08/07/27 22:29:07 FzjmwrHF
>>674
権力欲旺盛な次男は自分の周りの名将たちを疎んでいた。
なぜならば、父の側近に取り入り自分の権力を固めようとすれば
たちまちに見抜き、天命に知れないようにこっそりと、しかし、強力に妨害してきたからである。
自分の思うようにならない鬱憤に満ち満ちていた次男であったが
ある日、町で魅力的だが、どこか不気味な雰囲気を漂わせる女に出会う。
彼女は自らを呪い師であると語り、もしも、巨万の富を与えてくれるのならば
野心をかなえると持ちかけてくる。
次男は早速自分の領地中の城と馬車数台分の金銀を与え、女を囲う。
その翌月、首都に謎の疫病が発生、目障りだった名将たちは悉く死に絶えてしまう。
この混乱を機に、次男は父の側近や敵国の将校への賄賂と風説の流布によって
瞬く間に大陸に名を馳せる英雄となった。
こんな感じでどうよ?
「歴史」って言うよりも「御伽噺」っぽいけど。