09/03/25 02:03:52 Frh5McfO0
あの、千早さん。フォローの方向が完全に間違っています!普通に正直にワケを話してください。
Aランクアイドルってのは、顔がバレた時点で詰んでるんだよ。そこを分かってくれ!
……個人的にはかなり嬉しいんだけど、今はそんなふうに感動してる場合じゃないし。
そのままなし崩し的に千早の言うとおりにしてるあたり、俺も弱いんだけど。
夏場じゃないから透けてるまでは行かないけど、千早がジャケットを脱いでる状態なのは幸いした。
シャツの上からだいたいの位置を探り、多分それらしき物体を摘んでみた。
「そ、そこじゃなくって……下、もっと下……です」
「こ、この辺かっ……」
「もうちょっと引っぱって……あっ……ちょ、ちょっと待ってください、その、……が、ズレて…」
なんか、千早の声とかこの状況とか騒がれたら終わるリスクとかで、心臓が飛び出しそうだ。
電車内痴漢なんてするヤツの気が知れないね……って、そんな気持ち味わってどうする俺!?
うわ、意識したらよけいに千早とぴったりくっついてるのが気になる!
やせ過ぎとはいえ、服越しに触れてもちゃんと女の子の柔らかさを感じるし、お尻とかもけっこう……
いや、だから違うって!!何を考えているんだ俺は!?
「ぷ、プロデューサーっ……引っぱりすぎ、です……」
「うお、すまん……えっと、この辺?」
「もっと右、あぅ、ちょっと下で……んっ……そ、そこ、です……」
千早さーん。脳内変換するとその台詞、とんでもない事になりますよ。だから抑えてください!
一応無事にホックを留める事はできたみたいだが、生きた心地はしなかった。
「あ、あの……ありがとう……ございました」
「ど、どういたしまして……って千早、降りる駅だこれ!」
「え、えぇっ!もう!?」
その後、俺達は不自然なダッシュで電車を飛び出した。一刻も早く駅から離れたくて。
作曲家の先生には時間通り挨拶に伺い、無事曲を書いていただける事になったが、
個人的にもう二度とこんな思いは御免だ。
……ただ、俺が疲れ果てた顔をした反面、千早はいい思い出ができたような顔をしてる。
それも普段の二倍くらい。オーディションではもっと盛大に応援してあげよう……
ただ、千早がハイテンションにもかかわらず、俺がBADを引く可能性も大だけど、な。
(パーフェクトコミュニケーション)
※○を選んだ後のバッドルートは、千早に罵られたい奇特なP専用ルートになったり。
……あれ?WBC連覇とやよい誕生日ネタでSS書こうとしたのに、なんで千早のブラのホックを
留める話になったんだ?あぁ、そうか。先週買ったカタカナ4文字のゲームのせいだな……