07/10/06 00:27:43 tH7KNb7Z
「失礼致します」
「来たか蘭丸、そこに座れ。」
「はい。」
信長の寝室に呼ばれた蘭丸。部屋は薄暗い。
「他でもない、ちとおもしろい話を小耳にはさんだ。」
「作用でございますか。」
「あぁ。蘭丸、そなたに関する噂じゃ。」
「と言いますると。」
信長はサッと立ち上がると、着衣の帯をほどき、
服を脱ぎ始めた。
「お館様…？」
「案ずるな、着替えておるだけだ。」
「蘭丸、一つ聞く。」
寝室をスタスタと動き回る信長。
「なんでございましょう。」
「うぬは…、女か。」
蘭丸は衝撃が走った。まさか自分が隠していた事実が、
あって間もない信長公に、いとも簡単に見破られてしまうとは。
「それは…。」
「どうした。申してみよ。
それとも、このうつけには申せぬか。」
「ち、違います！…されど、この蘭丸…。」
「なんだ。」
蘭丸は迷った。お館様を目前にして、嘘をつくべきか。
それとも打ち明けるべきなのか。
「私は…私は…。」
威風堂々、全裸で仁王立ちする信長。
「申せ。」
「…お、女にございます…。」
「見せてみよ、うぬが女である証を。」
「はっ…。」
蘭丸はスッと立ち上がると、スルスルと着衣を脱いでいく。
蘭丸の乳房と陰部が、灯りに照らされる。
「おぉ間違いない、これこそ女の証！」
信長はグッと腕を伸ばし、蘭丸の乳房を鷲掴みにした。
「あぁ、お館様！」
第一話 秘密 終