コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 30at GAL
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 30 - 暇つぶし2ch800:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:42:42 1+dzqOBf
 そして、問い続けた結果。ナナリーはブリタニアのブリタニアらしさに目を向けた。
 ブリタニアでは一定の価値観において、一度弱者と決め付けられれば、その人の人生はそれまでだった。障害者しかり、被征服者しかり、貧困者しかり。
 弱肉強食。ブリタニアが唱える国是であり真理。
 そしてその真理の犠牲者は、今なお増え続けている。
(それではいけない……)
 ナナリーはいままで過ごしてきた境遇もあり、ブリタニアの弱肉強食を完全に是としない、皇族内でも珍しい存在だった。しかし、それを是としないのはいいとして、だからなんだという話になる。
 ナナリーがなんと思おうが相手は国是であり、太刀打ちできるものでは決してなかった。しかし、ナナリーは動こうと決めた。たとえそれがどんな小さな事でもやらないよりはきっとマシだと考えた。
(でも、どうすればいいのかが分からない……)
 そこで、まずナナリーは護衛のアーニャに相談してみた。他に相談し易い人がいなかった、というのもあるが、アーニャはブリタニアに来て初めて、仲良くなってくれた人だった。
 それに、アーニャは、かつてアッシュフォード学園でナナリーと仲良くしてくれた友達と雰囲気がとてもよく似ていた。だから、というわけでも無いのだが、ナナリーはほぼ無条件にアーニャを信じていた。
 相談されたアーニャは、真剣にきいてくれた。そして、言った。
『私は役に立てそうに無い。……でも、文官じゃないけど、優秀で、皇女殿下の力になってくれそうな人を知ってる』
 そして、彼女は数日後にある人を連れてきた。
 ナナリーの住む宮殿の応接室に通されたその人は、過去の忘れられない感覚を思い起こさせる人だった。
「殿下。連れてきた」
「あ、あなたは……」
 ナナリーはその人を通じて伝わってくる“音”を聞いて、驚きを隠せなかった。
 ―また来たよ、ナナリー。今日は何の折り方を教えてくれるんだい?
 そう言って、足しげく通ってくれた、あの人。
 兄の友人。スザクの友人。カレンの恋人。生徒会の仲間。
 そしてなにより、ナナリーがルルーシュと、スザクの次に好きだった人。
(生きて、生きていた……?)
 良かった。良かった良かった!

801:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:44:07 Qu+gph9s
支援

802:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:46:27 1+dzqOBf
 目が見えなくても涙は流れる。顔と心が熱くなる、込み上げる。
 なぜ、あの人がブリタニアに? なぜこの限られた者しか入れないこの場所に? そんな疑問など、この時のナナリーにはよぎりもしなかった。
「ああ、ライさ―」
「ロイ・キャンベルと申します」
 部屋の入り口で跪いた男の言葉は、ナナリーの期待を大きく裏切るものだった。
「えっ……」
「お初にお目にかかります、ナナリー皇女殿下。ナイトオブゼロを拝命して数ヶ月あまりの間、ご挨拶に伺わなかった無礼をお許し下さい」
「ロイ、キャンベル……?」
 ナナリーは肩透かしをくらったような気分になって、目の前にいるであろう騎士に気の抜けた顔を向けていた。
「殿下。ロイはあまり評判は良くないかもしれないけど、その実力と能力はシュナイゼル殿下のお墨付きで……」
 ナナリーが怪訝そうに潜めた眉を、違う意味に受け取ったのだろう。アーニャは急いでフォローを入れた。
「あ、いえ、そういう事ではありません」
 ナナリーは顔を赤くして顔を振った。
「ただ、足音が、その……私とお兄さまの大切な人に似ていたものですから、驚いてしまって……」
「足音?」
 ロイ・キャンベルと名乗った男が、不思議そうに首を傾げた。
 アーニャは「あぁ」と頷いて、ロイに説明した。
「殿下は足音で人を判別できる。結構正確」
「へぇ」
 ロイは純粋に驚いたようだった。
 ここで、ナナリーはロイをずっと部屋の入り口で跪かせている事に気が付いた。
「あっ、すみません。どうぞ中へお入り下さいキャンベル卿」
「はっ、失礼いたします」
 そして、ナナリーは客人をテーブルに促した。
「おかけ下さい」
 ロイは一礼してから、アーニャは特に何もせず席に腰掛けた。
 それを見計らって、ナナリーの侍女がお茶を運んできて、三人の前に丁寧に置いた。
「わざわざ来ていただき、ありがとうございますキャンベル卿」
 すると、ロイはスッと手を前に出した。
「どうかロイと呼び捨てになさって下さい皇女殿下。親しい友人はスザクを始め、そう呼びます」
「あ、はい。ではロイ……さん、と」
「……」

803:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:46:51 Qu+gph9s
支援!

804:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:49:02 1+dzqOBf
「ロイ。殿下にはこれが限界。これ以上の要求は下手をすればいじめになる」
「いじめって……。僕はそんなつもりは微塵も……」
「殿下をいじめたら、ダメ」
 アーニャに睨まれて、ロイは困った顔をした。
「……分かったよ。了解」
(……)
 この間、ナナリーはずっとロイの声や口調に集中していた。
(口調が少し違う、仕草も……でも声はそっくり……)
 ナナリーは目が見えない代わりに、耳の良さには自信があった。
 そして、ロイという人物が出すあらゆる音を聞く限り、やはり、あの人ではないかという疑問が無制限に増大していった。
(試してみよう……)
 どちらにせよ、客人を迎えていつまでもモヤモヤとした感情を抱き続けるのは失礼と言うものだろう。
 違うなら、違うとハッキリさせる必要があった。
 ナナリーはそう決意して、気分を落ち着かせるために小さく呼吸をした。そして、微笑んだ。
「ロイさん。あなたの事はスザクさんに聞いています。どんな状況になったとしても、私のために動いて下さる方だと」
「イエス・ユア・ハイネス。もちろんです皇女殿下。私の忠誠は皇帝陛下とその皇帝陛下が愛するブリタニアと皇族の方々に捧げております。それはもちろんナナリー皇女殿下も例外ではございません」
 そして、ロイは優しい声で言った。
「つまり、私はナナリー様の盾でもあります。いざという時にはお守りいたします」
 やっぱりあの人の声と似ている、そう感じてナナリーは顔を赤くしてしまった。
 そういえば、一時期兄ルルーシュの帰りが遅く、その事を、あの人に相談してみた時も、同じような事を言われた。
「大丈夫、心配しなくていいよナナリー。ルルーシュと、それに」と言って彼は言葉を止めた後、
 ―ナナリーは僕が守るから。
 ナナリーは自分が回想に浸っている事に気付いて、胸中で首を振った。
「あ、ありがとうございます。それに、アーニャさんからも、あなたの事はよく聞いています」
「はは、何と言われているのやら」
「悪い風には言ってない。多分……」
「ええ、とても素晴らしい方だと聞いています。これからよろしくお願いします」
 ナナリーはさりげなく手を差し出した。ロイは反射的にその細い手に自分の手を重ねた。
「こちらこそ、よろしくお願いいたします殿下」

805:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:49:15 Qu+gph9s
支援

806:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:51:02 1+dzqOBf
 握手を交わし、ロイは手を離そうとした。
「?」
 しかし、ナナリーは手の力を緩めなかった。いや、むしろ強めた。
「殿下?」
 振り払うわけにもいかないのだろう。ロイは困った様子でナナリー声をかけた。
「あの……」
 ナナリーはおずおずと尋ねた。
「あなたはロイさん……なんですよね?」
「へっ?」
 ロイは質問の意味を理解しかねたのか、一瞬呆気にとられたようだが、
「あっ、イエス・ユア・ハイネス。私はナイト・オブ・ゼロ。ロイ・キャンベルです」
 ナナリーの心の中に暗い落胆の色が広がった。なぜなら、この手を繋ぐという行為によって、ロイが嘘を付いていないと言う事が分かってしまったからだ。
「そう、ですよね……」
 ナナリーは力なく、手を離した。
 しかし、ナナリーはすぐに気を取り直した。
 忙しい中わざわざ来てもらった客人を、これ以上個人的な気持ちに付き合わせては迷惑だろう。と思ったのだ。
「実はロイさん。アーニャさんから聞いておられるかもしれませんが、あなたに頼みたい事がありまして……」
「これ」
 いつの間にか、アーニャがナナリーの机に置いてあった書類を持ってきていた。
「ええ、話は聞いています。では、拝見させていただきます」
 ロイは書類を受け取って、目を通し始めた。
 それは、文庫ぐらいの厚さがある書類だったが、ロイは流すような速さで目を通した。これは別に、何割かを省いて読んだというわけではなく、ロイの速読が成せる技だった。
 約五分間。少女二人は大人しく待っていた。
「……戦災孤児向けの援助基金。戦傷病者戦没者遺族への援助改正案。帝国内の名誉ブリタニア人への公的扶助指針案。それにスラムの教育整備ですか」
「素人考えですが……こういうのが実現できれば良いなと思いまして」
「なるほど、なるほど……」
 ロイはひとしきり頷いた後、人に気付かれない程度に小さくため息をついた。しかし、耳の良いナナリーにはそれが聞こえた。
「結論から申しますと、確かに素人考えですね。それにこれは計画書ではない。ただの感想文です。こうしたい。ああしたいという想いは伝わりますが、提示されているそこに至るまでの手法に現実味が無さすぎます」
「……」
 辛口コメントであったが、その通りだったのでナナリーは何も言えなかった。

807:全力支援者Y ◆7RZOliBygM
08/11/03 01:52:14 ale6/R2i
携帯が猿った、支援

808:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:53:01 1+dzqOBf
「このままシュナイゼル殿下にお見せしていたのですか?」
「はい……」
 もっとも、見せた所で「気持ちは分かるけどねナナリー。君はもう少し勉強をしてみるべきだよ思うよ」と、遠慮がちに言われただけだった。
 その時、隣にいた、副官のカノンが補足した。
「ナナリー様のやりたい事は理解できますわ。ですが、その私たちが理解している事と、ナナリー様が成しえたい事が必ずしも同義とはらないのが人の性です。
 ですので、こういう計画書を正式に申請として提出する場合、その目標へ到達する経緯を現実的に、かつ第三者にも分かりやすく示す必要があります。
 そうしなければ、ナナリー様の目指す目標が、捻じ曲がった理解をした者が歪曲した段階を踏み、結局はその目標をナナリー様とは違うものにしてしまう可能性があります」
 つまりは、多くの人に関係する何かをしたいと思うのなら、多くの人が同じ認識を持って進めるような指針や段階目標をしっかりと作らなければいけないという事だ。
 しかし、この時点では、ナナリーはこうしたいという最終目標のみを強調し、そこに到達するための段階ごとの計画を欠いた。
 その指針・段階作りをシュナイゼル達に手伝ってもらうという選択肢はナナリーには無かった。帝国宰相とその副官は一年を通して業務に忙殺されており、ナナリーとの面会時間も、本来ならただでさえ貴重な睡眠や休息にあてる時間を割いて作ってくれたのである。
 スザクに頼むという選択肢もあったが、彼と会うといつも慣れないラウンズの仕事が忙しそうなので、頼みにくかった。
 しかし、ナナリーにはどうしても、賢い人物の助けや指導が必要だった。
 そして、今日来たのがアーニャ曰く「初めての仕事でも、すぐに慣れる。だから、スザクに比べれば多分暇」のロイ・キャンベルだった。
 しかし、今回ロイに見せたものは、シュナイゼルから言われた後、ナナリーなりにその指針・段階目標を加えてみたものだったのだが、“シュナイゼル殿下のお墨付き”のロイからしてみれば、勉強不足・感想文の域を出ないものであったらしい。
「なんと申しますか。さぞかし、シュナイゼル殿下もお困りだったでしょう……」
「……」
 ナナリーはドレスのスカートを無意識にギュッと握った。
「ロイ……」
 ロイの腕を、アーニャがつついた。

809:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:53:56 ale6/R2i
……ミスった……支援

810:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:55:15 1+dzqOBf
「んっ、何?」
「言いすぎ。皇女殿下いじめたらゆるさない」
「いえ、いいんですアーニャさん。事実ですから……」
「話は最後までお聞き下さい皇女殿下。それにアーニャも。確かに、このままではダメですが、だからこそ僕に協力を頼んだんのではないのですか?」
 ナナリーが俯かせていた顔をハッと上げた。
「ロイさん。では」
 ロイはニッコリと笑った。
「殿下。あなたが叶えたいと思っている内容は実に的を得ていますし、何よりブリタニアに必要だけど足りない事です。あとは、僕がしっかりと形にしましょう。いや、形にするお手伝いをさせて下さい」
 そしてロイは、ナナリーに協力する事を約束してくれた。
 ナナリーは嬉しかった。ナナリーが唱える思想に共感を示してくれた貴族は、ブリタニアに来て以来初めてだったからだ。アーニャだって、別にナナリーという友達に協力してくれているだけであって、決してナナリーの唱える思想に共感してくれているわけでは無いのである。
「ありがとうございます。ロイさん」
「殿下。先ほど僕は少し厳しい事を言いましたが、あなたは、こういう事に向いていますよ。僕が保証します」
 そして、ロイはその書類を抱えて立ち上がった。
「では、とりあえず今から、これを僕なりにもう少し詰めてみたいと思います。明日にでもまた打ち合わせしたいと考えますがいかがでしょうか?」
「はい、私はどうせ暇ですので、ロイさんに合わせます」
「ロイ。私に何か手伝える?」
 隣のアーニャの言葉に、ロイは手を振った。
「いや、君はナナリー総督の護衛だろ。君は君の任務をするんだ」
「でも……」
「適材適所さ。そういえばナナリー皇女殿下、先ほど暇とおっしゃいましたが、本当に暇ですか?」
「えっ、はい。暇です」
「そうですか。では、しばしお待ちを」
 すると、ロイは懐から携帯電話を取り出し、どこかにかけた。
 しばらく待ち、相手が出ると、ロイはパッと笑顔を作った。
「あっ、ローマイヤさん? こんにちは、僕です。ロイです。ちょっとお聞きしたいのですが……」
 と言ってロイは電話越しに何かを尋ね、ペンを取り出し、頷きながらメモを取った。
「ありがとうございます。このお礼は後日にでも。ええ、はい、失礼します」

811:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:55:49 ale6/R2i
支援

812:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 01:57:59 1+dzqOBf
 そして、ロイは携帯を切ると、テーブルの上の何かが書かれたメモ用紙をアーニャの前にスッと移動させた。
「ナナリー皇女殿下。僕の友人に、殿下の目指すものの参考になりそうな本を聞いてみました。お暇でしたら、読んでみてください。きっと参考になるでしょう。本のタイトルが書いてあるメモはアーニャに渡しておきますので」
「あっ、はい。分かりました」
「では、ひとまずこれで失礼いたします」
 と言って、ロイは立ち上がり、一礼した後、部屋を出て行った。
 部屋には少女二人が残された。
「言ったとおりでしょ」
「えっ、何がですかアーニャさん?」
「ロイの事。彼、優しいから。きっと殿下に協力すると思った」
 ナナリーは友人の言葉に驚いた。アーニャと知り合ってそんなに長くないが、それでも他人の事を、優しい、と評価するような人物ではないと思っていたのだ。
「……」
「? なに?」
 ナナリーの困惑した表情に気付いたのか、アーニャは怪訝そうに聞いて来た。
「あっ、いえ、アーニャさんがそうやって他人の事を言うのも珍しいな、と思いまして……」
「そう?」
「はい、そうです」
「……」
「もしかして、好きなんですか。ロイさんの事?」
 アーニャの体がピクリと震えたのをナナリーは感じ取った。そして、アーニャはしばらく黙った後、
「……ち、ちがう」
 珍しく呂律の回らない友人の顔が見れなくて残念だ、とナナリーは思った。
「違うんですか?」
「……」
 アーニャは答えなかった。
 ここにきて、ナナリーは無性に申し訳ない気分になった。
「あの、アーニャさん。ごめんなさい。変な事聞いてしまって」
「……別に構わない。正直、私も分からないから」
「えっ、じゃあ、やっぱり好きかもしれないんですか?」
 積極的なナナリーに、アーニャは意外そうな視線を向けた。
「……皇女殿下。もしかしてこういう話好きなの?」
「好きです」
 即答だった。

813:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:58:18 Qu+gph9s
支援!

814:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 01:59:31 dhLt1JaI
支援


815:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 02:00:21 1+dzqOBf
 実際ナナリーはこういう話が大好きだった。
 ただ、兄にこんな事を話すと「ナナリー。他人の情事に興味を抱くのはあまり感心しないな」と注意されてしまうので、黙っていただけである。
 その兄にしても、あの兄と大変仲の良かったシーツーとの関係に、ナナリーは大きな興味を抱いていたものだ。なにせ、自分の義理の姉になるかもしれない人物なのだから、その興味も一押しだった。
「……」
 ワクワクが弾けそうなナナリーの顔を一瞥して、アーニャは俯いた。それは、呆れているのか、話すのを恥ずかしいと感じているのか、それ以外の感情なのか、ナナリーには判断しかねた。
 結局アーニャは、「図書館。行く?」と、これで話はお終いと言わんばかりに席から立ち上がった。

 ○ 

 朝日の眩しさを肌で感じて、ナナリーは体をベッドから起こした。
 懐かしい夢、と言うにはまだそれほど月日が経っていないが、ナナリーは遠い昔のような気がした。
(……私は、嫌になっているのだろうか)
 気分は落ち込んでいる。夢にみた頃と比べればそのモチベーションとも言うべきものはかなり低下していると思う。
 行政特区日本の失敗。
 あのあと、シュナイゼルからも、励ましの通信が届いたが、やんわりと少し急ぎすぎたね、と言われてしまった。
 それはナナリー自身も思う。でも、
(急ぎすぎなのは分かっていた。困難な事だとも分かっていた。分かっていたのに……)
 それでも、いくら先走りでも、急ぎすぎでも、こちらが誠意をぶつければ理解してもらえると思っていた。本気で思っていたのだ。

816:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 02:00:38 Qu+gph9s
支援

817:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 02:02:25 1+dzqOBf
 ナナリーは歩き出したこの道を止まろうとも、引き返そうとも思わない。ただ、この道が果たして自分に進む資格があるのか、また、自分はこの道を歩き終える事ができるのだろうか。
 不安は尽きない。そして、今現在、その不安がナナリーの心に言いようの無い暗い影を落としている事も事実だった。
 無理も無い。ナナリーはまだ15歳。心身共に成熟には程遠く、弱々しい。就任早々あんな失敗をしてしまってケロリとできるほど、ナナリーの神経は図太くは無い。
『ナナリー様。起床のお時間でございます』
 介護者兼侍女のノックがした。
「はい、入ってください」
 しかし、ナナリーの気分はどうあれ、ナナリーの選んだ道は、いつも通り彼女に一日と仕事を与えるのだった。

 ○『気持ちの問題』Aパートおわり。Bパートに続く。

818:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 02:02:53 Qu+gph9s
支援!

819:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/11/03 02:02:56 1+dzqOBf
 投下終了です。 
 こんな時間なのに支援ありがとうございます。感謝です。

820:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 02:27:07 Hqk4Fzvt
投稿ご苦労様でした!


821:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 02:27:12 Qu+gph9s
>>819
KOUSEI卿、GJでした!
皇帝に意見を述べたロイの度胸が凄い。
あの顔と声を前にしたら普通無理だよね。
エリア11に残ることを拒むスザク、ゼロを理由にしてますがロイのことも有るんだろうなぁ、と勝手に想像しました。
ナナリーの感覚を見るならばやはりロイはライ、しかし……
忠義の漢が待ち遠しい。
貴公の次の投下を全力を挙げて待たせていただきます!

822:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 02:40:16 nx93Ltdi
KOUSEI卿、乙であります。支援!

とうとう中華編に入りましたが、ロイは残りますか。
これからどのように展開していくのか楽しみです。
そして、そして遂にカレン捕縛イベント!!
はたしてどうなるのでしょう?カレンは真実に気づくのでしょうか?やはり再会の鍵はオレンジ?

