【出会い】三浦あずさ ある日の風景25【桜の季節】at GAMECHARA
【出会い】三浦あずさ ある日の風景25【桜の季節】 - 暇つぶし2ch327:名無したんはエロカワイイ
09/04/06 15:33:04 zJdMblr5O
「あの……プロデューサーさん、お弁当作って来たんですけど、お昼にしませんか?」
あずささんが左手に下げた紫の風呂敷包みを掲げた。
「こ、これ重箱じゃありませんか?」
「うふふっ、プロデューサーさんにた~くさん食べてもらおうと思って……」
包みをほどき、蓋を取り上げると色とりどりの料理が姿を現した。
「うわ~、これは力作だ~。……かなり時間かかったんじゃないんですか?」
「ええ、まぁ、あの~、早起きはしたんですけど」
決して手早くはないあずささんのことだ、4時くらいに起きたに違いない。
とりあえず、応接室兼会議室兼……ま、いいや。
とにかく、その部屋に移動して重箱をテーブルの上に置く。
「それでは、お邪魔いたしま~す」
向かいに座ると思ったあずささんが隣に座った。
「え? あ、あの、なんでそこに?」
「え~と、プロデューサーさん、ここでクイズで~す」
あずささんは俺の当惑を余所にニコニコしている。
「2人でお弁当を食べるのに、お箸は1膳しかありません。
 どうしたらいいでしょうか?」
「あ~、スプーンを使う?」
「ブッブッ~、それでは正解で~す。はい、プロデューサーさん、あ~ん」
「いや、自分で食べられますって!」
「ダメで~す。クイズで間違ったから罰ゲームで~す。はい、あ~ん」
何回か押し問答になったが、あずささんはあきらめようとしない。
まぁ、他に誰もいないし、根負けして食べさせてもらうことにした。
「お口に合いますか?」
唐揚げが口を塞いでいるので、首を大きく縦に振る。
傍から見た姿を想像して、顔がほてるのを感じた。
「……ええと、俺だけが恥かしいのは不公平なので、
 あずささんにも同じ思いをしてもらいます」
「あらあら~、仕方ありませんね~」
あずささんはすんなりと箸を渡してくれた。
「はい、あずささん、あ~ん」


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