09/12/03 03:01:49 hH8RKonqO
いざ、まゆりのウェディングドレス姿をみるとどうにもこうにも…感慨深い。
あの時に紅莉栖がいなかったらこの時はなかった。
俺の隣で笑うまゆりをみるなんてこと出来なかった。
「えへへっ」
まゆりは照れながら目の前の俺へと視線を移す。
「オカリン…似合う?」
「あぁ。だが、もうオカリンはやめてくれといったろう?」
「そっかぁ、まゆしぃはレベルアップしてオカリンのお嫁さんになるんだもんね」
「あぁ、これからもっと幸せにしてやる。この鳳凰院凶真がな」
俺はふざけて昔の口調で断言する。
「倫太郎さん、まゆしぃを幸せにしてください」
まゆりはとびきりの笑顔で答えてくれた。
俺はまゆりを抱きしめ口づける。
「さぁ、みんなが待ってる」
まゆりの手を繋ぎ、みんなが待っているチャペルへとむかおうとする。
突然立ち止まり、まゆりは青空へと手を伸ばす。
―クリスちゃん、まゆしぃは幸せです
「まゆり!」
「んぁ~オカリンそんなにひっぱったらやだよ~」
「ほら、いくぞ」
「うん」
―オカリンときっとずっと幸せです。