08/09/16 04:28:56 Ue8nsnlY0
>八十神高等学校、昼休み～屋上にて～
>今日も千枝と一緒にお昼を食べた
千枝「ふ～、ごちそうさま～」
番長「お粗末様、ほらお茶だ」
千枝「ありがとー、んぐんぐ・・・・ぷはー生き返る～」
番長「また作ってきてやるよ」
千枝「ん、それはとても嬉しいんだけどさ、普通は逆だよね」
番長「逆？」
千枝「普通はその・・・女の子の方が男の子に、手作り弁当とか持ってくるのが普通じゃん？」
番長「・・・そういうものか？」
千枝「そういうものだよ。そういえば、ここ最近毎日持ってきてくれるよね。どうして？」
番長「・・・聞きたいか？」
千枝「もちろん！」
番長「じゃあ敢えて言おう、肉であると！」
千枝「に、肉ぅ！？」
番長「ぶっちゃけて言うと、お前肉食いすぎ」
千枝「が、がーん！・・・はっきり言われた・・・（がくっ）」
番長「いや、肉を食べるのは悪くない。だが、野菜や魚もちゃんと摂らないと駄目だ」
千枝「うう・・・なんか番長くん、うちのお母さんみたい。ちゃんと家では野菜も魚も食べてるもん」
番長「それはそうだろう。千枝のお母さんがちゃんと作ってくれてるんだから。
だが昼はどうだ？間食もしてるだろう？」
千枝「で、でもでもちゃんと運動してるし、摂った分のカロリーはちゃんと消費してるよ？」
番長「そういう問題じゃない・・・心配なんだよ、千枝の事が」
千枝「番長くん・・・・」
番長「栄養のバランスが偏りすぎて、もしある日突然倒れたりしたら・・・こっちの世界でならまだいい、
もしマヨナカTVの中で戦ってる途中で倒れでもしたらどうする？」
千枝「うう・・・・」
番長「ペルソナが使えても、栄養のバランスを整えてくれる魔法なんかないんだぞ？」
千枝「・・・・・」
番長「わかってくれたか？」
千枝「う、うん・・・」
番長「だったら」
千枝「だったら・・・・・・・？」
番長「人 参 と か ピ ー マ ン 残 す な ！ ！ 野 菜 を ち ゃ ん と 食 え 野 菜 を ！」
千枝「う～！」
番長「うーじゃない！」
千枝「だって、苦手なんだもん、ピーマン苦いし」
番長「お前は偏食する子供か！野菜をちゃんと食べなさい、修行だと思って」
千枝「しゅ、修行・・・そう言われると弱い・・・」
番長「そうだ修行だ。ほら、薬だと思って鼻を摘んでよく噛んで味わって飲み込むんだ」
千枝「いや、それじゃ鼻摘む意味ないから。・・・・本当に食べないと駄目？」
番長「駄目だ。なんなら口移しで食べさせてやろうか？」
千枝「ええ～～～！？」
番長「パクっもぐもぐ・・・・ん～～～～～ほら、ん～～～～」
千枝「や、えと、その、わ、私、あ、ほら・・・そ、そう！ゆきこのところいかないとそんじゃまた！」
番長「ん～～ん～～！（逃がすか！まて！）」
千枝「いや～～～勘弁して～～～～！」
>昼休み終了まで、千枝と屋上で追いかけっこする羽目になった。
お天気女子高生「はあ・・・今日も平和ね」
あれ、甘い話にしようとしたのになんかおかしいぞ。