だがお前は一つ勘違いをしている。
デスティニーは伝説じゃなくて運命だ

58:ゲーム好き名無しさん
09/02/09 11:48:00 9PGT8xEU0
w伝説だとレジェンドとかになるのかな。
普段種死とか言われてるから、忘れがちw…なんで死なんだろ

59:ゲーム好き名無しさん
09/02/09 11:48:36 mT9qSy1m0
伝説はレジェンドだな

60:ゲーム好き名無しさん
09/02/09 11:52:15 9W5rZRD10
>>58
「デス」ティニーだからだろ

61:ゲーム好き名無しさん
09/02/09 11:52:23 mT9qSy1m0
>58
略称の一つが種デスだからだと思われ

62:ゲーム好き名無しさん
09/02/10 15:13:58 DnL9Fh9h0
スパロボの人、乙だが60話この調子で続けるのか?
もうちっとはしょってもいいんじゃね?

63:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 00:54:59 fL/xt6B40
戦ヴァル第三段いきまーす
段々長くなってきた

64:戦場のヴァルキュリア
09/02/11 00:57:33 fL/xt6B40
 【八章:森林の包囲網】
バリアス砂漠から帰還する途中、突然の砲撃を受けてウェルキンとアリシアは
小隊から逸れてしまう。二人は小隊との合流を目指して夜の森を歩き出すが、
アリシアは脚を捻っており、ウェルキンの知識で森から薬草を得ながら進む。

警戒網を抜けた先に無人の山小屋があった。薬草での応急治療を施す中
アリシアは、なぜ自然に興味を持つようになったのかをウェルキンに訊ねる。
父さんの影響だと思う、とウェルキンは答える。父とよく遊びに行ったと。
父は悩んでいた。母は戦火で命を落とし、最愛の人すら守れなかった父は
それでも周囲からは英雄と称えられ続けた。自分は何のために戦ったのか、
いつも苦しんでいた。でも、自然の中にいる時は明るくて元気な父だった。
「父さんを笑顔にしてくれるから、僕は自然を好きになったのかもしれない」

山小屋に一人の帝国兵が入ってくる。銃を構え、制止するウェルキン。
だが、そのままその場に倒れる帝国兵。負傷兵だと気づいた二人は何とか
手当てを試みるが、手の施しようがない。帝国兵は手を伸ばし、母を呼ぶ。
手を握り、大丈夫、ここにいる、と言ってやる事しかできないアリシア。
二人の見守る中で、負傷の帝国兵は息を引き取った。

一方、残された小隊の面々。二人を探すラルゴとロージー、捜索に参加せず
エーデルワイス号の整備にかかりきりのイサラ。こんな時によく整備なんか
していられるな、と言うロージーに、こんな時だからです、とイサラは答える。
いつ兄が帰ってきてもいいように準備を整えておく事が、今の自分にできる
最良の事だと思います、と。驚いた顔のロージーと、イサラを気遣うラルゴ。

翌朝、帝国兵を埋葬したアリシアとウェルキン。彼の銃を立て、ヘルメットを
置いた墓を前に、帝国兵も自分たちと同じ人間で、家族がいる事を実感する。
自分には家族がいない事を告白するアリシア。孤児院育ちで親を知らない。
でも悲しませる人がいないのなら、一人ぼっちも悪くないかも、と笑う彼女に
今は僕もイサラも、小隊の皆が君の家族じゃないかと言うウェルキン。
そこへ帝国の兵士と、士官が現れる。墓と、山小屋内の治療を跡を見て、
彼らは二人に感謝を述べ、危害を加えることもなく去っていく。

その後二人は近くで交戦中だった小隊と合流して帝国側戦力を撃退する。
二人を敬礼で迎える小隊員。ラルゴとロージーに、兄を探してくれた事への
礼を言うイサラ。ロージーはダルクス人に礼を言われても嬉しくない、と
ソッポを向くが、それが単なる照れ隠しなのは傍目にも明らかだった。

65:戦場のヴァルキュリア
09/02/11 00:58:20 fL/xt6B40
 【九章:七月事件】
日頃の戦果が認められ宮殿の晩餐会に招かれたバーロット、ウェルキン
ファルディオの三人。ガリア公・ランドグリーズ家の現当主は現在16歳の
コーデリア姫。彼女はヴァルキュリアの血を引いているとも言われていた。

前部中央にそびえる塔のため、一角獣に形容されるランドグリーズ城。
晩餐会は、ガリアと連邦の同盟を発表するためのものだった。
中立の国是を覆す同盟は、宰相ボルグと連邦大使の握手で締結される。
交わされる握手を表情もなく見る姫。ボルグと連邦大使が口を揃える、
ヨーロッパを我らの手に、という言葉に国を守りたいだけの義勇軍との
思いの剥離を覚える。不愉快な茶番だとファルディオは先に帰ってしまう。

晩餐会が終了し、帰ろうとしたところでバーロットが何者かとぶつかる。
翼を模し頭を覆う白の冠物に一角獣の額冠。なんと相手はコーデリア姫。
咎める様子もない姫に、ウェルキンは同盟に賛成なのですかと訊ねる。
晩餐会を見て姫の意思が無視されているような気がした、と。
姫は答える。国政は宰相に任せている。ガリアの地と、ヴァルキュリアの
血統を守るのが私の宿命。私の意思は必要ない。自らを傀儡と認め、
それを是とするコーデリア姫に言葉を失うウェルキン。
城を出るとダモン将軍が飛んでくる。姫が連邦大使に誘拐されたと言う。

一方、深夜の整備場。ガリア軍兵器の整備・開発を担当しているリオンと
クライスが一機の飛行機を発見する。そしてそこにはイサラの姿が。
小さい頃空を飛びたいと言っていた兄の夢を叶えたくて、休日に少しずつ
作っていると言う。手伝いを申し出た二人に、イサラは礼を言って承諾。
そこに緊急出撃のサイレン。すぐにエーデルワイスを出す事に。

逃走する装甲車を止め、なんとか姫を救出する第7小隊。助出された姫に
いかに宿命が重くても、自身の意思を捨てないで下さいと言うウェルキン。
頷くコーデリア。 後日、ウェルキンは勲功賞を授与される。
授与の席でコーデリアは言う。まだ答えが出た訳ではないが、あれから
ガリアの姫として、一人の人間としてどう生きるかを、ずっと考えていると。

小隊長室に戻ったウェルキンはファルディオの訪問を受ける。
ファルディオは今回の事件がボルグの圧力で報道されていないと言う。
帝国だけで手一杯の現状、連邦とまで事を構える訳には行かないからだ。
いかにガリアが弱い立場なのか思い知ったと言うファルディオ。更に軍さえ
一枚岩ではない。この国は大丈夫なんだろうか、と彼は懸念を口にする。

66:戦場のヴァルキュリア
09/02/11 01:00:56 fL/xt6B40
 【十章:ファウゼン解放戦】
ガリア北部の工業都市ファウゼンの奪還に当たる事になった義勇軍。
ラグナイト産地であるファウゼンを奪還できれば国内の生産力を回復できる。
帝国軍が防衛に配備した装甲列車・エーゼルの破壊を任される第7小隊。
ファウゼンでは帝国によって狩り集められたダルクス人たちが、強制労働に
従事させられている。そのダルクス人の中に義勇軍の協力者がいるらしい。
そこでまたロージーとイサラの言い合い。ラルゴの仲裁も板に付いてきた。

夜陰に乗じてファウゼンに潜入し(戦車で潜入も何もないだろうとも思うが)
辿り着いたダルクス人収容所で小隊が見たのは、家畜のように扱われている
ダルクス人たち。彼らのリーダーであるザカが、義勇軍の協力者だった。
目の当たりにしたダルクス人の現状に動揺しつつも、やはりダルクス人との
共同戦線は面白くないロージー。それを察したザカは好きなものはあるかと
彼女に尋ねる。意図を量りかねながらも、歌が好きだと答えたロージーに、
良いね、俺も好きだよと言うザカ。歌にも色々な物がある。それぞれ違うが、
それぞれ良さがある。人間も人種も、それと同じなんじゃないのか、と。

翌朝に作戦開始。装甲列車エーゼルはファウゼンの渓谷に掛かる高架上。
ザカが高架の支柱に爆弾を設置し、彼の退避を待って起爆する。
装甲列車エーゼルは高架と共に渓谷へと落下。エーゼルに搭乗していた
帝国軍北部ガリア侵攻部隊司令官ベルホルト・グレゴールも運命を共にした。

勝利した小隊に突如知らせが入る。帝国軍が、ダルクス人たちの宿舎に
火を放ったと言うのだ。駆けつけた小隊の前には焼け落ちた宿舎の跡だけが
広がっていた。黒焦げの残骸に歩み寄るロージー。彼女の目に映ったのは、
残骸の中、煤に汚れて落ちている人形。昨夜、宿舎で会った幼い少女が
手にしていた物だった。思わず人形を拾い上げ、復讐を叫ぶロージー。
その彼女を制止したのは、多くの同朋を宿舎ごと焼き殺されたザカだった。
暴力は暴力を呼ぶ。それでは争いは終わらない。例え迫害されていようと、
俺達は誇りをもって生きている。報復はしない、それがダルクス人の生き方だ。
そう言って一人残骸に入り、焼け崩れた柱を片付け始める。無言のまま
手伝いに進み出るイサラ。そして、そんな二人をロージーが手伝い始める。

ファウゼンを奪還し、帰還した第7小隊。開放されたダルクス人達の行く末を
案ずる彼らの前に義勇軍の軍服を纏ったザカが現れる。今日から義勇軍に
入り、しかも第7小隊に配属されたと言う。戦車兵の実戦経験もあるという
彼を加え、第7小隊にも二両目の戦車がやってくる事となった。

67:戦場のヴァルキュリア
09/02/11 01:03:34 fL/xt6B40
 【十一章:マルベリー攻略戦】
今度の戦場はガリア北部のマルベリー海岸。砂浜の奥には断崖があり、
道も狭い上に断崖には銃座が設置されている、鉄壁ともいえる陣である。
明日は精霊節(大事な人に贈り物をする日)だというのに気が重くなる一同。

サロンで休憩中のラルゴとロージーに、イサラがある物を差し出す。
ファウゼンの収容所でも見た人形。それはダルクスに伝わるお守りだった。
それを二人に渡したいと言うイサラ。何で俺らに? とラルゴは尋ねる。
お二人と、ずっと仲良くなりたかった、と言うイサラ。精霊節にあやかって
大切なお二人と親しくなれればと思った、と。照れながら受け取るラルゴ。
だが、ロージーはそれを断る。ラルゴが宥めようとするが逆効果。むしろ
はねつけるような言葉が飛び出してしまい、イサラは俯いて去ってしまう。

翌日、精霊節であり作戦当日。遅れて小隊長室に飛び込んで来たイサラは
煙幕弾が完成した、と言う。朝まで寝ないで作っていたらしいイサラは言う。
「私、第7小隊の皆が好きです。誰一人……死なせたくないんです」
小隊は煙幕によって銃座を無力化し、海岸の帝国軍拠点を制圧する。

戦闘が終わった後、いつも通りエーデルワイス号の点検をしているイサラに
ロージーが近づく。その手にあるのは、昨日イサラが渡そうとした人形。
役に立ったよ、と言うロージーにイサラは驚く。持っていてくれたんですか、と。
お返しをしなくちゃな、というロージー。イサラは少し考えてから答えた。
「歌が好きだって仰ってましたよね。ロージーさんの歌、聞いてみたいです」
驚きながらも、分かった。約束するよ、と自分から手を差し出すロージー。
響く銃声。
イサラが倒れる。 他の小隊員が応戦する中で一人反応できないロージー。
「アタイ……まだアンタに、ありがとうを言えてないじゃないか!」
伸ばされた手を握る。「握手……できました、ね」 微笑むイサラ。
小隊の反撃に撤退していく帝国兵。皆がイサラとロージーに駆け寄る。
抱き起こすウェルキンに、一緒に飛行機で空を飛びたかった、と言うイサラ。
きっと一緒に飛べるさ。そう言った兄に微笑みかけて、ゆっくりと目を閉じる。

後日、戦没者墓地。ダルクスのストールを掛けられた真新しい墓に向かって
敬礼する義勇軍の面々。皆で彼女の願いを受け継ぎ、叶えていく事を誓う。
進み出たロージーが、約束していた通りに、墓前に歌を捧げる。
歌声は風に乗って、青空へと昇っていった。

68:戦場のヴァルキュリア
09/02/11 01:04:42 fL/xt6B40
今回ここまで。
ベルホルト・グレゴール少将、小隊への顔見せたったの一度で御退場
将軍クラスの敵さんの中ではぶっちゃけ一番影が薄いと思う

69:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 02:20:08 YRmg/naN0
いろんな人乙

