10/04/23 04:13:08 WWNmnlDZ0
小傘「ねえ、私の作ったお弁当美味しい?」
俺「ハムッ、ハフハフ!!!凄い美味しいぜ!」
小「えへへ~よかったぁ」
俺「小傘ちゃんってさ、もしかしてお弁当作るの得意?」
小「そっ……そんな事ないよ!わちきは料理を作るのさほど上手くないし」
俺「この弁当、作り馴れてる感じがするんだよね。あと、無理してキャラ作らないでいいよ^^;」
小「実はね、私、好きな人にお弁当作った事があるんだ」
俺「おお~、なるほどなるほど」
小「もしかして、嫌な気分にさせちゃったかな?」
俺「Why?何故?」
小「昔好きな人がいたって話すると、嫌がるんじゃないかしらって」
俺「妖怪って寿命長いじゃん?そりゃあ、好きな人がいた事ない方がおかしいよ」
小「うーん……そういう物なのかなぁ?」
俺「そんな事よりも、今の小傘ちゃんが俺を好きでいてくれる事が嬉しいよ!」
小「うん!俺君大好き!」
俺「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!」
小「でもね、その人は私のお弁当好きじゃなかったみたい……」
俺「……えっ?」ピタッ
小「初めてその人にお弁当作った時に」
俺「小傘ちゃん、無理して話さなくていいんだ。よせ、やめろ、やめた方がいい」
小「私の目の前で、お弁当を……捨てちゃったの……」
俺「……お前さ、今自分が何言ったか分かってるの?」ポイッ、グチャッ!
小「!?俺君……なんで?どうしたの?」
俺「小傘ちゃんに、彼氏がいたって旦那がいたって子供作ってたっていいよ……」
小「ごめんね…私余計な事言っちゃったかな……」
俺「処女でも非処女でも、ネットペニスに貫かれてたって気にならねえけどよ!」
小「俺……君?」
俺「既に弁当捨てられた事あるのかよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
小「どっ、どうしたの!今の俺君怖いよ……」
俺「もし俺に、弁当捨てられたりしたら嫌だな……なんて思ってたんだろどうせ?」
小「ごめん、わざわざ話す事なかったよね。でも、もう同じ思いしたら嫌だから……」
俺「業界用語があるんだよ。そういうの『中古弁当』って言うんだよ!!!!!」
小「さっきから俺君がなんで怒ってるのか私分からないよ!」
俺「俺だって小傘ちゃんの弁当捨てたくてたまらなかった。でも、もうどうでもいいw」
小「そんな事思ってたの……」
俺「『弁当捨てられたら嫌だなぁ』なんて普通想像もしないだろ?ふ・つ・う・なら!」
小「ううっ…グスッ……うんっ……」ポロポロ
俺「だから、考えつかない事をして意表をつくために、弁当を目の前で捨てるんだよ」
小「うっ……うぅ……」
俺「可愛い女の子を絶望のどん底に叩き落すためにね!!!!」
小「やめてっ……もう酷い事言わないで……」
俺「その一瞬のためだけに、俺が今までどれほど努力したか!信頼を勝ち得ようとしてきたか!?
なのに小傘ちゃんは、『捨てられたら嫌だ』って最初から心の中で身構えてたんだよね?」
小「……うっ…うえぇーん!えぇーーーん!!!」
俺「そりゃあ、小傘ちゃんみたいな可愛い子が弁当作ってきたら、誰でも捨てたくなるわなw」
小「うわぁーーーーん!!!」
俺「こんな!茄子みたいな色した!中古弁当のために!!俺は今まで……糞ッ糞がッ!!!」
グシャッ!グシャッ!グシャッ!
小「やめて!踏んだりしないで!!」
俺「糞以下がああああああああああ!!!!!」グチャッ、グチャッ!
小「もうお弁当に酷い事しないでよ……もう捨てないでよぅ…うぅ……」ポロポロ