09/03/09 00:01:42 2+KeuNh20
マリー 「今日は『ありがとうの日』だそうだ。いい機会だから、皆、誰かにその言葉をいってみないか?」
カイル 「いい考えだね。じゃあ俺から。
えーと、父さんと母さんとウッドロウさんとフィリアさんとリアラとロニとえっとそれから……
うん、今まで会ったみんなにありがとうだね。俺が今いるのはみんなのおかげだから」
マリー 「本当にいい子に育ったな。さすがは2人の子供だ」
ジーニアス「それならばボクも。姉さんにお礼言いたいな。
……面と向かってはちょっと恥ずかしいけれど、姉さんがいてくれて本当に良かったよ。
本当にありがとう。姉さん」
アーチェ 「なんかこの変から妙に気恥ずかしい空気が流れてきたんだけど~」
マリー 「丁度よい。お前も誰かにお礼を言え」
アーチェ 「えー、ヤダ! ……そんな顔されちゃうとあたしがまるで悪役じゃない。しょーがないなぁ。
……えっとあいつはいないよね。こほん。
―チ、チェスター! あたしはあんたなんかに会えて嬉しいとか楽しかったとか思ってないからね!
だからありがとうなんていわないんだから!!」
ジェイド 「おやおや、典型的なツンデレテンプレートですね。若いって羨ましいですよ」
アーチェ 「げげっ、鬼畜眼鏡! あんたには用がないの!
ん、イヤ、こいつのお礼ってちょっと興味ある。さー、あんたは誰にお礼言うのかな?」
ジェイド 「私はそんな語呂合わせなイベントには興味がありません。帰らせていただきます」
アーチェ 「んふふっ、にがさなーい☆ いけ! マリー、カイル!」
ジェイド 「……えっと、離してくれませんか……って、交渉の余地もなさそうですね。しょうがない。降参ですよ。
では―先生に礼を述べるとしましょう。先生がいなければ、私はどうなっていたかわかりませんしね」
アーチェ 「めずらしく殊勝な事いってるわねぇ。めっずらしい~」
ジェイド 「我ながら、自分らしくないとおもっていますよ。では失礼」
マリー 「ん。参加してくれてありがとうな。じゃ次は……」
ジーニアス「次マリーさんでどうかな」
カイル 「俺もそれがいいと思う」
マリー 「わたしがか? それじゃ。
カイル、ジーニアス、アーチェ、そしてどこか行ったがジェイドにありがとうだ」
アーチェ 「え? あたしたちに?」
カイル 「でも、俺達何もやってないよ」
マリー 「やっただろ。誰かにお礼を言うことを。
お礼の言葉って、聞いているだけで心がほかほかしてくる。だからありがとう。
で、こんな良い言葉を言えるようにしてくれた者達……お前達のお礼の相手にもありがとうだな」
アーチェ 「……ありがと」
カイル 「え? アーチェが素直にお礼を」
アーチェ 「うっさいな! 悪かったわね! 素直じゃなくて! でも今すっごく言いたかったんだもの!」
ジーニアス「ははっ、そうだね。ボクも言わせてもらおうかな。マリーさんありがとうございます」
カイル 「あ、俺も俺も! 素敵な言葉に気づかせてくれてありがとう! ……ございます。マリーさん」
マリー 「こちらこそ。ありがとう。皆……」