しかしヤッサバさんはアデット先生をすてて幼女とエクソダス
あらためて文字にすると非常にあれな感じになってしまう

70:スパロボZ6  ◆l1l6Ur354A
09/02/11 02:24:37 8V2kkXGU0
種間違いごめんwwww
確かにDestinyは伝説じゃなくて、運命だwww
俺も普段種死としか言ってないから、Destinyってなんだっけなぁーとか思って、一番最初に浮かんだのが伝説だったwww
英語力ねえな俺

>>62
気遣いありがとう。休みの日とかにゆっくりやってくと思うし、楽しんでやってるので心配無用。
むしろ『長いからはしょれ!』と言う意見ならもうちょっとはしょるが。

セツコ編6話
ビアル一世に逃げ込んだグロスタとデュークたち。
彼らを助ける決断をしてくれた神兵左衛門に礼を述べつつ、町を襲ったロボット(ガイゾック)や神一家、ザンボエースのことなどを質問してみるが、それらは神一家の問題と兵左衛門は話してくれない。
そしてグロスタ一行を乗せたビアル一世は、他の神一家と合流するべく船を急がせていた。

一方東京では、クライン・サンドマン(グラヴィオン)が連合の大統領、ブルーコスモス他、財政界の著名人を集めてパーティをしていた。その中には波乱万丈(ダイターン3)の姿もある。
サンドマンは大富豪として知られながらも、その素顔や目的を知る人物がほとんど知られていない謎の人物。
それがこんなパーティを開く真意とは…姿を現したサンドマンは集まった人々に地球外生命体の地球侵略の事実、その外敵はゼラバイアであると宣言。
同時にゼラバイアに対抗するべく私的に対策をとっていることを話す。

そのパーティの会場に進入する一人の女性の姿があった。紅エイジ(シグレ-/グラヴィオン)という異様に女装の似合う少年である。
彼はサンドマンに会いにパーティ会場に潜入していた。しかしその潜入はバレバレであった。
忍び込んだある部屋で、エイジは斗牙(トウガ/グラヴィオン)という少年と出会うのだった。

そんな時、サンドマンの宣言通り東京をゼラバイアが襲い、その場には地球外生命体の反応をキャッチしたザンボエース他も居合わせる。
ゼラバイアは出撃した連合の部隊をあっという間に撃破してしまう。
ゼラバイアに戦闘を仕掛ける主人公たち。そしてサンドマンの懐刀が姿を現す。
グランカイザー以下4機の随伴機。斗牙はグランカイザーのパイロット、エイジも随伴機の一機に乗せられていた。
それらは合神(=合体)してグラヴィオンとなる。
そして東京と襲ったゼラバイアを撃破するのだった。

ランド編6話
ゲッコーステイトとの共闘で異変に巻き込まれたランドたち。
ランドとメールも過去に異変に巻き込まれた事があり、それでランドの師でありメール父のシエロ・ビーターが行方不明になってしまい、4年間それを探して旅していると言う。
ガロードも同様で、仲間とはぐれてしまったのも、異変に巻き込まれたからであった。
異変の後で気がついたときにはゲッコーステイトはいなかった。
飛ばされた場所がどこかもわからないランドたちを世話したのは、ロラン・セアック(∀ガンダム)という少年だった。
そこでは、かつて地球から離れ月で生活していたムーンレイスが、再び地球への入植を希望し、その交渉が行われ始めるその時だった。

そしてムーンレィスの先遣隊が地球に降り立つ。しかしその先遣隊を迎えたのはMSの攻撃だった。
それは戦争を望むフロスト兄弟(ガンダムX)の陰謀だった。
先遣隊の指揮官である泣き虫ポゥ(∀ガンダム)は即座に反撃に移り、町もろとも攻撃してきたMSを撃破してしまう。
その攻撃で髭ガンダムこと∀ガンダムは覚醒する。
地元民に『ホワイトドール』として信仰の対象にすらなっていた∀ガンダムは、地中から発見される。
その場に居合わせたロランはそれに登場。しかし∀は勝手に動き、ビームライフルで先遣隊を攻撃してしまう。
地球人類とムーンレィスとの戦争が始まった。
何とか∀を制御するロランとランドたちの協力で、とりあえず先遣隊は撃退できたのだった。


71:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 11:32:48 QJFf6m9c0
>>67
妹死んじゃうのか…

72:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 14:31:01 Dca2VTnC0
>>71
たぶん、もう少し短く、っていう意見じゃないかな。
一スレの殆どがスパロボで埋まってしまうぞ。
スパロボ好きの人はいいのだろうが、自分はもう少し簡潔にしてほしいなーと思う。

73:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 15:09:42 pu5qUc9z0
あれ?wikiが見れないんだけど自分だけ?

74:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 15:59:11 PUXQYLAhO
>>72

いや、多分違うだろ。
多分ナムカプとかみたいに詳しく書こうとするあまり序盤で挫折するのを心配してるんだと思うが。
>>Zの人
長くても構わないっつーかありがたいが、無理はしないように。
最悪オリジナル部分だけでもわかればいいだろうしな
あとsageようぜw

75:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 17:44:50 lxLsE00w0
書き手に支障が無いなら、どれだけ長くてもいいです。
それが書き手の楽しみとなるのなら問題ありません。

76:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 20:04:01 ggVLJV6X0
スパロボのシナリオの多さと主人公二人分(を詳しく)となると
これくらいにはなると思う
任せよう

77:ゲーム好き名無しさん
09/02/11 21:47:30 OZ3H5Bfp0
スパロボは参戦作品のシナリオ沿ってること多いから、仕方ないんじゃない?
自分もZはガンダム系列しかしらないんで、その他のシナリオ出てくるとわからなくなるから、あったほうが嬉しい。

78:ゲーム好き名無しさん
09/02/12 21:59:00 nwb90YY40
戦ヴァル第四段投下。今回ちょっと断章が入ります。
本筋とはあまり関係の無いエピソードが幾つか断章として出てくるんですが
今回のこれはちょっと入れないと話がわからなくなるので。

79:戦場のヴァルキュリア
09/02/12 21:59:39 nwb90YY40
 【十二章:ブルール奪還戦】
イサラを喪って三週間が過ぎた。第7小隊に与えられた新たな任務は、
バーロットがダモン将軍に上申し、許可を得たものだと言う。国境近くの街
ブルールの奪還。今は欠員となっているエーデルワイス号の操縦士として
整備開発部で働き、イサラとも顔なじみだったクライスが志願、配属される。

五ヶ月ぶりに戻ってきた故郷・ブルール。必ず帰ってこようと誓った場所だが
共にそれを約束したイサラは既にいない。しかし将軍に上申してまで今回の
攻略目標をブルールと決定したバーロットの気遣いを無駄にしないためにも
今はイサラの、そして自分達の故郷を取り戻そうと決意するウェルキン。

一方、今回の作戦に参加しないファルディオは、バリアス砂漠の遺跡にいた。
あの時 “螺旋” の奥にあった文字を「読めない」と答えたが、実は読めていた。
濁してしまったのは内容があまりに衝撃的だったためだ。そしてその内容故に
“螺旋” をヴァルキュリア人だけが開ける門なのだろうと結論するファルディオ。
ならばそれを開いたアリシアは……
ファルディオは苦悩する。自分は一体どうするべきなのか。

ブルールを奪還した第7小隊。初めて出会った丘から街を見渡すウェルキンと
アリシア。住民も少なく、親子風車も壊れたままの街に寂しさを覚える。
ふと、小さな白い花を見つけたウェルキン。アリシアを呼び、見せたそれは
コナユキソウの花だった。二人が出会った時にアリシアが捲いた種が根をはり
花を咲かせていた。「新しい命も、この時代に生まれている」 実感する二人。
ブルールの奪還で目標を再確認したウェルキン、中隊に戻ったファルディオに
バーロットはガリア北東部の平原・ナジアルに帝国軍が結集していると告げる。
この戦がガリアの運命を決めると予想し、休息の後ナジアルへ移動する事に。

その夜。丘の上のエーデルワイス号と、その上に座るウェルキンとアリシア。
またたくさんの命が喪われる、と言うアリシアに頷くウェルキン。喪ったものは
戻らない。でも、アリシアが教えてくれたように、新しいものを育むことはできる。
次の戦いで勝てれば戦争も終わりに近づく。そうしたらブルールを復興しよう。
自分にとっての、お互いの存在の大きさを確認しあう二人。アリシアは言う。
「この戦いが終ったら……あなたに、伝えたい事があるの」

 余談:ブルールを奪還した時点で、エレットが発行している壁新聞に
  ランドグリーズ大学からヴァルキュリアの槍と盾と考えられていた
  古代の遺物2点が盗まれたという記事が載る。

80:ゲーム好き名無しさん
09/02/12 21:59:40 wxa+pq9w0
UFO―A DAY IN THE LIFE― 予約します

81:戦場のヴァルキュリア
09/02/12 22:00:20 nwb90YY40
 【十三章:ナジアル会戦(前編)】
ガリア・帝国両軍の主力部隊が集結するナジアル平原。
総兵力で帝国軍に大きく劣るガリア軍だが、総司令官ダモン将軍はコネ就任の
ダメ司令っぷりを発揮して総攻撃を命令。バーロットの諫言など意にも介さない。

待機中の第7小隊。帝国軍の大兵力を前に、空気は重い。そんな中で、自分の
身の上を話し出すアリシア。ずっと一人ぼっちだと思っていた。でもウェルキンが
第7小隊の皆が私の家族なんだと言ってくれた。戦いの前は、やっぱり怖い。
「……でも、家族が一緒にいてくれるって考えると、頑張れる気がするんだ」
その言葉に小隊はいつもの明るさを取り戻し、戦いに臨む覚悟を新たにする。

一方帝国側。ガリア軍を蹴散らし殿下をランドグリーズへ、と息巻くセルべリア。
物心つかぬ内から実験施設に送られ、兵器として実験材料にされていた彼女は
初めて自分をそこから連れ出し、人間らしい生活を与えてくれたマクシミリアンに
絶対の忠誠を誓っていた。彼のためにヴァルキュリアとしての力を覚醒させようと
自ら胸を貫きさえした。 「必ずや、余に勝利をもたらせ」 というマクシミリアンの
言葉を受け取って、セルベリアが出撃する。

古代の石槍・石盾を手に陣頭に立つセルベリア。全身から青い光を放って
無謀な全面攻勢をかけるガリア軍を蹂躙する。戦車ですら足止めにもならない。
第7小隊の担当区域は離れているものの、帝国軍は区域全体にロケット砲での
砲撃を加えており、これを避けようの無い戦車は出撃ができない。

前大戦の名残でもある幾多の塹壕を通って、まず砲撃の照準情報を送っている
中間拠点を制圧。砲撃が止んだ所でウェルキン&クライス、ザカの戦車が出撃。
だが同時に、他区域のガリア軍を撃滅したセルベリアが現れる。
やはりセルベリアに対しては勝機が見出せない小隊。セルベリアにこちら側の
本拠点を制圧される前に帝国側の拠点を制圧する事で、なんとかセルベリアを
退かせる事に成功する。だが、ガリア軍側にできたのはたったのそれだけ。
ヴァルキュリアの力と、あまりに甚大な被害に呆然とする一同。

帝国軍が撤退したとは言え、このままでは拠点を維持する事も難しいと判断した
ウェルキンは、後方部隊に支援を要請しようとする。応じてアリシアが小隊員を
集めようとしたとき、一発の銃声が暗天を貫いた。その場に倒れるアリシア。
ウェルキンが駆け寄り、小隊は警戒体勢に入るが帝国兵の姿はどこにもない。

82:戦場のヴァルキュリア
09/02/12 22:00:59 nwb90YY40
 【十四章:ナジアル会戦(後編)】
撤退した第7小隊。幸い急所は外れていたもののアリシアは意識不明の重体。
治療所のテントを出ようとするウェルキンに衛生兵が声をかける。人目を避けての
報告は、アリシアの体内から摘出された弾が帝国軍のものではなく、ガリア軍の
狙撃銃のものだった、というもの。しかもまだ一般兵には渡っていない新型銃弾。
つまり、彼女を撃ったのは味方である可能性があるという事だった。

ガリア軍の作戦会議室。兵士を役立たずと罵るダモン将軍。ここは一旦退いて
ヴァルキュリアへの対策を、というバーロットの言葉は相変わらず無視される。
退けば自分の指揮能力を疑われる、というだけの理由で、ダモンは明日正午に
再び帝国軍陣地に総攻撃を加えよと命令する。このままではガリア軍は全滅。
どうしたらいいの、と呟くバーロット。

治療所のテントに踏み込む人影がある。眠るアリシアの胸元に置かれるのは
巻貝にも似た螺旋状の石槍。石槍が放った青い光がアリシアを包んでいく。

再び帝国軍の陣頭に立つセルベリア。ヴァルキュリアの光にたじろぐガリア軍。
その背後から一人の少女が進み出る。茶色の髪を銀に、茶色の瞳を赤に染め、
光を纏ったアリシア。髪も瞳も光も、全ての色がセルベリアと酷似している。
もう一人のヴァルキュリアの存在を知ったセルベリアはアリシアに戦いを挑む。
応じるアリシアは、意識も無いのか頼りなくふらつく足取りでガリア軍の前へ。
だが、瞳の焦点すら合っていないアリシアはあっさりとセルベリアを下す。

