08/10/27 00:05:55 zs5/Q8FX0
>>810を由香寄りの視点で書いたものです
同じネタで3度目、>>810と食い違いがある、
由香に黒さが足りない、結局「処理」が何だったか明かしてない、
など突っ込む所は多いですがご容赦ください…
由香:むにゃむにゃ…
哲志:お、起きたか。
由香:(あれぇ…してない…おねしょするはずだったのに)
そのとき、半分寝ぼけていた由香の頭に、一つの考えが浮かびました。
由香:(今からしたっておんなじ…。おねしょしちゃった…って…
うそ泣きすれば…お兄ちゃんなら簡単に騙せるよ…うん、決定…)
由香:んっ…
由香はそのまま、おなかの制御を解きました。
まだいっぱい閉じ込められていたおしっこが、たちまち解放され始めます…
由香:(ふにゅぅ……あったかぁい…)
解放がほぼ終わったそのとき。
由香:…あ。
半分寝ぼけていた頭が覚めて、由香は自分のしたことに気付きました。
由香:(しちゃった…)
由香の心を、後悔が一気に襲いました…
由香:う…うう…
哲志:!?
由香:う…あああぁぁ~ん!
うそ泣きするつもりだったのに、由香は本当に泣いていました。
哲志:な、何だ、どうした?
由香:おし…おねしょ…しちゃったぁ…
おしっこと言いかけ、わずかに残った冷静さでおねしょと言い直しました。
哲志:な…そんなはずが…
哲志は慌ててシーツに手をかけました。
由香:いや…だめぇ!
慌てて押さえようとしましたが叶わず、哲志にシーツを引っ剥がされてしまいました。
由香はぎゅっと目を閉じました。自分がした事を見たくなかったのです。
哲志:う…
上ってくる温かい空気と、哲志の慄きようとで、
ベッドがどんな状態になっているかは分かります。
由香:ぐすっ…えぐっ…(お兄ちゃん…どうするかなぁ)
由香は泣きじゃくりながらも、哲志の様子を窺っていました。すると…
哲志:何やってんだ!俺…!
ばんっ!
由香:(びくっ!)
哲志が悔しそうにベッドを拳で叩いたのです。
由香:(お兄ちゃん…怒ってる…!)
哲志は自分の『処理』が不十分だったと思って、それを悔いただけなのですが、
由香にそんなことが分かるはずはありません。
さらに、泣いていた由香は哲志の言葉の「俺…!」の部分が聞き取れず、
「何やってんだ…!」が自分に向けられたと思い込んでしまいました。
由香に残っていたわずかな冷静さは、それで吹っ飛びました。