【ばっちり】萩原雪歩 深度25m【起きてますよ】at GAMECHARA
【ばっちり】萩原雪歩 深度25m【起きてますよ】 - 暇つぶし2ch141:名無したんはエロカワイイ
08/09/02 12:11:08 CZpEH/HN0
「今日も持ってきているんだな」
 収録の休憩時間。控え室に顔を出すと、雪歩が愛用の水筒を鏡台の前に置くところだった。
「ええ、テレビ局は自動販売機は多いですけど、やっぱり好きなお茶を飲むとほっとしますよ」
 こちらを向いてにこりと微笑む。以前聞いた、静岡のナンタラと宇治のカンタラと狭山のドータラをブレンドした
雪歩スペシャルだろう。雪歩には何度も聞いているが、どうも脳味噌が学習を拒否するらしく銘柄が頭に入らない。
「こうも暑いのにホット茶なんか飲んで、雪歩はよく平気だな。俺はもう汗だくだというのに」
「お茶ですよ?そんなに熱くしませんよう。あ、でも熱い飲み物を飲むと、その後すっと汗が引くって言いますよね」
「汗が引くまでに服がびしょぬれになってしまうよ。俺はその域には到達できないな」
「ふふ。あ、プロデューサー、なにかご用でしたか?」
 問われて思い出した。今日は街角ランキング番組の収録で、たまたま局からそう遠くない場所の特集だったのだ。
「うん、番組のランキングにあった和菓子屋な、近所らしいんだよ。帰りに寄らないか?」
「え、6位の甘味処ですか?」
「ああ。粟ぜんざいとか旨そうだったよな。雪歩、VTR観ながら幸せそうな顔してたから、詳しい地図を聞いてきたんだ」
「ええっ?わ、わたしそんな顔してましたかぁ?」
 人気のある食べ物屋を紹介し、ゲストたちがああでもないこうでもないと語る番組だ。まだ新人の雪歩は多くのカットを
与えられているわけではないが、あの表情は間違いなくお茶の間に流れる、そう確信できるいい顔だった。
「今にも融けそうだったぞ?さすが女の子だな、甘いものには―」
「あ!あ、あー、その」
「―目がないと……ん、どうした?」
「……あの、プロデューサー?今日のランキングのお店、できたら……」
「どうした?お土産にしたいとか」
「いえ、6位のお店じゃなくて」
 赤い顔をしてしどろもどろの雪歩が言う。
「わたし、その前の、7位の漬物屋さんが……いいなぁ」
「へ?」
「あのお店の柴漬け……き、きっとわたしのお茶に合うんじゃないかと。わたし、実はあの時ずっとそれ考えてて……っ」



雪歩の好きなお茶請けはなんだろうな。


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