続けて、やはり無意識のまま帝国軍の戦車や銃座を破壊していくアリシア。
小隊は拠点を制圧するが、アリシアは途中で力を使い果たしたように倒れ、
気を失う。すぐに彼女を回収し退避させるウェルキン。
その時、戦場の両端に帝国の戦車と歩兵の増援が現れる。敵の挟み撃ちに
遭いながらも、何とか両戦車を破壊する第7小隊。

もう一人のヴァルキュリアの出現という予期せぬ事態で、大きな戦力差を覆し
勝利を収めたガリア軍。しかし、アリシアは何があったのかを覚えていない。
傷は何時の間にか治ってしまっているし、周りの人の態度がいつもと違う。
自分に何があったのかを尋ねられ、どう答えていいか分からないウェルキン。

 余談:ここで章は切れてるけど、後の会話を見るにどうやら説明はした模様

83:戦場のヴァルキュリア
09/02/12 22:01:36 nwb90YY40
 【断章:決別】
ウェルキンの元にクライスがやってくる。携えてきたのは先日の弾丸と、その
出所の調査結果。やはり結果はガリア軍で開発中の新型狙撃銃の弾丸。
そしてその銃を事件前夜に借出した者がいる、という記録。記録にある名は
ファルディオ・ランツァート少尉。驚くウェルキンの前に並べられる情報は
しかし全てがファルディオへの疑惑を裏付けるものばかり。

信じたくない思いでファルディオの部屋を訪ねるウェルキン。留守の部屋内で
ウェルキンが見たのは、所狭しと並ぶヴァルキュリア人関連の文献・研究書。
そして机の上にあるメモ。
アリシアをヴァルキュリア人と断じたファルディオが、彼女を覚醒させるための
計画の概要をまとめ、それを実行した事を告白するものだった。
ヴァルキュリア人としての力に覚醒するには、命に関わる傷を負うことが条件。
親友の恋人を撃ったことを後悔した。しかし、今はこれでよかったと思っている。
そう、メモは締めくくられていた。

ファルディオはバーロットに呼び出されて行った、と聞いたウェルキン。
中隊長室に入るなり当人に疑惑をぶつける。言い訳もなく認めるファルディオ。
そんな彼をウェルキンは殴り胸倉を掴む。何故アリシアを撃った、という問いに
ガリアのためだ、と答えるファルディオ。アリシアの力が無ければ勝てなかった。
今だけの事じゃない。二つの強国の狭間にあるガリアが生き残っていくには
ヴァルキュリアの力が、切り札が必要だ。 ウェルキンはその言葉を否定する。
強い力を持っても戦争は終らない。相手がそれ以上の力を持とうとするだけだ!

二人の争いをバーロットが止める。きっとどちらの言う事も間違いで、どちらの
言う事も正しい。だが、いかなる理由があろうと仲間を撃った罪は許されない。
軍規に基づきファルディオは逮捕監禁。
ウェルキンには私闘を行った罪で独房24時間収監が言い渡される。

 余談:メモに遺跡の “螺旋” の奥の壁に書かれていた内容も記されている。
  「ダルクスの災厄」の真実。実は災厄を振りまいたのはヴァルキュリア人で
  この地の先住民だったダルクス人を焼き払い、平定した後にその責任を
  敗者であるダルクス人に転嫁した。以来、ダルクス人は呪われた民となり
  ヴァルキュリア人は救世主となった─というもの。
  他民族には偽の歴史を、ヴァルキュリア人だけに真実の歴史を伝えるため
  バリアスの遺跡が作られたものと思われる。

84:戦場のヴァルキュリア
09/02/12 22:03:28 nwb90YY40
今回ここまで。
断章は他にもあって、中には戦闘が起きるものもあり。
小隊の休暇風景だったり、ラルゴが野菜のために戦車を破壊する話だったり
バーロットが前大戦での因縁の相手に復讐をはたそうとする話だったり
ダルクス狩りの帝国軍を倒す作戦をロージーが進んで受ける話だったり
あとはまぁ、アリシアとウェルキンが仲良くしてる話だったりと色々。

85:80
09/02/12 22:06:40 wxa+pq9w0
UFOもうwikiにあったんですね、失礼しました
戦場のヴァルキュリアの方乙です。割り込んですみませんでした…

86:ゲーム好き名無しさん
09/02/12 22:15:32 nwb90YY40
いや、こっちこそもうちょっと間を置いて確認すればよかったw

87:ゲーム好き名無しさん
09/02/14 08:13:25 GMNM86TZ0
連続でしかも朝っぱらから戦ヴァル投下。
今回分で終るかと思ったら終らなかった。


88:戦場のヴァルキュリア
09/02/14 08:14:22 GMNM86TZ0
 【十五章:ギルランダイオ要塞戦】
国境のギルランダイオ要塞が、ガリアにおける帝国最後の拠点となった。
要塞へ通じる輸送線路に、爆薬を載せた車両を走らせて要塞正門を爆破する、
そのために線路のポイントを切り替えろという命令が義勇軍に下る。

帝国側。どうか今一度機会を、殿下の為に戦わせて下さいと言うセルベリアに
マクシミリアンは告げる。この地に集ったガリア軍の主力を、ヴァルキュリアの
“最期の炎” をもって殲滅せよ。愕然とするセルベリア。
ランドグリーズから使者が来ている、と言うイェーガーに、待たせておけと言い
一度本国に戻る、と言うマクシミリアン。膝をつくセルベリアに振り向かぬまま
マクシミリアンは去る。彼女を一瞥し、すまん、と呟いてイェーガーも出て行く。

探しに来たウェルキンを前に無理に明るく振舞うアリシア。コナユキソウの花を
ウェルキンの胸元に挿し「いい感じだよ」と笑うが、不意に俯いて縋り付く。
ファルディオの事を聞いた、陣中を歩いていると皆が自分を拝む、と言う。
どうしたらいいのか、これからどうやって生きていけばいいのか分からない、と。
だがウェルキンが答える前に、無理な笑顔を作って逃げるように去ってしまう。

作戦開始。全てのポイントを切り替え、爆弾列車を要塞に導く事に成功すると
城壁上にセルベリアが現れる。ヴァルキュリアとして敗北した上は、人として
戦いを挑むと言うセルベリア。なんとか撃破する小隊。
ヴァルキュリアである事にどうして耐えられるのですか? と尋ねるアリシア。
愛する人がいるからだ、とセルベリアは答える。そこにダモン将軍が現れる。
セルベリアは捕虜となった部下には手を掛けないで欲しい、そしてできれば
彼らの護送を義勇軍に頼みたい、とダモンに願い出る。了承するダモン。
連行の直前、セルベリアはアリシアに言う。私は自分の人生に答えを出した。
もう会うことも無いだろうが、お前がどういう答えを出すのか興味がある、と。

司令官の椅子にご満悦なダモン。その前に捕らえられていたセルベリアが
突如戒めを引き千切る。驚いたダモンは即座に兵士に射殺を命じた。
そして、ヴァルキュリア人が死ぬ瞬間に発動される、最期の炎が要塞を包む。
 「マクシミリアン様……どうか、栄光をその手に!」
ガリア軍主力の全てを巻き込んで、ギルランダイオ要塞は吹き飛んだ。
捕虜護送のため要塞を離れていた義勇軍中隊の中、アリシアは呆然とする。
これがセルベリアの出した答えなのか。更ににそこへ緊急入電。正体不明の
巨大兵器がクローデンの森を突破して、首都ランドグリーズへと向かっている。

89:戦場のヴァルキュリア
09/02/14 08:15:33 GMNM86TZ0
 【十六章:「乙女の盾」作戦】
森を破壊しながら首都ランドグリーズへ進む巨体。既に戦車ですらないそれは
帝国軍の陸上戦艦・マーモット。その艦橋でギルランダイオ要塞とガリア軍の
主力部隊消滅の報告を受けるマクシミリアン。表情には何の感動も無い。

義勇軍は首都防衛大隊と共同でマーモットを枯れ谷へと誘い込み、地雷原に
誘導した上で首都防衛大隊の火力をぶつける作戦に出る。
考え込むウェルキンに物言いたげなアリシア。だが結局彼女は何も言わない。

首都ランドグリーズ。報告を受けたコーデリア姫は自ら出陣する意思を固める。
だがそれを阻む者がいた。宰相ボルグ。姫の身を「大事な取引材料」と評する
ボルグをコーデリアは睨み付ける。この国を帝国に売り渡すつもりか、と。
ボルグは、ガリアは新たな国に生まれ変わると言う。それも己が統治の下で。

一方の義勇軍側。爆薬で崖崩れを起こし、マーモットの進路を誘導する事には
成功するものの、ガリア軍全火力を以ってしてもマーモットには歯が立たない。
そんな中、崩壊する戦線を悠然と突っ切るマーモットの前にアリシアが立った。
思わずエーデルワイス号を飛び出し、彼女の下へ走るウェルキン。
再びヴァルキュリアの色と光を纏ったアリシアは、マーモットの砲撃を掻い潜り
右手の石槍を投擲。槍はマーモットの装甲を易々と貫き爆発を引き起こす。
 「私は、ヴァルキュリア……もう、皆と一緒にはいられない……」
炎のように膨れ上がる青い光を纏ってアリシアは歩み続ける。

彼女の姿に不吉な物を覚えるマクシミリアン。マーモットは全速で離脱を図る。
マーモットが回頭していくのを前に、一度は砲撃で吹き飛ばされたウェルキンが
ようやくアリシアに追いつく。私が死ねば沢山の人が助かる、と言うアリシアに
そんな力で勝ったって本当の勝利じゃない、と叫ぶウェルキン。自分達の力で
掴み取らなければダメだと。でも、私は貴方たちとは違うと言うアリシア。確かに
君は僕達とは違う力を持っている。でもアリシアはアリシアだと言うウェルキン。
そして彼は言う。僕は君を愛している、と。
ギルランダイオ要塞に向かう前に、アリシアが挿してくれたコナユキソウの花を
胸元から抜き、茎で輪を作ってアリシアの左手を取り、薬指に通す。
 「戦いが終ったら、一緒に暮らそう。僕はずっと……君と一緒にいたい」

二人の口付けと共にヴァルキュリアの青い光は緑光となって弾け、消えた。
小隊員に冷やかされつつも暖かく迎えられる二人。
全員が揃った第7小隊はマーモットを追撃し、首都ランドグリーズへ向かう。

90:戦場のヴァルキュリア
09/02/14 08:17:03 GMNM86TZ0
 【十七章:ヴァーゼル橋突破戦】
首都を目指す義勇軍中隊はヴァーゼル市街に到達。以前西から東へと進軍し
奪還したヴァーゼル橋を今度は逆に渡る事になる。街には帝国軍の戦車隊と
彼らを率いるラディ・イェーガー当人が駆る新型戦車・ケーニヒヴォルフ。
その強固な装甲を何とか破壊し、何とかイェーガーを撃破する小隊。

義勇軍勝利で戦いの終ったヴァーゼル市街地。大破したケーニヒヴォルフを
見上げながら撤退完了の報告を聞くイェーガーは、報告に来たその兵士にも
ランドグリーズへ脱出しろと言う。そして、自身はもう帝国には戻らないとも。
自分はマクシミリアンの力に、故国の独立と復興を賭けた。軍事力こそが
国を護るための力だと思っていた。だが本当に必要だったのは故郷や仲間を
思う心なのではないか。イェーガーは兵士にマクシミリアンへの伝言を託す。
 「真に強きものは弾丸に非ず。マーモットと聖槍を過信するなかれ」
見送る兵士の敬礼を背に受け、イェーガーは黒煙の中に姿を消す。

ヴァーゼル橋を渡り、やっとランドグリーズへ進撃が可能になった義勇軍に
とうとうマーモットが首都に到達、城門を破り城に突入したと知らせが入る。
(本当に街の大通りを驀進して城の前部に艦首を突っ込むという暴虐っぷり)

 余談:人物総覧ではイェーガーはこれ以降消息不明、となっている。
  マクシミリアンに伝言が伝わったか否かは不明。たぶん伝わってないぽ。
  まぁ伝わってても何も変わらなかった気もするが。

91:戦場のヴァルキュリア
09/02/14 08:19:19 GMNM86TZ0
3将が全員退場して今回ここまで。
次回で終ります。

92:流行り神 退魔師・犬童蘭子編
09/02/14 13:30:56 KHZiYnGO0
未解決一覧から「流行り神 退魔師・犬童蘭子編」投下します
…といっても犬童蘭子編が番外編の為、本編をやってないと理解しづらいかもしれません。
wikiには第零話「チェーンメール」の解説がありますが、時間的には犬童編はチェーンメールより前の話になっています。


