08/11/06 14:45:32 ENGXY4It
俺の名前はペンティアム
社内では別の名前で呼ばれていたが、いまはそう呼ばれている
ある朝、ラインを出ると俺はパッケージされず兄弟達と一緒にパソコン工場に運び込まれた
兄貴たちがマザーへ
おめでとう!脱童貞!
さぁおれの番だ!うほ!こりゃ気持ちいいわぁ!と思ったのもつかの間、頭の上に大きなファンを付けられ横に
ヒョロヒョロのペラッペラのメモリーって奴もやってきた
「よぉ!これから一緒に色々するんで宜しく」ってほざいんだ
ちょっと嫌いなタイプだが、同じ屋根の下に住むことになったので仲良くしてやるよ
で、そいつと将来について話してたら、グラボとかドライブとかも来ちゃって・・・・
まぁ、お前らみんな俺がめんどうみてやっかたらさ、頑張ろうぜ!
そして俺たちはある日、通電されこれから始まる人生にワクワクしてた
が・・・HDDにインストールされたのは、スペシャルフォースってゲーム
おいおい、俺たちゃそんなクソゲーの為に生まれたんじゃないぜ?
次にGRとか入れてやんの
こいつ馬鹿か?
俺たちの能力を何だと思ってやがんだ?
結局俺たちは来る日も来る日も糞チートの相手
先に出荷された兄貴たちは銀行に納入され、毎日頑張ってるらしい・・・・
嫌気を差したメモリーが俺にこう呟いた
「すまん、俺もう限界。先に逝くわ」
『使えねぇなこのPC』
そんな糞の一言と共に俺たちはバラされ、ゴミになった
それでも幸せだけどな