10/05/06 17:19:05 sruaHyde0
>>437の続き
文「やはり目指すべきは純愛なんですよっ!(力説)」
椛「はぁ。それで?私も暇じゃないんですけどねぇ……」
文「私は気付いたんです!真心こそ、事態を打開する鍵だと!」
椛「あの……しつこい女は嫌われますよ?もう諦めた方が……」
文「あなたがドジ踏んだから俺さんとの仲が拗れたんでしょッ!!」
椛「私のせいにされても……あの計画自体がまずかったのでは?」
文「もう小細工はナシよ!正真正銘の、私の真心で勝負するのよっ!!」
椛「あー……まぁ頑張って下さい。私は見張りの仕事があるんで」
・ ・ ・ ・ ・ ・
文「俺さーんっ!!お弁当作ってきましたよっ!!」ニコニコ
ポイッ グシャッ
・ ・ ・ ・ ・ ・
文「良い天気ですね。お昼ご飯の予定などは……」ニコニコ
俺「……また来たのか。で?また弁当か?」
文「はいっ!!今日のお弁当は自信作でして」ニコニコ
俺「自信作?という事は……また一服盛るつもりか?」
ポイッ グシャッ
・ ・ ・ ・ ・ ・
文「俺さん、鳥の唐揚げが好きなんですよね?今日のお弁当には……」ニコニコ
俺「お前も鳥だろ?よくそんな残酷な料理作って来れるな!」
ポイッ グシャッ
・ ・ ・ ・ ・ ・
俺「ホント毎日毎日懲りもせず……もう一年になるぞ!?」
文「あはは……まだ許してもらえませんか?」ニコニコ
俺「許す?何の事……あぁ、痺れ薬の件か」
文「あの時は私もどうかしてたんです……ゴメンナサイ」
俺「そう言われてもなぁ……」
文「なんとか仲直りしてもらえませんか?」
俺「仲直りだと?……元々そんなに仲良くなかっただろ?」
文「は……はは……そうでした……」ポロポロ
俺「チッ……めんどくせぇ女だなぁ……」
俺「じゃあ、前の事は忘れてやるから!!」
文「ゆ……許してくれるんですか?」
俺「そのかわり!毎日つきまとうのはやめてくれ!なっ?」
文「わっわかりましたっ!!俺さん!ありがとうございます!!」
俺「もう用事はないな?じゃあな!あばよ!」
文「あっ!!ちょ、ちょっと待って下さいっ!!」
俺「えっ?まだ何かあるのかよ……」
文「その……お弁当、食べてもらえませんか?」