10/06/03 11:14:17 VU7HBMX60
では、ゲーセンでは開催可能か?
しかし、ゲームの賞金つき大会を開く場合においてなのだが、さらにもう一つ、注意すべきことがある。
それは「ゲームセンター内で開くことは、許されない」ということだ。
もちろん、毎週全国のゲーセンで行われている“従来どおりの大会”については問題ない。
だが、賞金をかける大会ともなると、それは不可能だ。
というのは、ゲームセンターは「風俗営業法」という、賭博法とは別の法律で縛られていて、風営法の方に引っ掛かるためである。
だからやるなら、『闘劇』のように、ゲームセンター以外のスペースを用意して、そこでやるしかない。
しかし“抜け道くさい”話で申し訳ないのだが、ゲーセンでも賞金をかけた大会を行う方法が一つだけある。
それは、「床面積に対して筐体数がある一定以下の数しかないゲームセンターで行う」というものである。
これらは法律上「ゲームセンターとは認識されていない」ので、風営法適用外となるのである。
たまに見かける「24時間営業のゲーセン」などは、まさにこういった類の店である。
恐らくは表面上は、カラオケ屋かビリヤード場などということになっているはずだ。
だからどうしてもゲーセンでやりたければ、そういった類の店を探すことをお勧めするが、
どのみち会場を借りれば済む話なので、無理にゲーセンにこだわる必要もないだろう。
また法律とは別に、ゲーセンで賞金つき大会が開かれるのは、教育上あまり感心しない部分もある。
子どもがゲームでカネを稼ぐことしか考えられなくなり、成長期に受けるべき教育を始め、
その他の嗜好や興味を見失ってしまうのなら、やはりそれは損失といわざるを得ない。
子どもが学校をサボって大会に行き(あるいは大会で賞金を獲得するための練習に行き)、
ゲームセンターがそういった子どもの溜まり場となったとしたら、それはそれでいかがなものだろう。
だから賞金付き大会が日本で行えることが判明した以上、それに出られるのは○○歳以上、
といったガイドラインを早々に策定すべきだと考えている。
もっとゲームは胸を張れ
最後に、一連のこの問題について現状を分析してくださった弁護士の先生によると、
「賞金付き大会を開催しようとして実際に咎められたという例は無いのでは? 裏付けが無いから誰も一歩目を踏み出さないだけでは?」
という見解だった。
そして、
「ゴルフやモータースポーツで出来るのにゲームでは違法ということは絶対に無い」
という心強い一言も頂いた。
そして自分もまた思う。ゲームが社会悪のように捉えられていた時期が長かったため、
ゲーマーやゲームメーカーサイドもどこか“及び腰”になっているところがあるのではないか、と。
我々はそろそろ「新たな一歩」を踏み出してもよいのではないか。
ゲームと賞金の関係を公正に判断して下さった弁護士の先生、
なお、この情報を提供していただいた「村角」様、
本当にありがとうございました。