09/12/01 07:32:57 bWqPLHJx0
「ところで岡部、ずっと言おうと思ってたことがあるんだけど」
「なんだクリスティーナ。この狂気のマッドサイエンティス―」
「はいはい中二病乙中二病乙」
「全部言わせろよ!太古の昔から悪役の登場シーンの
邪魔をしてはいけないと決まっているだろう!」
「それを言うなら、正義の味方の変身シーンを~でしょ」
「細かい事は良いのだクリスティーナ。それで、聞きたいことってなんだ?」
「いいのかよ……。はぁ、まぁいいわ。えっとね、大した事じゃないのよ。
すごーく、どうでも良いことなんだけどね……」
「ええい、はっきり言わんか、気になるじゃないか」
「うん……あのね……なんで、そのヒゲ伸びないの?」
「「…………」」
「クリスティーナよ……」
「な、なによ……」
「お前は今、決して触れてはいけない……そう、言うなれば―禁忌―に触れてしまったな……」
「き、禁忌って、なんでたかがヒゲが禁忌になるのよ?
だっておかしいじゃない、ヒゲが伸びないなんて」
「ええい黙れクリスティーナ!これ以上その話題に触れては……クッ!
しまった……ッ!!“機関”からの攻撃かッ!?」
「また始まった……都合が悪くなるといつもコレなんだから……」
「グゥッ……!な、なんだと……ッ!?“機関”の奴らめ……封印を破ろうと言うのか……ッ!!
クリスティーナッ!に、逃げろッ!逃げるんだ……でなければ、俺は……俺はッ!!」
「…………あれ?クリスティーナ?……えーっと……クソッ!“機関”めッ!
封印を破ろうとしたのはフェイクッ!真の目的は、
クリスティーナの拉致だったということかッ!!」
「牧瀬氏なら、オカリンが発病してる間に外へ出てったお」
「……あ、ああ……そうか。ダル、お前はいつも良い奴だな……」
「な、なんだよオカリン……そんなに褒めたって、エロゲの100枚や200枚しか出てこないおっ!」
「出すぎだろっ!ってかエロゲはいらん」
「なんだと!エロゲがいらないだと!?今オカリンは世界を否定した!否定したよ!
……だがちょっと待ってほしい。限界まで我慢したとして、その後にプレイした時の至福は倍……いや3倍!?
それは限界までしっこを我慢しての放尿を更に上回る快感……っ!?
そういう、そういうことかおオカリン!深い、深いぜ!」
「あ、ああ……?そ、そうか。勝手に自己完結……ごほんっ、理解してくれたようで助かる」
「というわけで、禁二次元と禁フェイリスたんをしてみるわけだが」
「い、いや……ダルよ、無理はいけないぞ。うん」
「止めないでくれオカリン!漢にはやらなくちゃいけない時があるんだお!!」
数日後、エロゲの箱を開けようとした状態で
天に召されかけている、ダル状の何か、が発見されたとかされないとか。
第一発見者の証言によると、見る影も無いほど痩せていた上に
「フェイリスたん……エロゲ……うふふふふ」と、幸せそうにしていたので
とりあえず見なかったことにしたそうです。
「しまった。結局ヒゲの謎を解き明かすことが出来なかった……くそぅ、岡部めっ!
あとで一本採取してやるんだから!」