93:流行り神 退魔師・犬童蘭子編
09/02/14 13:31:59 KHZiYnGO0
犬童蘭子編は、同ゲームの本編第1話「コックリさん」のオカルトルートを犬童の視点から描いたもの。
この事件で本編の主人公である刑事・風海純也とその相棒・小暮宗介は初めてオカルト的存在に触れる事になる。


本編ではギャンブル好きで全く仕事をしないグータラ上司として描かれている蘭子だが、その正体は魔を憎み滅する事に命を懸ける「退魔師」。
彼女はある組織に属し、魔を滅する為に風海達には隠れて活動している。
ある日蘭子は志を同じくする男(霧崎水明の父・霧崎道明と思われる)に、都内の高校の敷地内にある「殺生石」の怨念を封じるよう依頼される。
殺生石とは、平たく言えば怨念の篭った石の事。しかし高校にあるような殺生石の欠片ならその力は微力であり、封じる必要まではない。
首を傾げる蘭子に、男はその高校で2日前に女子生徒の自殺があった事と、その原因が恐らく殺生石にある事を告げる。

94:流行り神 退魔師・犬童蘭子編
09/02/14 13:33:27 KHZiYnGO0
さっそく件の高校に向かい、調査を開始する蘭子。
同様に女子生徒の自殺について調べる風海や小暮とニアミスしながらも、殺生石に力を与えているのは、とある女子生徒の抱いている強い恋心と、恋敵に対する激しい憎しみだという事を突き止める。
しかしいくら触媒となっていても女子生徒自体をとっちめるわけにも行かない。
そこで蘭子は殺生石のある敷地内の森へ向かい、経文を殺生石に捧げる事でその暴走を止めようとする。
だが蘭子の予想以上に女子生徒の想いは強く、彼女が激昂した際に経文は破れ、落雷により殺生石に封じられていた怨念が復活してしまう。
仕方なく蘭子は殺生石に封じられていた怨念「九尾の狐(の破片)」と対峙する事に。
苦戦しながらも蘭子は九尾の狐を追い込み、瀕死の状態に持ち込む。
しかし九尾の狐は殺生石の様子を伺いに来た風海達の気配を察し、これ以上攻撃を加えたら断末魔の苦しみを奴らにも分ける(要するにメガンテして風海達も殺す)と蘭子を脅
した為、仕方なく蘭子は一旦退く事に。

95:流行り神 退魔師・犬童蘭子編
09/02/14 13:35:12 KHZiYnGO0
そして翌日。蘭子は自分に退魔師となる術を教えた住職の下に行き、新たな退魔具を持って再び九尾の狐に挑む。
九尾の狐は触媒たる女子生徒が負の感情に流されつつある為か、刻一刻と力を増している。
対する蘭子は昨日の傷を癒えておらず、その結果徐々に追い詰められていく。
九尾の狐はそんな蘭子を嘲笑い、また自分達の近くで想いを叫び、感情を爆発させている触媒とその恋敵の言い争い(本編の1シーン)を見せつけ、人間の憎しみは美味だと哄笑する。(結界が張ってある為、向こうから蘭子達は見えない)
蘭子にはもはや反論する力さえも残っていない。
もはやここまでか、とあきらめかけた時、突然九尾の狐が苦しみ出した。
何が起きたのかわからずに周りを見回すと、先ほどの言い争いの末、恋敵が鋭い枝で触媒となっていた女子生徒の腹部を刺しているのが見えた。
これほどのチャンスはない。蘭子は最後の力を振り絞り九尾の狐に一撃を加え、これを打ち破る事に成功する。

数日後、編纂室には「コックリさん」事件の功績を認められ、「組織」によって異動させられた風海と小暮がやってくる。
いくら人手不足でも、こんなひよっ子送ってこられても困る…などと口では毒づく蘭子だが、内心では風海達に期待していると告げるのだった。


96:流行り神 退魔師・犬童蘭子編
09/02/14 13:41:55 KHZiYnGO0
すみません、書き忘れていましたが以上で終わりです。

97:ゲーム好き名無しさん
09/02/14 16:30:37 johtsdfTO
色々乙。

未解決にあったんで、
DSのsimpleシリーズ「THE爆弾処理班」を投下します。
再プレイしながら書くのでちょっと間が空くかも。

主人公は無職。そしてオッサン。

98:ゲーム好き名無しさん
09/02/14 21:31:24 1maNR8CPO
>>97
依頼した者です。
ありがとうございます。期待してます。

99:スパロボZセツコ編7  ◆l1l6Ur354A
09/02/15 19:35:15 GDTF6xZ50
いろいろ意見乙。
とりあえずマイペースってことでおk?
実際書いてみたら結構忘れてるので、確認しながらやってるので、スローースペースになるけど勘弁してほしい。

セツコ編7話
前回の戦闘後、サンドマンのサンジェルマン城に招待されるセツコ達。
そこでグラヴィオンのパイロット達と面通し、そしてサンドマンの助力を約束される。
その夜、勝平は城を抜け出そうとする。勝平の父源五郎(ザンボット3)が遠洋漁業から帰ってくるので、それの迎えに行くためであった。
それはグラヴィオンのパイロットの一人である城瑠菜(グスク・ルナ/グラヴィオン)に見つかって静止されえるものの、
同じく父親にトラウマを持つ瑠奈は、事情を知と、むしろ勝平を手引きする。

神源五郎の故郷に帰ってきた。壇闘志也(ダン・トシヤ/ゴッドシグマ)という客人を乗せて。
闘志也は木星の衛星イオの移民計画に携わり、その開拓チームの一人。父親のツテでトリニティシティという海上都市に呼ばれて来たのだった。
正義感溢れる闘志也と男気溢れる源五郎は意気投合。源五郎に「息子に木星での出来事を話してほしい」と頼まれたりする。
トリニティシティは、トリニティエネルギーの研究を行う風見博士(ゴッドシグマ)が拠点を置いており、闘志也はトリニティエネルギーを兵器に利用したロボットのパイロットに呼ばれたのだ。
海上都市であるが諸事情により陸地(場所は勝平たちの町の近く)まで移動しており、その為に闘志也は源五郎の船に同乗させてもらいトリニティシティを訪ねてきたのだった。

そんな二人を出迎えたのは人々の、しかも神一家と同じ町に住んでいた住民の冷たい視線と言葉だった。
ガイゾックが攻めてきて、それを勝平がザンボエースで迎撃した戦闘。住民たちはそれを神一家が元凶だと捕らえていた。
フクロにされる源五郎と、それを止めようとした闘志也は一緒に拘束され、勝平たちがまた来た時のために人質にされてしまう。
そこに勝平がやって来て、その現場を目撃してしまう。
勝平は怒りに任せてザンボエースで、源五郎の仕返しをしようとする。
しかし人質を無事に(ryな展開で、手が出せない勝平。そこに源五郎たちを救い出したのが勝平のいとこ、同じく神一家の神江宇宙太(カミエ・ウチュウタ/ザンボ3)と神北恵子(ザンボ3)だった。

そこにまたしてもガイゾックのロボットが現れ、町を攻撃し始める。
しかし勝平は、神一家を迫害する人々のために戦うのはイヤだと、その場を離れてしまう。
それに立ち上がるのは闘志也だった。闘志也はトリニティシティにたどり着き、そこで開発されていた空雷王というロボットに搭乗。迎撃に出る。
第一陣を凌ぐ闘志也だが、第二陣が現れる。しかし第二陣には、ガイゾックだけではなく、ベガ兵の姿が見えた。異星人同士地球侵略に向けて手を組んだのだ。
やがて源五郎に説得された勝平が戻ってくる。
渋る勝平に、源五郎の「お前は自分から卑怯者になるのか!?」闘志也の「ここで戦わなかったら、一生後悔することになる!」という言葉が重くのしかかる。
やっと戦う決心をする勝平、そして宇宙太が乗るザンブル、恵子が乗るザンベースと合体、ザンボット3となり、迎撃に出る。
そこにセツコ達が駆けつけ、異星人連合を打倒する。
しかし勝平はいっそう強い迫害を受けることになり、友達からも冷たい視線を向けられる。神一家は町から追い出されてしまうのだった。
そこにサンドマンが現る。「諸君にはこれから宇宙に上がってもらう」

長くなったので二分割

100:スパロボZランド編7  ◆l1l6Ur354A
09/02/15 19:35:44 GDTF6xZ50
ランド編7話
前回フロスト兄弟の横槍により戦闘になったが、ムーンレィスとの交渉を担当するグエン卿(∀ガンダム)により、なんとか会談の場を設けることに成功する。
一方ランドたちは、ロランの紹介で鉱山での発掘作業を手伝っていた。
∀が地中から発掘されたことで、他の機械人形もあるはずと、本格的な発掘が始まっていた。
しかしゲインをはじめとする肉体労働というか知的労働組は、同じくロランのツテでグエン卿に面会。当座の足元を固めるために雇用関係を結ぶ。
そしてガロードは、街中でエニル・エル(ガンダムX)と再会する。エニルは過去にガロードにフられた事で、ガロードに執念を燃やす女。エニルからフリーデンに関する情報を与えられる。
ガロードの大事な少女ティファ・アディール(ガンダムX)がフロスト兄弟に捕まり、そしてフロスト兄弟はこの町にいる、と。

ムーンレィスとの会談がはじまる。会談には(グエンの趣味で)女装をさせられたロランが出席していた。
ムーンレィスからは月の女王ディアナ・ソレル(∀ガンダム)は現れなかったものの、軍部のフィル少佐(∀ガンダム)や親衛隊のハリー中尉(∀ガンダム)が出席する。
一方、ティファが軟禁されているとわかったガロードは、会談会場に潜入していた。
折を見て電気を落とし、その隙にティファを連れ出すことに成功する。途中エニルに邪魔されるも、ゲインの協力でなんとかなる。
ガロードのおかげで混乱する会談会場、念のためローラことロランは∀に乗り込む。

フロスト兄弟はゲテモノガンダムとあだ名される機体で出撃、逃げるガロードを攻撃しようとした。
それを阻止したのはロランの∀。しかしフロスト兄弟はさらに手勢を率いて攻撃を仕掛けてくる。
グエン卿はそれを見て、ロランに迎撃を指示。先の先遣隊の事件は中央政府からの不当な干渉である、と示そうとした。
ランドたちも合流し、さらに新たに発掘されたカプルに乗ったソシエ(∀ガンダム)も合流、迎撃を始める。
ムーンレィス側も軍を出し、攻撃を始める。しかし攻撃対象にはロランたちも含まれていた。
ロランたち、ムーンレィス、新連邦の三つ巴完成である。

激化する戦闘、ロランは限界だった。
ロランはムーンレィスである。月の地球への回帰に先駆けて、その実験として2年前月から地球にやって来て、以来地球で生活してきたのだ。
ロランは地球の人々とムーンレィスが戦う事に我慢ならなかった。
そして戦場の真ん中で、自分はムーンレィスであることを告白する。
「僕は月の人と戦います。けれど地球の人とも戦います。人の命を大切にしないひととは誰とだって戦います」
原作屈指の名シーンである(やや早いが)。
そこにディアナ・ソレがソレイユに乗って現れる。その少年の言葉は、ディアナ・ソレルの意思そのものであると、鶴の一声で戦闘を収めるのだった。

続く

101:THE爆弾処理班
09/02/15 20:04:07 SXaWPgGmO
まずはキャラ紹介から。

バート:主人公。日本人で、「バート」はあだ名だったらしい。
南米の鉱山で爆破技師をしていたが冒頭で見事クビに。
お金とアルコールが大好きなオッサン。
アポロ:BB(ボムバスター)のオペレーターでナンバーはA13。
へそ丸出しのキツイねーちゃん。
ディーノ:トムキャットお約束の喋る動物パートナー。
BBでのナンバーはD3。ちなみに販売会社の名前もD3。
スイーツ(笑)好きの犬。
M:民間軍事会社BBの経営者。
冷徹かつナイスバディな謎の女ボスで、バート曰く
「しかしどう見てもあんた悪の組織の幹部だぜ、M。」
クリス:バートと一緒の飛行機に乗ることになる兄ちゃん。
南米でもスーツ。その正体は…
一話以降も脇役として度々出てくる。
ゴンザレス:輸送機の機長。口癖はアミーゴ。
実は…

