10/04/14 12:31:32 ZzOyZReE0
慧音「最近ケンカばっかりしてるそうじゃないか!」
俺「別にぃ~!……あいつらが悪いんだよ!」
慧音「前に教えただろう?人という字は……」
俺「支え合って云々ってヤツ?」
慧音「そうだ!同じ仲間同士でいがみ合ってどうする?」
俺「仲間……?あいつらは仲間じゃねーよ!同じじゃないっ!」
慧音「違うっ!同じ……同じ人間同士じゃないか!」
慧音「俺がみんなと仲良く出来ないと……先生は悲しい……」
俺「……わかったよ。一応あいつらとも仲良くしてみる」
慧音「そうかっ!分かってくれたか!俺はいい子だなぁ!」
俺「ちょっ……やめろよっ!もう子供じゃないってば」
慧音「ふふふっ……そうだ、いい子の俺にはご褒美をやろう!」
俺「ご褒美……?べ、別にいらねーよ!」
慧音「遠慮するな。慧音先生特製の、牛丼弁当だっ!」
俺「牛……ふっっざけんなぁーーッ!!!」ポイグシャ
俺「先生よぉ……言ってる事とやってる事が違うじゃねーか!」
慧音「ど、どうしたんだ俺……先生、何か俺の気に障るような……」
俺「先生さっき仲間同士で云々って言ってたけど……自分はどうなの?」
慧音「えっ!?どうって言われても……」
俺「自分はお仲間の牛さん、牛丼にしてるじゃん!ダメじゃん!」
慧音「なっ……わ、私は牛じゃないっ!ワーハクタクだ!」
俺「だから牛さんでしょ?」
慧音「違う!違う違うっ!ハクタクは牛じゃないっ!」
俺「よくご飯クチャクチャ食ってるじゃん!あれ、反芻してるんだろ?」
慧音「反芻してないっ!ご飯は、よく噛んで食べないとダメだから……」
俺「先生、角生えるんでしょ?……本当に牛じゃないの?」
慧音「違う……本当に牛じゃないんだってば……ううっ……」
俺「そんな……先生、牛の化け物じゃなかったの!?」
慧音「俺は……先生の事、牛の化け物と思ってたのか……」
俺「じゃあ……あっ!でも、お弁当ゴミ箱に捨てちゃったし……」
俺「……ごめんね先生」スタスタ
慧音「あんまりだ……」ポロポロ