09/08/07 17:27:08 bW8SLej4
自分が何かを書くときは、
心をからっぽにして、その中から何かが浮かんでくるまで瞑想している。
そして、ふと何かが動き出した後、一つのイメージができあがる。
しかし、できあがったものを見たとき、それはすでに、自己とは関連の無い何かになっている気がする。
できあがった瞬間に、「違う」と思ってしまう。
ある一つのイメージができるまでには、
ほかのイメージを犠牲にしなければならない。
出ようとして出なかったイメージがその後ろにたくさんあって
俺にそれを言葉にするように訴えていたが、
忘れっぽい俺は、浮かんだ瞬間にそれらを忘れてしまう。
何を読んでも満足することがないというのは、
語られない物語が、その後ろに沢山あるからだ。