102:THE爆弾処理班
09/02/15 20:49:01 SXaWPgGmO
第一話「コンドルの翼」
ある南米の鉱山でダイナマイト技師として働いていたバートはその日失業した。
飲んだくれだし、遅刻や欠勤の常習犯だし、上司も殴るし。そりゃクビになるぜ。
密林のド真ん中の鉱山で突然クビにされ、
途方に暮れつつもあちこちの会社にメールを出したバートに来たのは一通のメール。
差出人は「BBカンパニー」。どうやら一次審査は通過したらしい。
要約すると「二時審査の面接を係員がするから空港まで来い」と書いてあるようだ。
後日指定された場所に行くと、そこには古びた軍用貨物機と二人の人影があった。
二人に話しかけてみると、どうやらどちらも面接官ではないらしい。
やがて離陸の時間になっても面接官は結局こなかった。
機内で一眠りしていると、ラジオのニュースで目が覚める。
『爆発事故で作業員一名死亡』…元ダイナマイト技師としては気になる単語だ。
その時、機体の揺れが大きくなった。
機長に話を聞きに行くバートの耳に機長の通信の内容が聞こえる。
どうやら機長に内緒で機内に「青い目の娘」がのっているらしい。
「青い目の娘」…ブルーエメラルドの事だろう。
現在では枯渇した値段は完全に売り手市場の貴重な宝石だ。
嫌な予感を覚えたバートは脱出用のパラシュートを探すことにする。
貨物室に行く前に機長ともう一人の乗客、クリスを閉じ込めるバート。
パラシュートと宝石を見付けたら持ち逃げする気マンマンです。
鍵を解除し移動した先の貨物室では何かがすすり泣く声が…
どうやら声はダンボールの一つからするようだ。
明らかに人間が入るサイズではない。
開けてみると、中に入っていたのは犬だった。
喋って泣いている犬…犬サイボーグ、「強化ドッグ」だ。
「闇に売り払っても…5000Ct(1Ct=千円くらい。つまり500万円)にはなるかもな」
という冗談を真に受けて怯える犬に栗羊羹を与えて、大人しくさせる…はずがかえってワガママに。
と、その時箱の中に一緒に入っていたモバイルが鳴りだす。
通信相手は進捗状況を犬に聞き、進んでない事を知ると「このポンコツ犬!自爆スイッチを押すわよ!」と叱りつける。
仕方なく代わりに話すバート。
話を聞くとどうやらメールの会社の人間らしい。

103:THE爆弾処理班
09/02/15 21:37:54 SXaWPgGmO
「それで、面接官は誰なんだい?」
「面接官…B2は乗ってないわ。」
「なんだ、いいかげんな奴だな」
「言葉を慎んで!…B2は昨日、殉職したの。」
先程の爆発事故のニュースがそれらしい。
素直に謝るバート。
そこにMと呼ばれる女性が通信に出る。
「どうしようかしら。週給1000Ctならもっと若いのが…」
(月4000Ct…!?)
その値段に惹かれて就職を即決するバート。
「商談成立ね。それじゃB2。時限爆弾がその機体にあるから解除してちょうだい。」
さすがに抵抗するバートだが、脱出の難しさを理詰めで説明されて諦める。
「解除の仕方は運と度胸よ。それじゃあA13、あと宜しく。」
仕方なく犬…D3と協力して爆弾探しを始める事に。
ありあわせの道具を使って爆弾を解除すると、実はこの爆弾は会社の仕込み…偽爆弾だと告げられる。
試験だったらしい。
「今からあなたを新B2に指名します。私の命令は絶対よ。」
と言うMにバートが口答えすると、「D3を自爆させるわよ」との脅しが。
色々交渉し、なんとか話をつけ採用されるバート。
そこにクリスが現れる。
軍の嘱託のアイリス社の人間で、ブルーエメラルドのお目付役だったらしい。
内緒の試験のために酔わされ、閉じ込められてお怒りのクリスは
機長はクビ、バートは軍に引き渡す、と言い出す。
しかし、一本の電話で顔色を変える。
さっきの偽爆弾とは違う本物が機内に仕掛けられているらしい。
BBに仕事を依頼するクリスに「軍に引き渡すんじゃなかったのか?」と返すバート。
クリスは仕方なく前言撤回、ボーナスまでむしられる事に。
さあ爆弾を探そう、という時にA13が「まず私達の名前を決めよう」と言う。作業の効率化のためらしい。
以降A13→アポロ、B2→バート、D3→ディーノと呼ぶ事に。
爆弾探索中にブルーエメラルドを一個ちょろまかすバート。
羊羹に埋めてディーノに食べさせて盗むつもりらしい。
あっさり爆弾を見つけ、解除開始。
…えらく凝った仕掛けだったが見つけたパラシュートやディーノのレーザーを使いなんとか解除、生還する。


104:THE爆弾処理班
09/02/15 21:53:59 SXaWPgGmO
こうしてBBのメンバーになったバート。
爆弾解除のスリルに取り付かれたようだ。
「なあバート、あんたブルーエメラルド本当に隠してないか?」
「ああ、X線まで使って調べたじゃないか。」
「そうだよな…やっぱり工作員がちょろまかしたのかな?」
そこにディーノがお腹をマッサージしてお話してくれと現れる。
(ごめんな、ディーノ。宝石を隠す場所になってもらって)
数日後、ドスカラス号(輸送機)。
酔っているバートにお話をせがむディーノ。
「いいとも。長い話、短い話、面白い話、面白くない話…
面白いか面白くないか話してみるまでわからないシュレーディンガーの話…」
「そのシュレさんの話。」
「昔昔、シュレさんという人がいました。シュレさんは犬好きでした。
良い人のシュレさんは悪い人たちの組織に入れられて安くこき使われました。
太ったパイロットや意地悪通信員、氷の女ボスは特に悪い人です。
バートさんは一泡吹かせてやろうと犬に宝石を飲ませて盗み出そうとしました。」
「シュレさんじゃなくなってるよ…」
「しかし、犬はもう少しという所でうんこが我慢できなかったのです。」
「ごめんよぉ。」
「バートさんが親切心でうんこを始末しようとした時、女ボスが言いました。
『あなたがそんなことんそっせんしてやろうとするのはおかしい』

「『犬のうんこを調べなさい』…だったよね。」
「バートさんは宝石を買い取らされ、それから借金で困るようになったので…す…」

第一話 完

すまん、俺にコンパクトにまとめる才能は無いようだorz

105:ゲーム好き名無しさん
09/02/15 23:06:10 ssBtya6l0
州*´・ v ・)<gj

106:ゲーム好き名無しさん
09/02/15 23:45:01 22BytXjO0
戦ヴァル最後投下ー

107:戦場のヴァルキュリア
09/02/15 23:45:34 22BytXjO0
 【終章:最終決戦】
とうとう帝国の突入を許してしまったランドグリーズ城。コーデリア姫の前に
正装(たぶん)のマクシミリアンが現れる。宰相ボルグは姫の了承も得ずに
無条件降伏・帝国への従属等を申し出るが、マクシミリアンはガリアに
帝国の属国になれとは言わない、という。彼は自らがガリアの大公となり、
ランドグリーズ城に眠る “聖槍” を以って大陸に覇を称えんとしていた。
今も威光衰えぬヴァルキュリアの血統は我が妻に相応しい、とコーデリアに
婚姻を迫るマクシミリアン。その目前でコーデリアは冠物を脱ぎ捨てる。

頬に落ちたのは、セルベリアと同じ銀の髪……ではなく、イサラやザカと同じ
紺色の髪。ガリア公ランドグリーズ家は、ダルクス人の血統だったのだ。
コーデリアは語る。数千年前、北方からの侵略者・ヴァルキュリア人に対して
ダルクス人は抵抗した。だがその力の前に次第に追い詰められ、そして遂に
ある有力な豪族がヴァルキュリア人に寝返るに至り、ダルクス人は敗北した。
その “ダルクスを裏切った豪族” と言うのが即ち、ランドグリーズ家。
裏切りの褒章として、ヴァルキュリア人からガリアの統治を任されたのだ。
偽りをもって国を統治することに悩み、いつしか考える事も、意思を持つ事も
放棄するようになった。だがある将校と出会って、その過ちに気付かされた。
そう言って、コーデリアは短剣を抜く。だがやはりマクシミリアンは倒せない。

その頃、軍刑務所内のファルディオ。ランドグリーズ城に帝国戦艦が突っ込み
そのまま何やら工事をしているらしい、と聞いてすぐにその目的に思い当たる。
こんな所にいる場合ではないと仮病を使って脱獄する。

コーデリアに対し、婚姻証書への署名を強要するマクシミリアン。
そこへヴァーゼル防衛部隊の敗北と、義勇軍中隊進撃の知らせが入る。
そして首都に流れるラジオ放送。人々に希望を知らせるその声は従軍記者
エレットのもの。マクシミリアンはマーモットでの出撃を決意。相も変わらず
おべっかを述べる宰相ボルグを「信用できん」として、兵士に銃殺を命じる。

マーモットが動き出す。後退する動きに合わせ、城の前部にあった尖塔が
引き出される。崩れる塔の中から現れたのはヴァルキュリアの石槍。しかし
その大きさはセルベリアやアリシアが使った物とは比べ物にならない。
マーモットはその背に巨大な石槍を載せる。そのためのマーモットだった。
“聖槍” の巨大な光はマーモット正面に展開していた義勇軍第4・第5小隊を
消滅させ、大地を一直線に焼き、遥か彼方の山を砕く。
いち早く退避していた第7小隊は、コーデリア姫の援護を受けつつ側面から
機銃の雨を掻い潜ってマーモットに取り付き、何とか “聖槍” を破壊する。

108:戦場のヴァルキュリア
09/02/15 23:46:06 22BytXjO0
 【終章:最終決戦】 ……の続き
停止したマーモットの機関部を探して上部甲板に登る第7小隊の面々。
その前に立つマクシミリアン。携えるのは機械式のヴァルキュリアの槍と盾。
単身で現れた彼に、なぜここまでして戦う必要があるのかと問うアリシア。
マクシミリアンは答える。己の野望のため、そして帝国に復讐するためだ、と。
帝国皇帝の息子として生まれながらも、母の身分が低いために疎んじられ、
皇位継承を巡る争いによって謀殺されかけた。母を始め多くの人が死んだ。
その時に帝国と、その帝位を奪う事を誓ったのだと。
 「余の戦いは、まだ終ってはいない!」

撃破されても敗北を認めないマクシミリアン。人造とはいえヴァルキュリアの
力を持つ彼は、命を賭した “最期の炎” を以って全てを焦土と化そうとする。
だが、突然マーモットからのラグナイト供給が停止し、力は失われる。
動揺するマクシミリアンを背後から捕らえたのは、軍刑務所を脱獄した後に
マーモットに潜入し、ラグナイト供給を停止させた張本人・ファルディオだった。
ファルディオはそのままマクシミリアンを甲板前部の縦孔へと引き摺っていく。
仲間を撃った罪滅ぼしだと言い、ウェルキンとアリシアの二人に「幸せにな」
と言い残して、マクシミリアンもろともファルディオは縦孔へ身を投げた。

縦孔から膨大なラグナイト光が吹き上がる。爆発で生じた炎が小隊を分断。
ウェルキンとアリシアは甲板前部に取り残されてしまう。最後の命令として
炎の向こうの小隊員に脱出を命じるウェルキン。二人は何とかならないかと
艦橋部に登るが、それでも炎は迫り、飛び降りるにも大地は遠すぎる。

死を覚悟した二人に、突然空から声がかかった。
見上げた先には一機の飛行機。操縦するのは整備開発部員のリオン。
そして飛び来る機体に書かれているのは、今は亡きイサラの名。
間一髪で救出された二人に、リオンは言う。イサラがいなくなってしまった後
整備員だけでなく、小隊のみんなで少しずつ作り続けていたのだと。
皆に受け継がれ完成されたイサラの飛行機で、二人はガリアの大地に戻る。

109:戦場のヴァルキュリア
09/02/15 23:46:38 22BytXjO0
 【ED】
この戦いの後、ガリア公国と帝国との間で休戦協定が締結。
終戦と共に義勇軍・第7小隊も解散した。

退役して農業を始めたラルゴ。その彼と結婚したエレノア(=バーロット)
歌姫としてヨーロッパを巡りつつ、イサラの命日には必ず帰国するロージー。
持ち前の技術力を活かしてファウゼンに玩具工房を開いたザカ。
真実を公開しながらもその誠実さで支持を受け、ガリアを統治するコーデリア。
そして惜しまれつつも軍を退役し、ブルールに戻って教師となったウェルキン。
彼の妻としてパン屋を経営するアリシア。その足元にはハネブタのハンス。
アリシアの移動式のパン屋の中には、母を手伝う娘の姿が。

教え子と虫を捕りに行く約束をして帰ってきたウェルキンが娘に声をかける。
 「イサラ、いい子にしてたかい?」
エーデルワイス号を背景に、ファルディオやバーロット、もう一人のイサラと
第7小隊の面々が揃った写真が、パン屋のカウンターに飾られている。
                                         -END

110:ゲーム好き名無しさん
09/02/15 23:53:53 22BytXjO0
以上で戦場のヴァルキュリア終了
EDのラルゴとバーロットが何か唐突に見えるけど
この二人は前大戦の頃兵士として同じ部隊に所属してて
ゲーム内でもそこそこ仲が良い&進展してます
断章でしか語られてないから書く機会が無かったけど


次回作の要望とか出てるらしいですが
もし出るならフィラルド独立戦線でイェーガーにコキ使われる
小隊長がやりたい俺イェーガー大スキー

111:ゲーム好き名無しさん
09/02/16 09:09:03 iuQRDXUTO
戦場のヴァルキュリア乙です!

