08/11/28 22:57:38 WGc/m3Jz0
>>313
俺が言いたかった罪罰の主題はそこじゃなかったんだ。
つーか、燃やしたのは達哉達じゃないだろw
罪の子供らは10年も前から都合が悪いことをなんとなく「なかったことにする」
生き方をしてきたんだよ。で、結末では本当になかったことにせざるを得ない
皮肉な結末を迎えてしまった。でもこれは悪いことではなく、現代っ子のポジティブな
生き方として描かれていたように思える(世界を救う大儀もあるしな)。
一方罰になると大人が主役になり、彼らはそれこそ人生をリセットしたくなるような経験を
持っていたりするんだが、それぞれが自分の過去と向き合い、心に折り合いをつけていく
生き方を選んだ。これも罪とは違う種類のポジティブだと思う。
要するに2つの人生観があり、子供の生き方と大人のそれを対比させてるんだよ。
そして現実でもそうだが、「なかったことにする」生き方は代償が多いはずなんだ。
だからこそ罰での罪の子供らの扱いは、ああいう形での必要な描写だった。
だが悲観的な面だけでなく罰もまたポジティブな生き方を示した作品であるため、罪の子供らも
次第に大人になり自分なりのポジティブな生き方ができるでしょう、という想像の余地を
残す良い終わり方だった・・・と俺は思う。