09/07/05 03:00:31 cf1DmXlB0
■昼休み(ランクD)
「ねぇねぇ千早さん!一回叩いていい?」
「え……え?わ、わたし、何か美希に悪い事した!?」
昼食後の休み時間に、まったりと雑誌を読んでいる時、おもむろにオフィスから出てきた美希が、
千早ちゃんに意味不明な言葉を口走った。
「あ、ううん違うの!!さっき小鳥のパソコンで【SM属性診断】ってゆーのやって、ミキは
ちょっとSな人って結果が出たから、好きな人を叩いたらドキドキするかなーって思って」
「……丁重にお断りするわ」
「えー、なんでー!!」
「いや、普通イヤでしょう!?」
なんか面白そうな流れなので、わたしは雑誌を置いて彼女達の方へ向かっていった。
だって、千早ちゃんがらみでこういう事って決まって面白いんだもん!!
そして、わたしも話の輪に加わって、小鳥さんのデスクで例の属性診断とかをやらせてもらって……
・診断結果:あなたの属性は【85%のドS】と判定されました。
「えー!わたしドジだけど、一応普通のアイドルなのに……ノーマル判定じゃないの?これおかしいよ!」
「まぁまぁ春香ちゃん……こんなのあくまで一つの例だから。占いみたいなもんだと思いなさいな」
「でもミキ……当たってると思うんだよね、これ。だって、千早さんをいじる時の春香の目、
生き生きとして輝いて見えるんだけど……」
「そ、それは千早ちゃんが可愛いからだよ!!いじる時に限らずそうだってば!!」
「いじってる時が一番幸せそうだと思うなーミキは。あと触ってる時」
「春香……」
あわわわ!千早ちゃんが変な目で見てる!?違うよ、あくまでわたしはノーマルだよ!!
可愛い子ほど苛めちゃうとか、普通の子なら誰でもやるもんだと思わない?
「と、とりあえず千早ちゃんもやってみたら?話のタネにはなると思うよ!」
「……こんなの、どうやってプロデューサーに話せと言うの?まぁいいわ……えーと、
『他人より、まずは自分に厳しくあるべきだと思う』……これは当然、イエスね。次は……