112:ゲーム好き名無しさん
09/02/16 19:26:16 MO4KyYnBO
ときメモ2、需要あるようなら書くけど…各キャラの大まかなストーリーを書けばおk?

113:ゲーム好き名無しさん
09/02/17 01:33:19 6PDsLmXz0
>>110
乙です
個人的にはイェーガーはいくらなんでも自分勝手すぎるだろとは思うがなw

114:ゲーム好き名無しさん
09/02/17 14:14:29 6ma8ITSI0
前スレの514、このスレの>>113までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

115:ゲーム好き名無しさん
09/02/18 11:44:35 WrhQ0aw10
戦場のヴァルキュリア乙

ダルクス人かわいそ

116:THE爆弾処理班
09/02/18 21:10:03 LJuvDQMSO
相変わらずダラダラいきます。スマンorz
後日談見れるのは本来は全クリ後にまとめてなんだけど、
分かりやすさ重視でできるだけ時系列にそって入れていきます。

一話後日談

「ねえねえバート、お話しておくれよぉ」
また機内でバートに話をせがむディーノ。
「うぃ…どんな話がいい? ヒック」
「今日も酔ってるね…」
「酔ってないぞ。何がいいんだ?
怖い話、愉快な話、こないだの話、昔の話」
「昔の話。バートの過去をしりたいなぁ」
「いいよ、嘘の話なら。
昔昔、バートという少年がいました。バートは犬が好きでした。
ある朝、お母さんが言いました。
『今日から魔法学校に入学ね。』」
「いきなり嘘でしょぉ」
「嘘ですが本当です。バートにとって高校での授業は正に魔法です。
ハンダづけの魔法…とても難しい。
カンジという魔法文字…覚えられません。
ONEをおね、QUEENをきゅえーんと読んだりそれは大変です。」
「どっかの工業専門学校かな」
「すっかり魔法学校でふてくされるバートに転機が訪れます。
バートの県では花火が盛んです。学校でもその授業がはじまりました。
するとどうでしょう、まるでウソのように知識が頭に入っていきます。
バートは勉強が面白くて仕方ありません。自分で色々調べたり…
読めなかったカンジもエイゴもいつのまにか覚えています!
ニキビが治って身長も10cm伸びて女の子にモテモテに!」
「それはウソだよね」
「しかし…好事…魔、多しと言います。
いい気になったバートが…理科室を…実験で…大変な事に………………」
「…寝たの?」
「ぐー…」

二話に続く。

117:THE爆弾処理班
09/02/18 21:44:30 LJuvDQMSO
新キャラ
ミカ:Mの直属。非破壊検査(音波とかX線とか)の専門家。
多分ロシア人?
ミャオ:同じくMの直属。変装して潜入や調査を行う。
多分中国系?

両方男。

第二話「堕ちた鳥」
どこかの海で釣りをしているバート。
そこにゴンザレスが現れる。休暇は終わりらしい。
急な仕事に「事前に連絡くらいよこせ」と文句を言うバートにMは言う。
「行き先は高級ホテル。スイートは一泊3000Ct(約300万円)よ。
予約していた釣り宿よりはサービスがいいんじゃないかしら」
「…多分俺には居心地悪いだけだぜ…」
仕事の内容は国際会議〈E7〉が開催されるホテルからの爆発物調査依頼。
「ホテルについたら屋上で『ミカ』と合流して。
BBナンバーはM5、通称ミカ。非破壊検査の担当よ。」
BBについて聞こうとするも、言うだけ言ってとっととアポロと代わるM。
仕方ないのでアポロに色々聞くことにする。
「あんた、どれくらいこの仕事やってる?」
「小娘に命預けたくないって?BBで12年やってますけど」
(トシいくつだ?)
「…子供の頃、師匠に拾われてね。師匠がBBだったから。」
「師匠?師匠はBBでは何を?」
「…死んだわ。さ、仕事の質問を。」
色々質問してみた所、結局犯人については何もわからないようだ。他には
・場所は北海道で、半ば陸の孤島。
・警備も徹底して厳重、ホテルにいるのは巡回員と従業員が数名ずつ。
・すでに公安が二週間かけてセンチ単位でホテルを走査。何も出ていない。
等が分かる。
空気を読まないディーノは
「カニ食いたいしウニも食べたい…ウニカニイクラ!
バートがおごってくれるの?」
とはしゃいでアポロから人前でしゃべらないように注意される。
「うへー、毎回こいつの世話をするのかよ」と笑顔で言うバートに「そんなこと言いながら嬉しそうじゃない」と突っ込むアポロ。
ついでにさらにいくつか質問すると、
・ミカはKGBの情報学校出身のけむくじゃらの大男
・BBが今は民間軍事会社であること
・D1、D2は殉職していて、Dナンバーを使い回さない理由は数を多く見せるため。
・逆にBナンバーは殉職者を少なく見せるために使い回す。
事が分かる。


118:THE爆弾処理班
09/02/18 22:16:07 LJuvDQMSO
高級ホテルについたバートに背が高いクールな美人が話しかけてくる。
現場を聞くが、「全員揃ってから来て下さい」とあしらわれる。
彼女は「草津 由」というらしい。
彼女の匂いを嗅いだディーノは「香水キツすぎない?」とバートに耳打ちする。
それを見て強化ドッグと看破する草津さん。
どんな機能が?と聞かれ、ディーノがX線装置やレーザーがついてるよ、と答える。
そんなディーノを置いてミカに会いに屋上に行くバート。
一方ディーノは(ん?このお姉さんかすかに男の香りが…)
と違和感を持つものの、ユーバリメロンの魔力の前に一瞬で忘れるのだった。
屋上にはミカはいない。悲しそうな目の子供がいるだけだ。
待てどもくらせども誰も来ない。
仕方なく子供に話しかけるバート。
「この霧…母さまとバルト海を渡った時を思い出すよ。」
「観光船か?」
「…亡命船だったんだ。その時は知らなかったけど。」
「そりゃ大変だったな…」
「母さまは怯えていた。霧の向こうの色んなモノに。
霧ならレーダーで見通せる。氷山や攻撃艇もね。
でも機雷は電波じゃ見えない。音波で見つけるしかないけど水面近くは見つけにくい…」
「………」
「電波、音波、X線…面白いよね。目的毎に使い分ける。
そして闇の中のモノが見えるんだ」
「…あんた、ミカって名前か?」
「あなたはバートだね。話を聞いてくれた、優しい人で良かったよ。」
普通はもっと早く気付くけどね、今は客は一人もいないんだから、と続けるミカ。
そこにアポロからの通信が入る。
事前に先入観を与えずに出会わさせるのがMの方針だったらしい。
三人揃ったので現場に向かう。現場は半年前に改装した客室らしい。
…が、ここであえて無駄に屋上に向かってみるひねくれ者の俺。
すると屋上に誰かいる…?鑑識?
モバイルも持ってないのに一人でブツブツ喋ってる変な娘っ子だ。
「カンタは?え?ワイン飲んでる?どこでワインを?
え?誰かのを勝手に飲んだ?
サノスケ、少しはあのバカバケ猫に注意してよ。」
し、し、し、識子さんだぁーー!?

※識子:江波識子。計三作出ているTHE鑑識官シリーズの主人公。
先祖の幽霊・サノスケとネコマタのカンタが相棒。
バートには霊感が無い為サノスケとの会話が独り言に見える。

119:THE爆弾処理班
09/02/18 22:59:12 LJuvDQMSO
気を取り直して改装した部屋。
一通り調べたがディーノの鼻にも(ppm級の爆発物マーカーの匂いを嗅ぎとれる)特に反応は無し。
そこでミカが調査を開始。
家具をどけるので手伝って壁紙をはがしてバートさん壁にマトリックスペーパーを貼るので手伝っ
「俺パシリかよ!」
「僕、背が低いから…ごめんなさい」

なんだかんだ言いつつ準備は完了、壁のコンクリートの検査に入る。
通常は30cmくらいまでしか出来ない検査も、ミカのロシア製なら60cmまで可能らしい。
調査結果を調べてみると、穿孔(コンクリに丸い穴をあけてるアレ)の一つが鉄骨に向けて掘られてるのみつける。
本来は鉄骨にむけてはやらないものらしい。
爆発物の可能性があるからミカは下がってバートに調べるように言うアポロ。
「まあ、穿孔って間違って掘ってしまって誤魔化してるのも多いって…」
「爆弾発見!鉄骨に偽装してやがる…」
処理に入ろうとするが手が届かない。
部屋をあさって手に入れた歯ブラシ、ピアノ線で長さを延長、解除に入る。
「トラップはなさそう」と言われた瞬間にトラップが発動したものの、難なく解除成功。
しかし、穿孔の蓋に何か書いてあるのが見つかる。
「あと二つ 地の底の恨みを知れ」
犯人からのメッセージのようだ。
翌日。
ミカの調査は続いたが、爆弾は出ていない。
持ち込まれる可能性を考え、草津さんに持ち込まれた物を聞いてみると楽器が一個だけあるらしい。
名匠の作のチェロ。値段は20万Ctは下らない…国宝級だ。
ここで再び無駄に屋上へ。目つきの悪いネコがふらふらしている。カンタ!カンタ!
現場でチェロにX線を当てようとするとアポロから通信が。
なんでも「レオン博士」から話があるらしい。
敵意を剥き出しにするディーノ。
博士が言うにはひねくれ者の犯人ならX線や電波に反応するトラップをしかけているかも、との事。
調査にはわしの開発したミニメカ内視鏡を使え、D3のバックパックにあるから、と言う博士に
「この博士、いつも変な装置を僕に着けるんだ」と言うディーノ。
死にかけた事もあるらしい。
果たして爆弾は…あった。解除開始。
更に凝った内容になっている。
解除したときには「運命」が鳴り響く凝りっぷり。
爆弾は残り一つ。

120:GTAリバティーシティストーリーズ
09/02/19 08:50:16 DVqdACD3O
トニー・シプリアーニは所属するマフィア「レオーネ・ファミリー」の為に大役を果たした後離れていたリバティーシティに帰ってきた。
しかしボスであるレオーネ・サルバトーレや幹部のヴィンチェンゾのトニーへの対応は彼にとって満足できるものではなかった。
しかしボスには逆らえず、当分はヴィンチェンゾの下で仕事をこなしていく事にする。
ヴィンチェンゾはトニーをあまりよく思っておらず、好き勝手にこき使い、更には自分の為に危険な事さえトニーにやらせた。
ヴィンチェンゾのせいで危うく逮捕されそうになったトニーは彼に嫌気がさし、彼の元から離れる。
ある日、セックスクラブを営むJDからシンダコのマフィアがレオーネのカジノを襲撃するつもりだと聞き、カジノ前で敵を待ち撃退する。
そして復讐の為に逆にこちらがシンダコのカジノ兼売春宿を爆破する。
レオーネとシンダコの関係が急激に悪化する中、JDのセックスクラブで特別プレイを堪能していたサルバトーレがシンダコにさらわれてしまう。
サルバトーレが車ごとスクラップにされる寸前、トニーは彼を救出。
怒ったサルバトーレは自ら部下を率いてシンダコに戦争を仕掛ける。
相手に大打撃を与える事が出来たが、レオーネ側もそれなりの被害を被る事となった。
サルバトーレの怒りが治まらない中、本国のシチリアンマフィアのマッシモ・トリーニが両者の仲介をしたいと申し出る。
ただでさえ本国の介入を快く思っていないサルバトーレは不信感を募らせる。
彼はシチリアンマフィアの本心を知る為に、トニーにマッシモの後をつけるよう指示する。
尾行した先々でトニーが聞いた内容は、マフィア同士を戦わせ弱った所でシチリアンマフィアが街の実権を握るというものだった。
その後ギャングのディアブロがヘップバーンハイツに大量発生する。
これになんとか勝つが、次はサルバトーレの倉庫へ金を取りにいくとトライアドが襲撃しにきた。
これも退けたが、街の情勢は更に悪化。
やはり以前ディアブロやトライアドをけしかけていたシチリアンマフィア共が裏で一枚かんでいるようだ。
サルバトーレは今までリバティーシティで築き上げてきた物がいとも簡単にぐらつき始めて苛々し始めていた。
更に市長が街の全ての罪、サルバトーレがやっていない事の責任までも彼に押し付けようとしている。


121:GTAリバティーシティストーリーズ
09/02/19 08:51:42 DVqdACD3O
実は市長はシンダコの思い通りに動くシンダコの犬だった。
トニーはサルバトーレの命令で公園をジョギング中の市長を襲撃し殺害。
この後トニーは様々な功績が認められ、正式にレオーネの一員になる。
市長亡き後、サルバトーレは自分の思い通りになる新市長を作る為、死体愛好家のドナルドラブを立候補させる事にする。
対立候補のオドノヴァンはマフィアの「フォレッリ・ファミリー」の息がかかっていた。
トニーは相手の選挙員を殺害し、選挙カーを破壊し、更には投票用紙をすり替えたりとドナルドを当選させる為に様々な悪事を働く。
フォレッリとの仲も次第に悪くなっていく。
しかし結局トニー達との関わりが有権者にばれ、ドナルドは落選しオドノヴァンが新市長となる。
そうこうしているとシンダコとフォレッリの仲が悪くなり、戦争を始め出した。
すぐに和解ムードになるが、和解されたら困るのでシンダコのボス、ポーリー・シンダコの車に細工をし、車を遠隔操作する事で和解の為の会合を無茶苦茶にする。


