09/03/12 02:28:55 RSt9h84g0
>>712
電波受信
今日はスタイリストさんとの打ち合わせ。プロデューサーさんに素敵な姿、見せてあげたいな…。
今日の新着は新しいビジュアル系の衣装。大胆に開いた胸元が恥ずかしいけど、私は気に入っている。
「ふふっ、どうですか~?プロデューサーさん」
好みの衣装を戴いて、プロデューサーさんにかける私の声もいつもよりなんだか弾んでいるみたい。
思わずガッツポーズ!すると、急にPさんが物凄い勢いで私に迫ってきて、私の胸は鷲掴みにされていた。
「い、いゃ…やめてください~」
驚きよりも、ショックが大きかった…突然の事で私はこの一言位しか声が出なかった。
大胆な衣装が彼の心に火をつけてしまったのかしら?
Pさんの事は嫌じゃない、むしろ…でもこんな形ではちょっと受け入れ難くて。
「あずささん!服!胸元の!スタイリストさん、ちょっとこれ…あとタオル!」
「あららら、ごめんなさーい…まさかこんな!」
私があれこれと頭をめぐらしているうちに周りの状況がちょっとおかしな感じになっているような…。
胸元に目をやると衣装の首周りの部分が切れてしまっていて、このままでは胸元から捲くれ落ちてしまいそうになっていた。
どうやらPさんは私の胸を掴んだのではなく衣装を押さえてくれてたみたい。私ったら早とちりね…しかもPさんを疑ってしまって。
「プロデューサーさんっ!!」
申し訳なさと、彼の優しさに感極まって思わず抱きついてしまった私は、彼の服越しに伝わるぬくもりと鼓動に安堵を感じていた。
[スタイリッシュコミュニケーション]