08/09/13 17:22:42 zhc4Y/1F0
陽介「そういやさぁ…人を動物に例えるとかいうのがあったよな」
完二「藪から棒ッスね先輩」
陽介「野郎だけで面突き合わせて飯食ってるんだから、暇つぶしにくらい付き合えよ」
番長「テレビの中とバイト以外で暇潰しでないお前の人生はあるのか?」
陽介「酷くね?スサノオでも耐え切れそうにないよ?」
番長「気にするな相棒。続きを話せ相棒。さもなくばお前“で”暇を潰すぞ相棒」
陽介「ちょっと~!この子凶悪なんですけど。言葉が暴力なんですけど~!」
完二「いいから話進めましょうぜ花村先輩」
陽介「…お前ホント相棒には忠実だよな…まぁいいや。まぁ動物に例えるとしたら…」
りせ「先輩は狼だと思いま~す」
直斗「さしずめホッキョクオオカミといったところでしょうか」
陽介「おわッ!!いつの間に現れた。てかいつからいた」
直斗「花村先輩が『さっさと話を進めろジュネス。折角お前の下らない戯言に付き合う気になりそうなんだから』と番長先輩に言われたあたりからです」
陽介「いつ言ったの?ねぇ、いつ言ったの?俺の耳がおかしいの?俺がおかしいの?」
雪子「でも番長君の言葉を要約するとそんな感じだったよね」
千枝「大分オブラートに包んでたけどね」
陽介「包んでねぇよ、言葉が全く違うじゃん。てかお前らもいつの間にいたんだよ」
雪子「花村君が『ハァハァ…相棒…俺を…この俺を卑しい犬畜生に貶めてくれ』って頼んでたあたりから」
陽介「言ってねぇ!!何その変態?俺そんなイメージなのみんなの中で」
番長「つまり会話の最初からいたってことか」
りせ「そうで~す」
千枝「番長君が狼なのは結構ぴったりだと思うな~群れを大事にするとか」
雪子「人間育てたり案外優しいのかな~ってとことか」
直斗「赤頭巾ちゃんとか七匹の子山羊を食べるというのは性を表しているとも言いますけどね」
りせ「はいは~い。だったら私赤頭巾ちゃん希望。先輩が狼なら私赤頭巾ちゃん」
千枝「この子は…ホントにアグレッシブだよ…」
完二「おい、りせ話聞いてたのか?動物に例えるっつてただろうが」
りせ「煩いよバ完二。アンタは犬ね」
直斗「確かに巽君の番長先輩への忠誠心は犬を連想させますね」
完二「まぁ…異論はねえ。俺のタマはとっくに番長先輩に預けてるからよ。野良犬から救ってくれた恩は忘れねぇ。漢・巽完二、番長先輩の恩義に報いるためなら忠犬と呼ばれようが猟犬と呼ばれようが一向にかまわねぇ」
りせ「あははは、タマ預けたんだ~だったら完二はさしずめ去勢されたドーベルマンだね」
完二「そのタマじゃねぇ!!!」
直斗「下品ですよ巽…去勢されたドーベルマン君」
完二「ort」
陽介「もしもし、お嬢ちゃん達~日頃のコイツの俺に対するぞんざいな態度見てないの?」
直斗「知ってますか花村先輩。犬というのは群れの上下関係をきちんと把握できる動物なんですよ」
陽介「え?俺もしかして馬鹿にされてる?見下されてる?泣いてもいい?」
番長「泣く時は奥から二番目の男子便所の中で泣いていてくれよ相棒。ウザイから相棒」
陽介「お前、それもう完全に蔑んでるよね?相棒の使い方おかしくね?語尾になってね?」
千枝「花村はゴールデンレトリバーだよね」
雪子「ああ、わかるわかる馬鹿で愛嬌の良さだけが取り得のゴールデンレトリバー」
陽介「……なあ相棒…俺はそんなにヒエラルキーの下なのか?皆の中で俺は路傍の石なのか…?」
番長「安心しろ相棒。お前は十分頼りになるぞ相棒」
陽介「相棒…(感極まって泣きそう)」
番長「軍手以上ガムテープ以下くらいには」
陽介「ort」