次回も楽しみにしています。

823:うにゃら…
08/11/03 13:04:13 PdSCfa23
こんにちわ。
ゲリラ投下の人です。
投下しちゃいますので皆様、爆撃に巻き込まれないようご注意ください。

流れ的には前回の「誕生日編」の続きになります。
気になる方は、読んでいただけるとうれしいです。


タイトルは、「アッシュフォド生徒会の何気ない日常~迷走編その1~」。
カップリングは、「ライ×ミレイ」。
本レスは、4レスなので支援は必要ありません。
また、終了レスは入れないので、本レスの最後に《おわり》と入っていたらそこで投下終了となります。
ご注意ください。


824:うにゃら…
08/11/03 13:05:31 PdSCfa23
アッシュフォード生徒会の何気ない日常~迷い編その1~

「あーっ、かわいい~っ。会長っ、それどうしたんですか?」
シャリーが目敏く私のつけているペンダントにチェックを入れる。
ライからもらったあのロケットペンダントだ。
「うふふふ、いいでしょ?」
ついつい自慢したくなる。
ライが私の為にくれたプレゼント。
とても大切なもの。
あれ以来、肌身離さず持っている。
「本当っ、すっごくいいですね。もしかして婚約者からのプレゼントですか?」
「え?!」
私は、そう聞かれて言葉を失った。
「さすが伯爵家の方ですよね。センスいいなぁ。
私もこういうの欲しいなぁ…」
聞こえよがしに声のトーンを上げてそう言いつつ、ちょろちょろとルルーシュの方を見ている。
シャーリーとしてはルルーシュを牽制するつもりで何気なく言ったつもりだったのだろう。
だけど私にとって、その言葉の意味は現実を再認識させるだけの楔でしかない。
そう、私は…ライとは……。
この時、私はシャーリーの言葉を否定する事も出来ず、泣き出しそうになるのを我慢することしか出来なかった。

825:うにゃら…
08/11/03 13:07:05 PdSCfa23
この出来事があってから、私はライとの関係に深入りしないようにしなければならなかった。
これ以上、彼の事を思ってはいけない。
私のライへの思いは、決して実現しないもの。
なぜなら、卒業したら私は他の人と結婚するのだから。
だから、私はペンダントを外した。
貰った時、私はこれを絶対外すことはないと思っていたのに…。
ふと、鏡を見る。
あれ、何で泣いているんだろう。
鏡に映る私は、まるでこの世の終わりを見てきたかのように絶望に打ちひしがれて泣いている。
ああ、笑わないと。
だってこれからアスプルンド伯爵と会うのに…。
そう思って無理やり笑ってみる。
ああ、なんて不恰好な笑顔なんだろう。
しっかりしなきゃいけない。
そう、アッシュフォード家の為にも。
そう思って自分を奮い立たせようとする。
でも、それ以上にアッシュフォード家の家名が重く圧しかかってくる。
今までそれが重いとか負担だとか思ったことはなかった。
そういうものだと思っていたから。
なのに、今、私はそれに潰されそうになっていた。

826:うにゃら…
08/11/03 13:09:01 PdSCfa23
最近、ミレイさんの様子がおかしい。
話したりはするものの、なんかはぐらされている感じだ。
それにプレゼントしたペンダントも最近していないみたいだし…。
やっぱり、迷惑だったのかな。
そういう思いが頭を掠める。
その時だった。
「どうした?らしくないじゃないか…」
ルルーシュが僕に声をかけてきた。
「なんでもないよ、ルルーシュ。大丈夫だ」
そう言って無理やり笑ってみせた。
「おいおい、その顔でなんでもないといわれても余計心配させるだけだぞ」
呆れ顔でそう言われてしまう。
そんなに酷い顔してるんだろうか。
「悩みがあるなら相談しろよ。何かできることがあるかもしれないだろ?」
少し照れながらそう言ってくれるルルーシュ。
そうだよな。
僕は一人じゃない。
僕の周りには、大切な友人たちがいるじゃないか。
一人で抱え込んでみてもしょうがない。
そう思い、僕はミレイさんの事で気になっていることをルルーシュに相談することにした。
そして、恥ずかしかったが僕の彼女への思いも話した。
なぜなら、その思いがあるからこそ、僕はここまで悩んでいる。
だから言わないわけにはいかなかった。

827:うにゃら…
08/11/03 13:11:11 PdSCfa23
真剣な表情で僕の話しを最後まで聞くと、ルルーシュは僕を見据えて言った。
「ライ、お前はどんなことがあっても、彼女の傍にいて彼女を守ると誓えるか?」
いきなりの言葉に僕は言葉を失った。
「ど、どういうことだよ、いきなり…」
いきなりのルルーシュの言葉に、僕はわけがわからない。
混乱気味な僕をルルーシュはじっと見つめた後、ゆっくりと話し出した。
アッシュフォード家の事、そしてミレイさんの婚約の事を…。
僕は、ただルルーシュの話を聞くだけで精一杯だった。
思考がまったく働かない。
でもそんな状態ではあったが、なぜルルーシュがああいう事を最初に聞いてきたのか理解できた。
「ライ、悪いことは言わない。最初に言った覚悟がないのなら諦めるんだ」
ルルーシュは最後に冷たくそう言うと、立ち尽くしている僕を残してその場を去った。
僕は、その後姿を呆然と見送る事しか出来なかった。
僕は…僕はどうすればいいんだ。
その時の僕は、まるで出口のない迷宮に落されたような心境だった。

《おわり》

828:うにゃら…
08/11/03 13:14:46 PdSCfa23
うわー…。
すみません、誤字です。
本文のタイトルが「迷い編その1」になっています。
正確には「迷走編その1」です。
申し訳ありません。


829:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 16:54:47 Qu+gph9s
おぉ、なかなかの急展開!
>>828
うにゃら…卿、GJでした!
この二人の関係、無性に哀しい気持ちが込み上げてきますね。
ミレイの気持ちといい、ライの知った事といい……
凄く続きが気になってまいりました!
貴公の次の投下を全力を挙げて待たせていただけますか!?

830:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:42:15 1jPLFfoJ
>>828
シリアス展開GJ!です。続きが気になります。そして、卿のミレイさんへの愛ゆえにでしょうか?
驚異的な投下ペース! (本スレだけで7作)もう一度GJ!

さて、総レス数6レスなんで支援をお願いしたいのですが・・・

831:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:43:45 div2ldVS
支援

832:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:43:58 U8bnHMUz
久しぶりに支援します。

833:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:46:59 1jPLFfoJ
静かな夜なんで心配でしたが、支援よろしくお願いします。
分割しなければ、ギャップ萌えのネリ様も溺れる?忠臣二人も生まれなかった。
前夜に引き続き、こんばんわ『184』です。二晩続けて投下なんて、もう二度とないかもしれない・・・

タイトル   :ロスカラさん 第8話 シャーリーと銃口?
カップリング:ライ←(カレン&井上)
ジャンル  :コメディ? ユル~いキャラで再構成もの

キャラの言動が、ほぼギャグです。(各自がギャグ漫画にありがちな特技や思考を持ってたりします)
5~3頭身キャラが出て来る四コマ漫画を楽しむ感覚で、読んでもらえれば幸いです。
初期状態からライの千葉中尉への好感度は、やや高目に設定してます。その為ゲーム本編と違い、
いきなり「凪沙さん」と呼んでます。
ベイエリアでの戦闘後の話です。既に仙波大尉と合流済みです。
本文に4レス使用予定。前書き・後書き含めて6レスなので、ユル目の支援をお願いします。

静かな夜をぶち壊せ!

834:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:48:08 div2ldVS
支援

835:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:49:34 1jPLFfoJ
ロスカラさん 第8話 シャーリーと銃口?


「よ~ おかえり、ライ」「元気にしてたか?コノー」「わ~ ライ君、帰って来た~」
古巣(黒の騎士団)に戻った僕を皆は歓迎してくれた。肩や背中をバシバシ叩かれたり、ヘッドロッ
クをした上で頭をグリグリのクシャクシャにされた。
「ライ!」
「カレン! おっと」
人混みを掻き分け、カレンが抱きついてきた。僕の胸に顔を埋める彼女の頭をそっと撫でてやる。
「ヒューヒュー。熱いねぇ~ 次はチューか?チューするのか? ぐはっ!」
小学生みたいに囃し立てる玉城を、顔を埋めたまま後ろ足で蹴り飛ばすカレン。相変わらずの雰囲
気に苦笑いしながら回りを見ると、凪沙さんと目が合った。しかし、プイッとそっぽを向かれてしまっ
た。嫉妬してくれたのなら少しは嬉しいのだが、彼女の場合ラブシーン?に免疫が無くて単に照れ
ているだけというのもあり得るので、何とも判断が難しい。
(後で探りを入れて、前者ならフォローしとかないと・・・それはそうと・・・)
「良く戻ってくれたライ。C.C.と井上なら別件で出張っていて留守だ」
欠けている物を感じていた僕に、ゼロが的確に答えてくれた。
「フッ、二人に会えなくて寂しいか?」
「ああ、それは勿論―ってぇーー!!」
背中に激痛が走る。カレンに力一杯抓られた。背中がジンジンする。
「そうか♪ 今後の事で話がある。ライ、司令室に来てくれ。カレン、ライを借りるぞ?」
「こんなチャンス、滅多にないのに・・・」
「非常に大事な話だ」
「分かりました・・・」
ゼロにキッパリと言われ、カレンが渋々僕から離れる。しかし、チャンスって・・・
「皆も疲れただろう、もう休んでくれ。ああ玉城、騒ぎたい気持ちも分かるが宴会は暫くお預けだ。
 解放戦線の人達の気持ちも考えろ」
「気遣い感謝する。我々はあくまで―」
「承知している。まずは藤堂中佐との合流、その後の事は中佐の判断しだいと言うことで」

836:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:50:31 div2ldVS
支援

837:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:52:05 1jPLFfoJ
『今後の事で話がある』という事で司令室に来たのだが、先程からゼロは一言も話しかけてこない。
「~~♪」
しかも何故か、僕の隣に寄り添うように座っている。それどころか段々こちらに体重を預け、しなだれ
掛かってきた。
「あの、重いんだけど・・・つっ!」
今度は太腿を抓られた。
「ごめん、冗談。井上さんは重くないです」
「! どうして・・・?」
ビクッと反応するゼロ。やっぱり、ゼロ=井上さんなんだ。C.C.の可能性も僅かにあったのでホッと
する。
「こんなに密着していて、気付かない筈ないでしょう? さ、仮面を取って顔を見せてください。あと、
 理由も説明してくれますね?」
「ええ♪」

作戦直前にゼロが負傷したと、C.C.から連絡が入った。ゼロ不在では士気に大きく影響する。その
為、急遽影武者が必要になった。以前のキョウトの時の様に、ゼロの仮面と衣装を着てただ立って
いれば良いという訳にはいかない。今回は戦闘があるのだ。要所要所で指示をする必要がある。
しかし、始めから影武者を想定していたのなら兎も角、あらかじめ声を録音して準備などしている訳
が無い。それでゼロの声を再現する為に、【声真似】の技能を持つ井上さんに白羽の矢が立ったの
だという。
(あらゆる事態を想定して、数十パターンもの作戦データが入力されたパソコンがあったとはいえ、
見事にゼロになりきったな井上さんは・・・)
それに今回に限って、あの白カブトが出てこなかったのもラッキーだった。
「それで、ゼロは?」
「C.C.が付いているから大丈夫。それよりも―」
ブルブル震える井上さん。
自分の言動に沢山の人の生死が掛かっていたと思うと震えが止まらない。ゼロの肩に掛かる責任
の重さに潰されそうになった。だから―
「抱きしめて、震えを止めて・・・」
こんなに、弱々しい井上さんは初めてだ。僕は彼女をギュッと抱きしめた。こんな体勢だから井上さ
んが、ペロリと小さく舌を出している事に気付ける筈もなかった。

838:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:52:13 U8bnHMUz
支援

839:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:54:45 1jPLFfoJ
やがて、井上さんが潤んだ瞳で見つめてきた。
「ねえ? して、キス・・・欲しいの」
「い、井上さん・・・」
そんな目でそんな事を言われたら、僕はもう・・・
「駄目だ!」ガ ン ッ ! 「つ~」
「「何(だ)?!」」
大きな音に我に返り発生源の方を見ると、執務机の下からC.C.が頭を擦りながら出てきた。
(頭をぶつけたな)(ぶつけたわね)
「あ~ ゴホン。被写体の商品価値が下がる。それ以上はダメだ」
片手にカメラを持っている。また、盗み撮りをしていた様だ。軍人とゼロのコスプレ女のツーショットっ
て、需要があるのか?
「C.C.、何故ここに? ゼロはどうした」
「そうよ、何で居るのよ? やっと二人っきりになれて、これからって時に・・・」(ブツブツ)
「ゼロなら信用の置ける奴に、家まで送らせた。だから、大丈夫だ(多分・・・)それより、ライ。
 感謝して欲しいものだな。お前の貞操を守ってやったのだから・・・」
「え? わわっ!」
僕の着ていた軍服は、いつの間にかシャツのボタンが全部外されズボンのベルトも緩められていた。
あのまま雰囲気に流されていたら、僕が井上さんに食べられていたのは間違いないだろう。
「ぼ、僕、もう帰ります。そ、それじゃ、お疲れ様でした~」
「ああ~ん、ライく~ん」
僕は着衣の乱れもそこそこに、司令室を飛び出した。慌てるあまり、司令室の近くにいた新顔の団
員に見られたのにも気付かなかった。
「ゼ、ゼロは男色家!? いや美少年キラー!? 両刀使い、軍服フェチ、カオスだ! 何と言うカオ
 ス! さすがは、ゼロ! はーっはっはっはっは」

840:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:55:40 div2ldVS
支援

841:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:55:41 U8bnHMUz
支援

842:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:57:17 1jPLFfoJ

(おまけ1)ゼロ負傷とランスロット本作戦不参加の真実
海中に爆薬を仕掛け終えたゼロ=ルルーシュであったが、慣れぬ肉体労働でとうとうダウンしてしま
った。幸いあらゆる事態を想定して作戦は立ててある。データもパソコンに入力済みだ。後の事は、
C.C.経由で井上に任せる事にした。
ルルーシュに学生服を着せ、肩を貸して付き添っていたC.C.だったが途中で面倒臭くなった。道端
に彼を置き去りにし、よりによって近くにいた軍人(枢木スザク)に押し付けた。
スザクが『人が倒れている。虫の息だ』と聞かされ、慌てて行ってみるとそこに居たのは親友だった。
「君を死なせるものか!」とばかりに特派につれて行くと、ただの過労だと分かった。ホッとして
「それじゃ、家まで送ってきます」とルルーシュをおぶって出て行くスザクの頭には、作戦開始時刻
の事はスッポリ抜け落ちていた。

(おまけ2)シャーリーとヴィレッタ
前日にブリタニア軍人ヴィレッタ・ヌゥからルルーシュが『黒の騎士団に関与している』と吹き込まれ、
彼を尾行していたシャーリー・フェネットであったが、途中で見失ってしまい仕方なく学園に帰って来
た。するとなんと校門の所で、そのルルーシュをおぶったスザクと遭遇した。聞けば道端で倒れてい
たと言う。部屋まで運んでもらい、看病は自分がすると申し出た。

「すまん、シャーリー。迷惑を掛けて・・・」
「ううん、気にしないで」(疑ってごめんね、ルル。こんなヘナチョコなテロリストがいる訳ないもんね)
「シャーリー?」
「あははは。何か安心したら、涙が出てきちゃった。変なの」

「あんな情けない男が、黒の騎士団の筈がない・・・貴重な時間を返せ!」
シャーリーを尾行、途中まで様子を窺がっていたヴィレッタは、汚名返上の為の独自調査を一から
やり直す事にし、その調査対象からルルーシュ・ランペルージを除外する事にしたのだった。

843:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/03 23:57:44 div2ldVS
支援

844:184 ◆CqyEjyiJyU
08/11/03 23:58:35 1jPLFfoJ
以上です。
今回の支援者と前回感想をくださった方々に感謝です。ありがとうございました。
ネタバレになるので前書きには書けませんでしたが、井上さんの特殊技能【声真似】再登場でした。
元ネタは萌は文化卿の「寝起きドッキリ」からです。2話の時点では、あってもなくても関係なさそうな
スキルでしたが『井上ゼロ』の為の布石だったのです!な~んて
では、次回をユルユルと待つべし!(一行も書けてないんだけどね)

845:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:16:11 1J1XZduw
>>844
ユルユルGJ!
ライ、黒の騎士団におかえりー!
井上が万能すぎるw
おまけが平和だw それは疑うのがバカバカしくなるわけだなww
寄りによってディートハルトに見られてどう誤解を解くのか先行き不安な予感

846:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:25:36 HFx55/bi
>>844
GJ!ユルユルでいいなあ、この世界は。
ディートハルトに勘違いされて、ゼロはどうなっちゃうんだろう。
そしてスザク、作戦をすっぽかすなよwさらにヘナチョコテロリストってww
次回をお待ちしています。

さて、0:40頃から小ネタを投下します。
前書き・本文・あとがき合わせても4レス分なので、支援なしでも大丈夫かな?

847:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:28:03 QKZURRop
 184卿GJでした
 相変わらずユルイわりに蝶修羅場な騎士団が面白いです
 神出鬼没なC.Cもかっこいい事言ってる割りに虚弱なゼロもヤキモチやきな
 カレンも初登場の割りにいい感じに暴走してるディードハルやらキャラの
 ユルさがいい感じですね。
 あとスザク親友のためとはいえ作戦忘れんな、というか特派の人々も止めろ
 ヴィレッタさんもシャーリーも何気にヒデェよ、こんなんばっかかブリタニア
 という感じでいい感じに緩々な卿の次回の投下をユルユルとお待ちさせていただきます
 

 ところで今回の最萌は頭打ちつけて痛がってるC.Cだと思いました。 

848:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:30:33 lpAIEMU8
>>844
ユルユルにGJ
このシリーズ大好きだwww
特にこのシリーズの井上さんが良いです
ええ、素敵です
机の下から出てくる時に頭をぶつけたC.Cに萌えたwwww
次回も期待しています

849:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:33:09 STwjSKdV
>>844
184卿、GJでした!
ユルユル感が心地いいw
無駄にアットホームな騎士団はやはり良いものだw
あれ? 限りなく優しい世界に近いな、これw
貴公の次の投下を全力でユルユルしながら待っています~

850:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:33:47 ebS4BVn0
遅くなりましたが、GJでした。
本当にリラックスして読めました。井上さんが只者じゃないね。やっぱり。

シャーリーの方は本編と違って幸せに生きていてくれそうなので良かったと思います。

さて、>>846卿の投下が終わって感想を書いたら自分も投下しようと思います。

851:余暇 ◆kkvclxzIds
08/11/04 00:40:34 HFx55/bi
さて、そろそろ投下します。小ネタは初めてなので、うまくいったかどうか。

作者:余暇
タイトル:夜のカオス

(注意)
・タイトル通り、ものすごいカオスです。

本文は2レス分です。その後、あとがきもつけます。

852:余暇 ◆kkvclxzIds
08/11/04 00:43:26 HFx55/bi
                『夜のカオス』

その日の夜、僕は部屋のベッドの中で、眠れない時間を過ごしていた。
「困ったな、眠れない。明日も早いのに、どうすればいいんだ。」
と、その時だった。
「フゥフハハハハハ!」
「なっ、何だ!?」
不気味な笑い声がしたかと思うと、部屋の天井に穴が開いて、ゴンドラに乗ったロール髪の男が降りてきた。
あの姿はまさか、ブリタニア皇帝!?
「眠れないと言うのはぁ、貴様だなぁ?」
「ちょっ、皇帝陛下!何故こんな所にいらっしゃるんですか!」
「ふっ、ほぉんの気まぐれよぉ。」
「気まぐれ?気まぐれで何故こんな馬鹿騒ぎを起こすんですか!」
ここに皇帝が来るのも驚きだが、今何時だと思っているんだ。
「パンパカパァン!おぉめでとう!貴様はぁ、このわし直々にぃ眠れるまで面倒を見てやろう。ていうかぁ、今気まぐれで決まったのだぁ!」
「……だから、何でもかんでも気まぐれで事を起こさないで下さい。」
実はこの人、かなりお茶目なのか?
「そぉれではぁ、ひぃつじが一匹ぃ~。ひぃつじが二匹ぃ~。」
「ちょっと陛下、唐突過ぎますって!何故予告なしで羊を数えだすんですか!」
まだ布団をかぶっていないのに、羊を数えられても困る。あ、これってお茶を出した方がいいのか?
「あの、陛下。今お茶をお出ししますので…」
「むぅ、羊では眠れぬと申すかぁ。そうかぁ、昔話が良いのだな?」
「だから話を聞いて下さい!」
ダメだ、まったく話が噛み合わない。