122:GTAリバティーシティストーリーズ
09/02/19 08:53:35 DVqdACD3O
しかしその後ポーリー・シンダコに手を回され、サルバトーレは警察に捕らえられてしまう。
トニーは弁護士の恰好をしてサルバトーレと面会。
サルバトーレはトニーに自分をこんな目に合わせたポーリー・シンダコ殺害を依頼する。
トニーはダムに行き逃げようとするポーリーをボートもろとも破壊。
サルバトーレが釈放される事になるがシチリアンマフィアが妨害してくる。
それらを退け、サルバトーレはやっと自分の屋敷に戻ってくる事ができた。
シンダコとフォレッリが弱り、事態を収拾できなくなったシチリアン側から和解を申し込まれるが、サルバトーレは拒否する。
サルバトーレとトニーは新市長になったオドノヴァンにサルバトーレにかけられた容疑を全て白紙にするよう求めに行く。
しかし市長は既にシチリアンマフィアに連れ去られており、ボートで追跡する事になる。
ヘリやボートで後ろからついてくる大量のシチリアン共をぶっ殺しまくる。
最後に小島に着きそこにいたマッシモ・トリーニと対峙する。
ヘリに乗り攻撃してくるマッシモをヘリごとぶっ壊して終了。
サルバトーレは市長を救った礼として、これからは自分の言う事をなんでも聞くよう市長オドノヴァンに強制する。
そしてサルバトーレはシチリアンマフィアの叔父と確約を結ぶ(多分不可侵条約みたいなもん)
トニーはサルバトーレに約束よりもかなり少ない報酬を渡されて不満を述べるが、
サルバトーレに「わしらの友情に値はつけられない。お前もまだまだ半人前だな。」と嗜められて終わり。


123:ゲーム好き名無しさん
09/02/19 08:59:53 aTkxPTiM0
幻想DS投下いきます

124:幻想水滸伝ティアクライス ◆l1l6Ur354A
09/02/19 09:01:10 aTkxPTiM0
アストラシア首都ファラモンに攻め込んだ主人公達。
玉座の間で待っていたのは、クロデギルドの妹フレデグンドでした。
彼女は、父親も母親も失い、姉も行方不明になってしまい、どうすることもできずに協会へ下ってしまい、
その心の弱さから、協会の教義を受け入れてしまったのでした。
祖国を見捨てたと、姉を恨んでいるフレデグンド。ならば一騎打ちだと決闘を申し込むクロデギルド。
王国の宝であるディバインエッジを手に姉に勝つと意気込むフレデグンド。
その二人が剣を交えた時、剣は二つに別れ、その剣から書の記憶が流れ込んでくる。
そして、妹との一騎打ちに勝ったクロデギルドは、妹に守れないですまないと謝り、フレデグンドも協会の教えから目を覚まし、仲間に。
一時は裏切ったフレデグンドを許さない国民もいましたが、多くの国民は姉妹がそろって国を治めることに賛成し、無事ファラモンを解放したのでした。

その後、協会の連中が奪還しにきそうだったので、一時的に本拠地をファラモンにし、皆でお引越し。
色々バタバタしていたら、ファラモン城に敵が侵入。
敵の目的は書でした。司書らと戦う主人公とリウ、クロデギルドでしたが、司書ディアドラのどこでもトビラを開くという力によって、
主人公の持っていた書と、クロデギルドの剣以外の書すべて奪われ、主人公らもどこか異空間へ吹っ飛ばされるのでした。
飛ばされた先は百万世界の狭間で、アトリや異世界のマリカらが戦ってる姿を見ることができました。
暫らくさまよっているうちに、何者かの声に導かれてたどり着いた先は見知らぬ樹海の集落。
リウはなぜかそこを知っている様子。そうこうしてるうちにリウの昔馴染みのルオ・タウが現れ、村長の下へ行くことに。
そこの村長が、回廊の狭間をさまよっていた主人公らを助け、リウもここスクライブの村出身だと明かされます。
スクライブは人間嫌いで、書に関して重要な秘密を知っている種族の為、結界を張って外の世界と隔絶して過ごしていたのだが、リウはそんな暮らしが嫌だし、書の秘密を教えられる12歳になると、刺青を彫られるのだが、
それがが嫌で、書のことを聞かずに出奔してしまっていたのでした。
リウは最初、書を見て、これが何なのか薄々わかってはいたものの、詳しい事を聞いてなく、よく知らない事がかっこ悪くて恥ずかしいと、いままで出生のことを隠していたとの事。


125:幻想水滸伝ティアクライス ◆l1l6Ur354A
09/02/19 09:02:42 aTkxPTiM0
スクライブの長は、主人公らに書について話します。
いわく、この世界にも書はあり、それを真正なる一書と呼び、それにはこの世界におこる自然災害が書かれていると。世界の融合も書に書かれていると。
そこへ司書ディアドラが襲来、彼女は狭間から主人公らを救った村長の力の大きな力の波動から、居場所を探り当て、スクライブの書を狙ってきたのでした。
彼女曰く、世界の融合が起こる時、新たに出現する世界があった場所が消えてしまう。村や街があれば人も消えてしまう。それを事前に防ぐために書が必要だ、と言う。
新たに現れた世界にある、書を使えば、融合の場所を自由に変えられるらしい。
確かにそれは事実だけど、その一方で災害を侵略に利用しているのも事実。そんな協会を信じることは出来ないと、ディアドラを迎え撃つ一行。
スクライブの書の力によって、ディアドラの力を封じ、なんとか撃退に成功する一行であったが、力の使いすぎで長が倒れてしまう。
長は次の長をリウに指名し、書(刺青)もリウに託し息を引き取る。
村を出奔したリウを新たな長とは認めないスクライブの人々をを置いて、認めてくれたルオ・タウと、リウの幼馴染のレン・リインを連れ、
リウはスクライブの力を主人公の為に使う為に、三人は樹海を抜け、城へと戻るのでした。

新たな書や仲間を連れ、無事戻ってきた三人を迎え入れる皆。ディアドラが城で開いたトビラと本拠地のトビラをつないだ為に、お引越しはしなくてもよくなる。
とりあえず、書を取り戻さないとということで、なぜか書の力を感じられるというルオ・タウの能力を使って書を探していたところ、
不思議なことに奪われた四つの書の気配が本拠地に向かっているという。
別々のルートで接近してくる為に、パーティを4つにわけそれぞれ向かううつ一行。
やってきたのは司書の面々でした。彼らは書を体に埋め込まれ、その力に耐え切れず魔物化してしまう。
それを倒すと体は朽ち、書だけが残される…そうして二つまで奪還。
次にやってきたのは司書ソフィア。彼女は手に書を持ち襲い掛かってきます。しかし、どうしてもダメージが入らず、ピンチの主人公らを助けたのはマナリルでした。
ソフィアの持っていた書は、帝国の物でかつてマナリルが読んでいた書。
読み手の力を使い、ソフィアに書の情報を流し込み、その圧倒的な情報量の前に気絶し撤退するソフィア。
一方、フューリーロアの面々の前に現れたのはディルク。彼も書を体に埋め込まれ魔物化するが、根性で書の力に打ち勝ち、
主人公たちの目を覚まさせると言い残して退却するのでした。

126:幻想水滸伝ティアクライス ◆l1l6Ur354A
09/02/19 09:03:59 aTkxPTiM0
奪われた四冊のうち、ディルクに埋め込まれた書以外の三冊を奪還することに成功。
そこへ、手を切った帝国から、協会を倒す為に共闘しようとの連絡があるが、その動きを協会が察知していないわけがない。
また、ラザ砦と同じことを狙っていると読んだ主人公らは、そのことを知らせに帝国へ向かうが、その途中で世界の融合が起き、帝国は砂漠の波に飲まれ滅亡してしまう。
砂漠の中から帝都を見つけ出すも、人もおらず壊滅状態。
そう、協会は奪った書を使い、世界の融合を帝国の滅亡に利用したのである。
今までは人のいない場所を選んでいたのに、とうとう反対勢力を消してしまった。そのことに怒りを覚える主人公。

帝国の最南端にあったサルサビルはなんとか残っていたが、星の印を宿さない人たちは、当然のように記憶が摩り替わっており、「ジャナム帝国」など無かったことになってしまう。
サルサビル帝国となり、シャムスが皇帝の地位に就いていた。
何も覚えていないシャムスに何も言えない主人公ら。サルサビルに一泊することに。
その夜、主人公らの下へシャムスが尋ねてくる。
実はシャムスは記憶を失ってなく、108星の一人だったのだ。
帝国が滅んだ日、偶々サルサビルにいたシャムスにリズランの亡霊?が現れ、彼にマナリルが読んでいた書を託し消えていった。
その結果、記憶が戻ったのである。両親や帝国のたくさんの民が消えてしまったことを一人、胸にひめて、国王として振舞っていたシャムス。
彼を仲間にし、新たに現れた世界の書を探すことにする一行。
その前に現れたのは司書ディアドラ。彼女がもつ書を囮におびき出し、もう一冊の書から遠ざけていたのだった。
彼女の退路を断つことに成功した主人公。彼女は色々知ってるはずだと、本拠地まで連れ帰ります。
最初は何も語らない彼女だったが、帝国出身の医者や看護師が自分を看病してくれていることを知り、そして今回、何のためらいもなく帝国を滅亡においやった
協会の盟主ベルフレイドに不信感を持ちはじめていた為、書について語る決心をしてくれる。

127:幻想水滸伝ティアクライス ◆l1l6Ur354A
09/02/19 09:05:20 aTkxPTiM0
彼女曰く、この世界に融合されてきている土地は、すべて「一なる王」との戦いに負け、終焉を迎えた世界である事。
彼女自身もかつて彼女の世界で「星を宿す者」であり、仲間たちとともに、「一なる王」と戦い、彼女以外はすべて命を落としてしまい、世界は終わりを迎えた事。
そしてこの世界に書(ディアドラの杖)と共に飛ばされてきたらしい。
そんな彼女がなぜ協会に協力してたのかというと、星を宿す者たちが、どんなに抗っても、結局「書」に書いてあるままに終焉を迎えてしまうのならば、
戦いは無意味。だから、その戦いをやめさせようとしていた…との事。
そんな彼女に主人公は、「その書には、戦った108星の気持ちが残ってる。それを無駄と言ってしまっていいのか。」と語る。

時を同じくして、アトリがまたやってくる。
アトリの世界でもディアドラが話してくれたようなことがわかってきたらしい。
そして「一なる王」は強大な力をもっていて、倒すのは困難だということもわかってきた。
そしてアトリの世界では、星を宿す者たちが命を投げ出せば、「一なる王」と刺し違える事が出来るのでは?との話になっているらしい。
最初から刺し違える気マンマンなアトリにも、最初から終焉を迎えることを受け入れていたディアドラに対しても主人公は
「やってみなけりゃ、わからねえ!」
アトリもそれを聞いて、刺し違えることを思いなおし、ディアドラももう一度「一なる王」と戦う決意をし、仲間に。
そして、ディアドラの、「一度訪れたところに自由にトビラを開く」力を利用し、協会の本部しるべの塔に潜入することに。

128:ゲーム好き名無しさん
09/02/19 09:15:21 aTkxPTiM0
今回はここまでです。
ようやく終盤かな。世界の謎もわかりかけといった所でしょうか。

今作の天暗星はこのルオ・タウなんですが、運が高いんで、なんかチョト変な感じ。
原作基準になってるらしいんですけど(原作水滸伝読んだことない)


129:ゲーム好き名無しさん
09/02/19 20:01:04 XbcpummyO
乙。一つだけ。

>命を投げ出せば

「星(宿星)の命を一つに束ねてぶつければ」
で。
やることは同じなんだが、この表現は物語の根幹に関わる非常に重要なファクターなんで見過ごせんかった。
横からスマソ。

130:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 01:22:21 LXkeEnYV0
FEAR2やった人いますか?よければストーリーを教えて欲しいのですが・・・・自分は怖くて出来なくて

131:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 05:03:24 ClrWHC9y0
>1
> リクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。


132:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 16:31:44 MJhZ5WGq0
バレットウィッチ予約します

133:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 17:15:29 +N/Mgpyl0
前スレの522、このスレの>>132までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

134:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 23:00:13 fXlclTXF0
Wiki収録乙です。

