07/11/21 22:30:13 ZxPJxUOh0
由香「やぁぁ!お兄ちゃん…やだぁ!死んじゃやだよぉ・・・!!」
哲史「・・・・・・う・・・だ、大丈夫だ由香・・・俺・・・死なないよ・・・
俺が死んだら・・・お前一人ぼっちになっちゃうだろ…?」
由香「お・・・お兄ちゃん・・・お腹が・・・」
哲史「お、俺は大丈夫・・・うぅ!ぇ!げほ!けほ…!」
由香「きゃああ!! お兄ちゃん!もうしゃべっちゃ…だめだよ!!」
哲史「ご、ごめんな…由香…俺…嘘ついてたよ…」
由香「嘘…?」
哲史「ほら…兄ちゃんお前に…直美のことが…ずっと好きだったって…言っただろ?」
由香「うん…」
哲史「俺の好きな人は…他にいるんだ…」
由香「!?」
哲史「見えない…由香しか見えないよ、俺…なのにずっとお前の前では直美直美って…
兄妹だからとかじゃなくて…本当に一人の女の子として…俺は由香のことが…好きなんだ…ん!!げほ!!」
哲史の口から多量の血が吐き出されました…
由香「きゃああ!お兄ちゃん!!」
哲史「なぁ…由香…お願いだから…嘘でもいいから…俺のこと好きだ!って言ってくれないか…」
由香「お兄ちゃん…う、嬉しい…由香もね…お兄ちゃんのことずっと…ずっと好きだったんだよ…
ずっと…ずっと…大好き、お兄ちゃん。」
哲史「ゆ、由香…あ…ありがと…」
そういってゆっくりと目を閉じた哲史は二度と起き上がることはなかった…
由香「お…お兄ちゃん?…おにいちゃああああん!!!!!!」