08/10/09 01:13:07 +vGgLW0dO
――……ここは…病院の…臭い? 目が…よく見えない…
―…あぁ、そうか…そういえば今日俺は…
『ガラガラ』とドアが開く音と、息切れの混ざった足音が近づいてくる
真「プ…プロデューサー…」
P「真…か…?」
真「そ、そうです!ボクですよプロデューサー!」
P「………今日のライブ…一緒に行けなくて…ごめんな」
真「そ…そんなことどうでもいいですよ! それより、どうしてこんな…!」
P「…通勤中に…事故にあってな…」
―通勤中に後続のトラックに追突されるなんて…俺も運が悪いなぁ…
P「…今日のライブ…どうだった?」
真「え?も…もちろん成功しましたよ! …今日は調子が良くって、ファンの人たちの歓声もスゴかったんですよ!」
―…真の嘘はすぐに分かる… 嘘をつくときには声が震えるから
P「そうか…良く頑張ったな…真…」
真「ヘヘッ、このライブが成功したら遊びに連れてくって約束でしたもんね!」 ―そうか… 今日のライブが成功したら…一緒に遊びに行く約束をしたんだったな…
P「あぁ…そうだったな」
真「でも…今回はいいです、プロデューサーが一緒にいて、一緒に成功しないと駄目です!」
真「だから、次のライブが成功したら…その時は絶対一緒に遊びに行ってもらいますよ!ヘヘッ」
P「…あぁ、そうしよう」
―運は悪かったけど…真に会えて、…話すことができたから、まだ良かったかな…