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言咲の詞華…原始の賢者が世の理を言の葉として紡いだ際に、水面に文字を描いたという小枝
神の意を汲み人の思いを編む最古の魔法触媒
天對連理…常世と現世をまたぐ大樹をもちいた天秤。天運鬼運をひとつなぎにする禍福あざなう魔性の品
叉に分かれては繋がる奇妙な網目の狭間に天使と悪魔が踊るという
忌喰い棺の蓋…世界の遍く忌み悪しかれを納めた箱の、その封として使われた石板
その表裏それぞれに、神性にて穢れを払う力、獣のように魔を喰い尽くす性とを宿している
四足獣の蹄…神代の時代、世界がまだ確たる形を持つ以前に大地を背に支えていた四つ足の神がいた
やがて地は球となって逆まき、その足は天を衝く塔となった
宙にまで達したその塔の最上、かつての神の蹄には人の知の及ばぬ聖物が鎮座するという
苦界の雨…栄えに反し富みに欠き、業魔徊する影なる苦界。惨憺たる地に染む嘆きの雨は金剛をも蝕む毒を孕む
その毒は刃に込められ、刃は死を呼び、死は毒を煮詰めた
やがて呪いにまで達したそれは悪魔も恐れるものとなり、忌まれて闇に葬られたという