853:余暇 ◆kkvclxzIds
08/11/04 00:46:36 HFx55/bi
「むかぁし昔ある所にぃ、若い二人の男女が住んでおったぁ。」
結局僕は、皇帝から昔話を聞かされていた。どうやらお茶はいらないらしい。
「その男はぁ、女にベタ惚れであったぁ。何とかして気を引こうとぉ、ある夜、男は女の寝所に忍び込んだぁ。」
あれ?何だこの話、もしかして年齢制限ありですか?
「『おぉ~、いとしのマリアンヌゥ~。』」
「……って、何故お二人の馴れ初めの話を聞かされないといけないんですか!」
「なぁんだ、これからいいところなのにぃ。ふふふ、恥ずかしいのか?まぁだまだ青いのぉ、大人の世界にはぁ、それはもうピン…」
「みなまで言うなあ!」
ええい、年寄りの馴れ初め話は何故かいやらしいと聞いていたが、本当だったのか。
「ふむ、仕方がないのぉ。」
「そんな心底残念そうな顔をしないで下さい、聞かされる身にもなって…」
その時だった。朝を告げるニワトリの鳴き声が聞こえ、空が白み始めた。
「おおっと、もうこんな時間かぁ。若者よぉ!わしはもう帰るが、気落ちせず今日も励むがよい!では、まぁた来るぞ。オォール・ハァーイル・ブリタァーニア!」
すると皇帝は、ゴンドラに乗って帰っていった。ゴンドラが去った後、天井は静かに元の姿に戻った。穴が開いた跡は、まったく見えない。
「一体何だったんだ。……って、一睡もできていないじゃないか!皇帝のバカ野郎、もう二度と来るなー!」
結局その日の授業はまともに受けることができず、ずっと居眠りしてしまったのであった。


854:余暇 ◆kkvclxzIds
08/11/04 00:49:03 HFx55/bi
以上です、皇帝大爆走の巻でした。


855:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:54:29 QKZURRop
 余暇卿GJでした
 とりあえず何処から突っ込んだらいいのかわかりませんがあの声で例の羊が
 云々言われて眠れる人間は居ないですよマジェスティww
 なんともカオスな話でした、卿の次回の投下をお待ちしています

856:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 00:59:15 STwjSKdV
いきなり吹いたw
>>854
余暇卿、GJでした~!
ちょっと来てほしい気もするぞwww
というかどんだけ暇人だ、皇帝wwwww
やっぱりギャグはいいねぇ……そしてこの短さでここまでの笑い、ヤヴァイw
貴公の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!

857:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:00:51 ebS4BVn0
余暇卿、GJでした。
皇帝がいたら、そりゃ寝れないし、追い出すのも難しいですよね。
とりあえず、ルルーシュたちももしかしたら眠れなかったかもしれないと勝手に妄想。

さて、あと10分ほどしたら投下したいと思います

858:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:11:29 ebS4BVn0
どうも、お久しぶりです。
たぶん、もう覚えている方はいないだろうと思いますが、またよろしくお願いします。

さて、今回は随分大昔に予告した、「キューピッドの日の災難」の続きの
「Knight of V.V.」というよく分からないものを投下したいと思います。

以下注意
・今回はプロローグみたいな形なので「?」と思う人が多いかもしれません。
・V.V.は…出て来ないです。名前だけはでますが
・カップリングは・・・あえて言うなら ライ×マリアンヌ。無しと言って良いくらいだけど。
・しばらくSSを書いてなかったので、出来は最悪です。自分の中では。
・本編の方は4、5レスで収まると思います。数回の支援をお願いします。


一応、次におおまかなあらすじを書かせてもらいます。予想以上に長くなったので
うざいなぁと思う方はスルーしちゃってください。



859:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:12:05 QKZURRop
お待ちしていました、今こそが支援のとき

860:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:14:26 ebS4BVn0
あらすじ

行政特区日本成立前からライとカレンは恋仲(保管庫0004-0912「告白の時」より以下それに続いていきます)。
そんな時、ミレイは「キューピットの日」の開催を宣言。
もし、他の生徒に帽子をとられればライとカレンはルール上別れることになってしまう。
ライはカレンに「絶対向かえに行く」と約束する。
始まったキューピットの日。ライはミレイの巧みな作戦により生徒たちによって捕まえられ、
生徒会室に連れて行かれてしまう。
そこで、ライはミレイの想いを知る。
キューピットの日は終わり、カレンはミレイがライに告白したのを知る。
ライを問い詰めているうちに怒りを抑えきれなくなり、「大嫌い」と言ってしまう。

ライはこの事件をきっかけに騎士団の信頼を失う。
そんな中、現れた敵「ナイトオブテン」。
黒の騎士団はほぼ全滅状態になるが、そこでライが月下に乗って登場。
整備が整っていない状態だったが、ルキアーノと相打つ。

ライはカレンの腕の中で永遠の眠りにつく。
彼の死をきっかけに、カレンはある決意のもとゼロと共にブリタニア本国に旅立つ。
一方、アーカーシャの剣では、死んだはずのライがV.V.の騎士として生きていたのであった。

次より、本編です。


861:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:15:35 QKZURRop
支援

862:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:16:28 ebS4BVn0
Knight of V.V.
0、未来の戦い

天空に機械の騎士たちが舞い、怒りや憎しみ、嫉妬、悲しみ…さまざまな感情をぶつけ合いながら
戦う。
かたや王の為に。かたや平和を望み、愛する人を救う為に…戦う。

ひとつ、またひとつ、騎士たちは散っていく。
モニターに『LOST』という文字が点滅する度に、ただそれだけが彼らの命の消滅を意味する。

一騎のサザーランドが破壊された。
乗っていた騎士は、先日結婚したばかりだった。子供の出産日も決まっており、これから幸せの時を刻んでいくはずだった。

一騎の暁が爆散した。
彼には、幼い弟と妹がいた。なかなか遊んでやることが出来なかった。この戦争が終われば、
必ず休暇をとり、旅行に行くと約束していた。

彼らはここで死ぬはずではなかった。
なぜなら世界は平和だったから。黒の騎士団とブリタニア帝国の争いは終わったのだから。

しかし、世界に再び争いが起きる。白き王によって――


戦場を紅き鬼が駆け抜ける。
黒き王―ゼロの騎士、ナイト・オブ・イレブン 紅月カレンは、今まさに敵の本陣に突撃をかけていた。
彼女は戦争を終わらせたかった。だから、彼女は白き王を討つ。それがたとえ彼女の最愛の人でも…



863:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:17:45 QKZURRop
しえん

864:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:20:20 ebS4BVn0


―――――――

大アヴァロンで指揮を執っていた白き王は苛立ちを隠せずにいた。
先程から、戦況が自分達に不利な流れになりつつあるからである。

オペレーターの男が、叫ぶ。
「キンメル卿の部隊、全滅! 右翼より敵部隊! 数は・・・8機!」
「正面の主力部隊、紅蓮を止められません!」
その報告に王は舌打ちした。
「ビスマルクの部隊をまわせ! 主力部隊は引き続きジェレミアに指揮をとらせろ!」
イエス ユア マジェスティ とすかさず男は返答する。

