06/04/03 23:25:05 D/XdWkyA
4億年前、生命の誕生といわれる先カンブリア期から
40億年以上の歳月が流れていた。弱肉強食をくぐりぬけた諸動物は
それぞれの地盤を固めるため激しい戦いを繰り広げている。
この近年、大地にユウステノプテロンが初上陸した。陸上動物の到来である。
ユウステノプテロンより伝来した肺が、呼吸器としての価値を
認められつつあったのもこの時期であった。
天下を握るのは誰か。まだそれを断定できる者はひとりもいなかった。
2.5億年前、弱肉強食に明け暮れる諸動物は必死に生き残りの手段を模索していた。
盟約は結ばれ、そして破られる。身体の小さい者は下克上を狙った。
同類といえども気を許すことのできない、厳しい時代を迎えたのだ。
弱肉強食は動物の感覚を鋭敏にし、数々の進化を生む。
海にはサンゴ礁やアンモナイトも華開いた。
そんな中、捕食者たちは大地を見据えて、獲物を虎視眈々と狙っていた。