10/06/22 18:55:20 YW9RdyG90
「人に問われりゃお前のことを~、っと。ただいま」
「お帰りなさいプロデューサー、思ったより早かったじゃない?」
「こーら。また言った」
「え?……あ、いっけない」
「今は俺はプロデューサーじゃないし、お前もアイドルじゃないんだぞ。へんなこと口走って
身元が知れたら大変なんだからな」
「そうだったわね、ごめんなさい、……その、お、お兄ちゃん」
「よくできました。ん?なんかいい匂い」
「にひひ、そう?ごはん用意してたの、はやく着替えちゃいなさいよ」
「うお、ありがてえ。腹減ってたんだ」
「商店街の魚屋でね、最後のアジおまけしてくれたの!」
「……伊織」
「スーパーの裏口セールで野菜も今のところたくさんあるし、当分食べるには困らないわねっ♪
……って、どうしたの?どうして私を見てるの?」
「すまない伊織いいいっ!」 ガバアッ
「キャー!?ちょ、な、はっ離れなさいよ、今はダメっ、はなせえっ!」
「いて、いてっ、あっああすまん、つい発作が」
「発作がじゃないわよっ!いちいち自己嫌悪に陥るなら駆け落ちなんかしなきゃよかったでしょ?」
「ごめん。でもお嬢様のお前にこんな貧乏主婦みたいなことさせて」
「貧乏はホントなんだからしょうがないでしょ。私がやりたくてやってるんだし、悪いって思うんなら
アンタは頑張って稼いでらっしゃいな」
「ああ、頑張るよ」
「そ……それより」
「ん?」
「かっ、帰ってきたら、するコトあるんじゃないの……?」
「……あの伊織さん?一応俺たち兄妹設定で」
「ドア閉めたらだれにも知られないでしょっ!」
「あ、ああ、そ、そう、だな」
「ほら、わかったら、早く」
「うん。……ただいま、伊織」
「お帰りなさい、あなた……」
>>891他
やよいの着ボイスがなりきりもなにも『姉』だったので『妹』いおりんもありかと。
また天井裏の面々が出てきそうだったのでこの辺で