10/04/01 17:47:04 gcJcaaUD
>>488
それはエーテル病という病気でした。
自分は仰向けに寝て、おなかに湯たんぽを載せながら、パエルにこごとを言ってやろうと思いました。
「これは、お前、先天じゃない。エーテル病という」と言いかけて、うふふふと笑ってしまいました。
「癈人」は、どうやらこれは、喜劇名詞のようです。
眠ろうとして薬を飲み、しかも、その薬の名前は、エーテル抗体。
いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂「elona」の世界に於いて、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分はことし、二十七になります。
白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。