09/03/02 15:20:35 4nbsHg6/0
>>274
嗚呼、小鳥が逝く……
望まれることなく、浮き世から捨てられし事務員を動かすもの。
それは、妄想する意志を持つ者の意地に他ならない。
自らの妄想が、強固であるほど様々なプロデューサーとアイドルに苛まれるものだ。
無論、いちゃつくカップルを目前に避ける事も出来れば、逃げる事も出来る。
だが、社長の真意は、そんな元アイドルの心を克服することにある。
浮き世に絶対などというものは無く、理不尽な思いを胸にして途方にくれる時もある。
それを乗り越える為には、確固たる信念と洞察、そして幾分かの妄想を持つ必要がある。
そして、現実はその姿を現す。
何を求め……
何を見て……
何を聞き……
何を妄想し……
何を歌ったのか……
やがて一つの因果は、その妄想を現実へと回帰させ、記憶の深淵に刻まれた古のアイドルを
思い起こさせるだろう。
故に、小鳥は逝く……