09/02/04 16:43:21 csXAaYYP0
小鳥は面接のために十三人の少女と向き合った。
いやな顔だった。初めての面接でおびえ切ってはいたが、どこかにふてくされたような色がある。
そしてなによりも、これから厳しい芸能界に飛び込むという自覚がない。
甘やかされ、思い上がった顔である。このババァ、何歳なんだ?と漠然と考えている。
相手は事務員たったひとりじゃねーか。十三人一丸となってかかれば、どーってことねーよ。
その顔が小鳥の気持ちを鎮めた。
(殺す)
社長やプロデューサーがどう思おうと知ったことではない。
子供たち相手に大人げない、と世人はいうかもしれないが、そんなことも糞くらえだ!
こんな嫌な顔をしたメスガキどもを候補生にしておけるものではなかった。
小鳥はゴホン!と咳払いし、ニコッと微笑んだ。
「みなさん!メイドカフェは好きかしら~?」
「メイドカフェがどうかした?おばちゃん」
カッ
「腐女子の作法をしかと見ておけ!冥土の土産にな!」
真「会議室から、ひ、悲鳴があ・・・!」
雪「ぶるぶるぶるぶる・・・」
や「うぅ・・・。せっかく後輩ができたと思ったのに・・・」