10/05/06 17:20:27 sruaHyde0
俺「弁当!?俺に食えってのか!?」
文「なっ、仲直りの印に……是非!是非ッ!!」
俺「……ったく、しょうがない。食ってやるよ」
文「俺さん……あ、ありがとうございますッ!!」
俺「勘違いするなよ?今日はたまたま腹が減ってたんだよ」
文(ようやく……ようやく真心が通じたっ!!)
がさっ
俺「ムゥッ!?何者ッ!!」
椛「あっ……えへへ……いや~お久し振りです」
俺「お前は……こんな所で何してんの?覗きか?」
椛「ちょっと通りがかっただけでして……ハイ」
俺「あれ?お前、その手に持ってるの何だ?」
椛「これはっ……なっ、なんでもありませんよ!」
俺「それ……ダーツの矢じゃないか」
椛「大丈夫ですッ!!俺さんなんか狙ってませんからっ!!」
椛「本当に大丈夫です!!痺れ薬なんか絶対塗ってません!!」
俺「……………」
文「……………」
椛「あっ!!……いや、さっきのは忘れて下さい……」
俺「おい、その矢をこっちに寄こせ」
椛「は、はい!……ほ、本当に痺れ薬なんて塗ってませんから……」
トスッ
文「あうっ」
バタッ
文「あ……あひゃ……お、お、俺さ……ん……」ピクピク
俺「……それで?結局どんな企みだったんだ?白状しろよ」
椛「企みと言おうか……一種の保険だったみたいで……」
椛「実は……今日、お弁当を捨てられたのなら使う手筈だったんですが……」
椛「で、でもっ!!俺さんお弁当食べるつもりでしたよね?仲直りしたんでしょ?」
椛「だから大丈夫ですよねっ!?雨降って地固まる、ですよねっ!?」
ポイッ グシャッ
椛「あっ……」
スタスタスタ
・ ・ ・ ・ ・ ・
椛「えーっと……わ、私のせいじゃないですよねぇ!?」
文「……………」ピクピク