10/04/20 17:21:12 6OGXk0C00
俺「仕事場に来るなんて珍しい……どうしたの?」
星「もっ、申し訳ありません!!俺さんに用事がありまして…」
星「あの……もうお食事は済まされましたか?」
俺「いや、まだだけど……」
星「良かった!その…お弁当作ってきたんですけど……」
俺「おっ、丁度いい!実は腹ペコで…仕事も捗ってなかったんだよ」
「腹が減ってると元気が出なくてさぁ…ホント助かったよ!」
星「いえいえ、俺さんにはお世話になっていますから!この位の事は…」
俺「星さんだってお寺の仕事が忙しいだろうに…わざわざすまないね」
星「い、いえ!私の事はお気になさらずとも…」
俺「偉いっ!星さんはやっぱり偉いなぁ!!」
星「偉い!?そ、そ、そんな事は……」
俺「いーや、偉い!俺、感心したよ!!」
俺「今のご時世、みんな自分の事しか考えない。それで当たり前なのに…」
「星さんは自分の事より、相手の事を考えている」
「流石は毘沙門天様のお弟子さん!実に立派な心構えッ!」
星「いえいえいえっ!!わ、私など、まだまだ未熟者で////」
俺「謙虚な所も良い!実るほど 頭を垂れる 稲穂かな、ってね!」
星「あ、あんまり褒められると……私はただ、俺さんに…その////」
俺「お弁当、見せてもらってもいい?」
星「はっ、はいっ!!粗末なものですが!!」パカッ
俺「……どこが粗末なの!?凄いよっ!料亭のお弁当みたいだっ!!」
星「そ、そうですか?い、一生懸命作っただけで……えへへ……////」
俺「やっぱり星さんは凄いッ!!気立ても良い、料理も上手で器量も良い!!」
星「き、き、器量良しだなんて////うわ、わっわっ////////」
俺「星さん、いや、星様!貴方こそ!!俺の、いや、幻想郷の宝ですっ!!」
星「あっ、あっ、あっ////////や、あの……あはっ、あははっ////////」
俺「星様…俺、元気が出てきましたっ!!空腹なんかに負けてられない!!」
「星様のお陰で、気合い入りましたッ!!有り難うございますッ!!」
星「わ、私は何も……でも、元気になって頂けたのなら…嬉しい////////」
俺「元気があれば大丈夫!お弁当は要りません!処分しときますね!」ポイグシャ
俺「よーしッ!!仕事頑張るぞーッ!!」スタスタ
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星「俺さんったら、あんなに張り切って……////////」
星「しかし……何故、私の胸は痛むのでしょう?」
星「俺さんが元気なら……何よりなのに………」