よく見たら俺改めて予約すんの忘れてたっぽいんだけど
MGS2スネークテイルズ行きます。
いささか勝手ですがダブり覚悟で最初から。

135:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES)
09/02/20 23:00:56 fXlclTXF0
舞台・登場人物等はMGS2(一部MGS)参照。
ただスネークテイルズのほとんどはMGS2本編と同時には成立しません。
テキトーなパラレルくらいに思っとくのが吉だと思います。
あと途中でストーリー分岐します(一つだけ分岐ないのもあるけど)
分岐の個所は文頭に → で表記。多分最多で4パターン。
一応全て網羅したと思う……けど、もしかしたらどっか抜けてるかも。
各タイトルの頭文字を並べるとABCDEになるのは小ネタと言うか
むしろ小ネタにもならないほど一目瞭然。

136:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A)
09/02/20 23:02:23 fXlclTXF0
 【A Wrongdoing】
海洋除染施設『ビッグ・シェル』がテロリストに占拠された。
彼らは視察に訪れていた大統領と施設の職員を人質に、政府に対して
現金30億ドル他様々な要求を突きつけている。
スネークの任務は大統領含む人質の救出と、テロリストの武装解除。
キャンベルは「内部協力者と共に事態の収拾に当たってくれ」と言う。
シークレットサービスの一人、リチャード・エイムズがテロリストの手を逃れ
出動を要請してきたらしい。現在は連絡が取れない彼と接触するために
最後の連絡があったF脚へと向かう。

倉庫の一角でエイムズと接触。名乗る前にスネークの名を呼んだエイムズは
来るのは君だと思っていた、と言う。しかし大統領の居場所や他の人質達の
居場所など、肝心な情報については全て「わからない」と答える。
「役に立つ協力者だ」というスネークの皮肉を無視し、エイムズはテロリストの
リーダーを見たと告げる。爆弾王ファットマン。思想も信条も持たず、金次第で
誰の味方にでもつくプロの犯罪者。しかし彼は三年前に教会を爆破した罪で
逮捕されたはずだった。ファットマンのその後をエイムズが語る。
彼は無罪になった。人殺しで得たスポンサーと金とで自由を買ったんだと。
「あの時正統な裁きが与えられていれば、この事件は無かった」
そう吐き捨てたエイムズは、ファットマンはE脚屋上のヘリポートに居ると言い
奴を無傷で拘束しようなどとは思わないほうが良い、と言う。
「必ず、殺すんだ」

しばらくここに隠れている、と言うエイムズから爆弾センサーやら武器やら色々
受け取って部屋を出ると、キャンベルから人質の居場所がわかったという無線。
シェル1中央棟のB1階。そこで人質になっているシークレットサービスの一人、
ジェニファーが携帯電話でメールを送ってきているらしい。ファットマンの始末と
人質救出のどちらを優先するかはスネークに任せると言う。

137:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A)
09/02/20 23:03:02 fXlclTXF0
→ヘリポート・ファットマンの所に直行
スネークを見るなり「貴様が例の男だろう?大統領を渡せ!」と意味不明な事を
口走るファットマン。彼は爆弾の無線起爆装置を手にし、大統領を渡さなければ
人質の命はないと言い、言葉どおり人質もろともシェル1中央棟を爆破する。

 →ファットマンを殺す
  キャンベルから大統領が沿岸警備隊に救出されたと連絡が入る。彼は既に
  小型艇で脱出していたらしい。更に先ほどビッグ・シェルにSEALSが突入し
  残るテロリストの制圧と爆破された中央棟からの人質救出を試みている事、
  そしてエイムズの行方がわからないことを告げられる。

 →ファットマンを気絶させる
  「なぜ殺さない?」言葉と共にエイムズが現れる。君がやらないなら、と
  エイムズは自ら握った銃で気絶したままのファットマンを射殺。
  仲間の仇打ちなら俺も撃ったほうがいいんじゃないのか、と言うスネーク。
  だがエイムズは「そうかもしれんな」と言うだけで銃を下ろす。
  キャンベルから無線連絡(内容はファットマンを殺した場合と一緒)
  エイムズの行方を尋ねられて振り返るが、そこにはもう誰もいない。


※要はヘリポートに直行した時点で人質全滅&真相の「し」の字も出てこない
  しょんぼりEDに決定って事です。

138:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A)
09/02/20 23:03:59 fXlclTXF0
→人質救出のため中央棟に向かう
シェル1中央棟B1。集会場に20人以上の人質が拘束されていた。その中から
ジェニファーを見つけ出し、接触に成功するスネーク。彼女から大統領が既に
シークレットサービスの一人に連れ出され、脱出している事を知らされる。
ならば人質の救出が最優先になるが、ジェニファーはこの中央棟のどこかに
爆弾が仕掛けられているらしい、と言う。その爆弾を先に処理する事にして
どこ触ってるの!とか怒られながら彼女の上着からセキュリティカードを入手。
B2階に仕掛けられていた爆弾を冷却処理した後、キャンベルに連絡を入れる。
20人以上を救出するよりはテロリストを制圧した方が速い、とヘリポートへ。

ファットマンは例によって、大統領を渡さなければ人質の命はない、と言い
起爆装置のスイッチを押すが、既に冷却処理された爆弾は全く反応しない。
そうと知ったファットマンは何故かエイムズを罵る「高い金取ってオッサン一人
捕まえられんのか!?だから素人と組むのは嫌だったんだ!」

 →ファットマンを殺す
  スネークはキャンベルを呼び出す。大統領が無事保護された事、SEALSが
  ビッグ・シェルに突入してテロリストの制圧を行っている事などを聞く。だが
  ファットマンの言葉が気にかかるスネーク。そこへジェニファーが現れる。
  エイムズへの疑惑を話すが、彼女はそれを否定。大統領を逃がしたのは
  エイムズだし、何よりも “三年前に爆弾テロで妹を喪った” 彼が、テロに
  協力するはずがないと。ファットマンがエイムズにとって妹の仇だった事と
  自分がその復讐のための殺し屋として選ばれた事を悟るスネーク。
  その後のエイムズの行方は、杳として知れない。

 →ファットマンを気絶させる
  現れたエイムズにスネークは問う。なぜ大統領を逃がしたか。そしてなぜ
  大統領が脱出している事を会った時に言わなかったのか。ジェニファーが
  現れ、スネークがエイムズを疑っている事を知って彼を擁護するが、その
  言葉(殺さなかった場合参照)から逆にエイムズの真意を悟るスネーク。
  エイムズがファットマンに銃口を向けるが、ジェニファーが銃を払い落とす。
  本当なのかと縋るジェニファーを前に、エイムズは全てを認めた。警察に
  引き渡すという彼女に、終身刑になるだろうと解った上で身柄を委ねるが
  それでも復讐を諦めはしない。  「考える時間だけはありそうだ」
                               -SNAKE TALES・A-END

※MGS2やってる人はわかると思うけど、ここで出てくるジェニファーは本編で
  雷電にパンツ覗かれたりしてたあの女の人(同じグラの人何人かいるけど)

139:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B)
09/02/20 23:04:59 fXlclTXF0
 【Big shell evil】
職員の事故死が連続し、悪魔が居るという噂まで流れているビッグ・シェル。
そこにいる妹が心配だから様子を見に行ってくれとオタコンに頼まれる。
警察にでも頼め、と断ろうとするものの、激化してる犯罪組織同士の抗争で
取り合ってくれないだの何だのと押し切られ「絶対嫌だ!!」と叫びながらも
6時間後にはビッグ・シェルのヘリポートに立っているお人好しスネーク。

スネークが見たのは、施設を制圧していく武装集団の姿。エマに会っても
自分の事は言わないでくれ、というオタコンの無線越しの頼みを了承しつつ
ビッグ・シェル内部に向かう。途中、武装集団のうち二人の会話を盗み聞き。
曰く、逃げた女をC脚で見失った、何かを取り返すのに彼女が必要だ、と。
C脚厨房の食料庫内でエマを発見。彼らがエマを探しているのは、彼女が
コンピューターをロックしたせいらしい。彼らがコンピューターを使って何かを
しようとしているのを見て「時間稼ぎになるし、嫌がらせにもなると思ったから」
ビッグ・シェルの悪魔についても聞くが、エマはその存在を信じていないらしい。
息子を失った職員が自殺を図り、でも死ねないまま怪人となって徘徊している、
そんな噂は事故死の連続よりもずっと以前からあったものらしい。
人質がシェル2中央棟にいるけど、扉をロックしたからシェル2へは行けない。
B脚のノードからパスコードを入れれば行けるようになる、と言うエマ。
何があっても扉を開けるな、音も立てるなと言い置いてスネークはB脚へ。

パスコードを入力し終えると館内放送が。どうやらエマが捕まったらしい。
彼女のカードキーの位置から居場所を探り出すオタコン。結果はF脚倉庫。
再度救出したエマは、敵の狙いは麻薬だという事を突き止めていた。
ビッグ・シェル職員を抱き込み、麻薬密輸の中継基地として利用していたが
手引きしていた職員が相次いで死亡。調査のために送り込んだ者も死んだ。
彼らはそれを対立組織の仕業と判断して、麻薬の奪還のために武装集団を
送り込んできた。だが麻薬がどこにあるのかはエマも心当たりがないと言う。

共にシェル2に向かう途中のE脚・集配所。エマは突然、麻薬の隠し場所が
解った、とノードを操作し始める。やがてベルトコンベアが運んできた荷物の、
その底に麻薬の詰まった袋があった。このビッグ・シェル内を周回するだけで
何処にも行き着かない荷物を作り、その中に麻薬を隠していた。だから彼らは
コンピューターシステムに拘っていたのだ。

140:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B)
09/02/20 23:06:50 fXlclTXF0
集配所に敵が突入してくるが、エマはノードから離れない。そのため二人は
逃げ遅れ、集結してきた敵の厚い囲みを突破する羽目になる。
何とか脱出すると扉がロックされ、E脚に総動員をかけていた敵兵はほとんど
全員がその中に閉じ込められた。さっきの間にエマがそう設定していたらしい。
そしてその時にエマは気になるファイルを見つけたと言う。彼女が携帯端末に
ダウンロードしてきたそのファイルを開いてみると、それは最初に死んだ職員、
つまり組織の手引きをしていた者の手記だった。
密輸に手を貸したのは妻子を人質に取られたからだった事、しかし既に妻子は
殺されていた事、復讐を果たすために対立組織に殺されたフリをし、組織から
派遣された御目付け役を殺し、調査に来た者も殺した。そしてニューヨークでは
計画どおりに犯罪組織同士の抗争が始まった。もう思い残す事はない。
真相に驚く二人に空からハリアーが襲い掛かる。エマをD脚内部に突き飛ばし
オタコンのカサッカが投下して行ったスティンガーでハリアーを撃墜する。

 →E脚脱出時にエマが被弾している
  二人は囚われていた人質を開放し、警察に通報する。その到着を待つ間、
  エマは例の手記を書いた職員の個人ディレクトリからもう一つ暗号化された
  ファイルをダウンロードしてきたと言う。だが端末の被弾でファイルは消失。
  そしてハリアー墜落の衝撃でビッグ・シェルのサーバも壊れてしまっていた。
  空からカサッカが降りてくる。どこか覚悟を決めたような表情のオタコン。
  操縦者の正体に気付いたエマが息を呑み、目を凝らし、やがて涙を零して
  着陸したカサッカへと駆け出していった。

 →E脚脱出時にエマが被弾していない
  暗号化されたファイルは、組織への報告書の下書きだった。詳細な記録と
  今後の予定が記されている。そして、ビッグ・シェルが麻薬密輸の中継に
  使われている事にエマ感づいている、と彼が考えていたらしい事が解る。
  更に、告発される前にエマを始末するつもりだ、とも書かれていた。
  何か危ない目にあった事があるか?と聞くスネークに、エマは首を振る。
  そのファイルの日付は、彼が行方不明になる前日のもの。エマを殺す前に
  何者かに殺されたのか、ではさっきの手記は?
  でっち上げかもしれない、と言うエマ。まるで発見してくれとでも言うような
  置かれ方だった。内容の細かさからしても報告書の方が信憑性がある。
  エマが呟く。元々のビッグ・シェルの悪魔は、息子の死にショックをうけて
  自殺を図った。その、当の息子は 「麻薬で死んだんだって……」
     ※この後カサッカが来て以下略。被弾時と全く同じです。
                               -SNAKE TALES・B-END

141:METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES)
09/02/20 23:08:14 fXlclTXF0
今回ここまで。
Bの分岐は敵兵が無限に湧き続ける中をエマの手を引いて歩きつつ
更にエマの被弾も避けないとダメなので、コツ掴むまでは割と大変。
因みにアイテム・弾薬の所持上限数などの諸々のデータは
A~E全編通してVERYHARD基準っぽいです。

142:ゲーム好き名無しさん
09/02/20 23:16:16 fXlclTXF0
あ、いかん誤記みっけ
>138の
>言葉(殺さなかった場合参照)から逆にエイムズの(ry

>言葉(殺した場合参照)から逆にエイムズの(ry
の間違い。やってもうた

143:ゲーム好き名無しさん
09/02/21 06:58:52 GvRTnVmjO
乙です
爆弾処理班は話を見てると面白そうだけど、ゲーム的にはどうなのかな


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