その様子を、白き王の騎士であるマリアンヌは口元は緩ませながら静観していた。
その表情は、わが子を見る母のように慈愛に満ちているように見える。
やがて、マリアンヌは王に話しかける。
「少しいい?」
王を司令室の隣にある一室に手招きする。王は無言で彼女の手招きに応じた。



865:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:21:15 QKZURRop
支援

866:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:22:23 ebS4BVn0
――

部屋に入ってからも、王は椅子に腰をかけ携帯用のモニターで戦況を確認していた。
「随分と機嫌が悪いのね」
白き王は、戦局を移す画面から視線を変えずに答える。
「そういうあなたは、随分機嫌が良さそうだ。こんな状況で・・・」
「あら、そう? これでも危機感は抱いてるつもりだけど?」
マリアンヌはそういうと、王に自分の腕を絡める。
柔らかな感触を腕に感じると、王は少し頬を赤らめた。その姿は、先程まで険しい目つきで部下に命令をしていた
指揮官とは思えないほどかわいらしいと、マリアンヌは思った。

「それで、どうするの?敵の・・・紅蓮だっけ?たぶん止められないわよ。ほかのラウンズもまだ残ってるし。」
「わかってる。だから頼みがあるんだ」
王は彼女の腕をどかし、あるものを手渡した。
「これは・・・」
それは今まで数多の戦いを共にしてきた白き王の愛機の起動キー。
「僕は今回、王として、完全に指揮に回ります。だからあなたには僕の代わりに戦線にでて欲しい」
「私が彼女と戦っていいの?あなたが・・・」
「僕は、臆病なんだ。カレンとは戦えない。だから・・・」
白き王は椅子から立ちあがり、マリアンヌと向き合う。
「V.V.が命じる。我が騎士マリアンヌよ、我に変わり、黒の騎士団を・・・カレンを・・・倒せ」
『殺せ』とは言えなかった。王の中にはまだ情があったから。
「Yes, your Majesty・・・」
マリアンヌはそう呟くと、王の・・・彼の頬を優しく手で触る。
彼女はわかっていた。王がこの戦いでどれほどの苦痛に耐えていたのかを。だから騎士として、
そして、彼を愛する一人の女として。
王とその騎士の唇はほんの一瞬の間、重なった。


――――――――



867:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:23:41 QKZURRop
しえん

868:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:25:29 ebS4BVn0

敵のウォードを破壊したところで通信が入った。ゼロからだ。
『カレン、まもなく敵のアヴァロンが見えるはずだ』
「わかっています・・・」
それは、つまり『彼』もすぐそばにいるということだ。カレンの顔に緊張がはしる。

カレンは一度彼を失った。永久の別れ。彼は死んだのだ
しかし、現実には彼は生きていた。それはカレンにとって最悪の再会だった――

突然、彼女のまわりにいた護衛の暁が破壊された。
目の前には、紅蓮やランスロットと同じエナジーウイングを装備した蒼いKMF。
その機体はまちがいなく『彼』の機体だった。
カレンはすかさずオープンチャンネルを開きその機体に向かって叫ぶ。
「ライ!ねぇライなんでしょ!!」
しかし、その問いに答えたのは『彼』ではなかった。
「残念だけど、人違いみたいね!」
蒼いKMF―ランスロット・クラブ・アルビオン―は二丁の可変式ライフルを紅蓮のコックピットめがけ打つ。
カレンは不意をつかれたものの、その正確「すぎる」射撃を輻射波動で防ぎ、すぐさま反撃にでようとするが…

「消えた!?」
クラブの姿はそこにはもうない。
「何処に行った?」
そう呟いた瞬間、青い閃光が目の前を横切る。遅れて紅蓮のコックピット内に響く警告音。
紅蓮の装甲に傷が入る。カレンは敵の姿を追おうとするが、また見失ってしまう。そして閃光がまたあらわれる。
閃光、警告音。閃光、警告音……




869:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:27:30 ebS4BVn0
カレンはクラブの動きについていけなかった。機体性能の差はほとんど無い。相手の技量が一枚も二枚も上手なのだ。
だが、カレンも類まれない才を持つもの。その動きが見えなくても直感的…第6感が働いた。
「下から…」
閃光は再び走ったときクラブのMVSをカレンは紅蓮の爪で受けとめた。
相手はその防御に驚いたのか距離をとる。

緊張感を保ちつつもふっと息を吐いていると、今度は相手からオープンチャンネルで通信がはいってきた。
「なるほどねぇ。なんでV.V.が私に頼んだのかわかったわ。彼じゃあなたに勝てないもの」
先程は気づかなかったが、乗っている相手は女だった。
しかし、カレンにとってそんなことどうでもよかった。『彼』でないのなら相手など関係ない。
「V.V.?違う。彼の名前はライ。V.V.なんて名前じゃない!」
「ライという人物は死んだの。今の彼は神聖ブリタニア帝国、第99代皇帝『V.V.』よ。
あなたの望む人物はもうこの世にいない」
カレンが大声で叫ぶ。その事実を否定するために。
「そんなことない!私が彼を取り戻す!!だから…」
紅蓮の右腕に赤黒い光が集約されていく。
「そこをどけぇええええ!!」
放たれる輻射波動。だが、クラブはいとも簡単にそれをかわす。まるで、輻射波動がどのタイミング・場所に発射されるか
「わかっていた」かのように。

攻撃を回避後、マリアンヌも声をあげる。彼女にも譲れないものがあった。
「いいわ。だったら教えてあげる。彼がどれほどの想いで戦っているのかを!」
クラブは二対のMVSを構え、青き翼を広げ、紅蓮はその右腕に全てをのせ、赤き翼を展開する。

蒼と紅。二つの閃光が空を支配していった。


870:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:28:15 QKZURRop
しえん

871:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:29:08 ebS4BVn0

後にこの戦いは、A fight of the lie King―偽りの王の戦い―と呼ばれ、
黒の騎士団とコーネリア軍、ナイト・オブ・ラウンズの
反帝国軍に2度目の大打撃をあたえる結果となる。


なぜ、白き王「ライ」は自らをV.V.と名乗り、戦争を起こしたのか。
そもそも、ルキアーノ・ブラットリーとの戦いで死んだ彼がなぜ生きているのか。

それを知るには、時計の針を半年ほど遡らせなければならない・・・



872:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:29:39 QKZURRop
しえん

873:ポタラ ◆8QavxK4RXU
08/11/04 01:30:55 ebS4BVn0
以上で終わりです。
すいません。最後のミスで、6レスになってしまいました。
ナイトオブラウンズのカレンとクラブ・アルビオンを早く書きたかったので投下できてそこだけは満足です。
支援ありがとうございました!!



874:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:34:47 3I7lBoNk
GJ、お疲れ様でした。

えー容量が規定に達しましたので新スレ建ててきます。

875:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 01:38:11 QKZURRop
 ポタラ卿GJでした
 なにやらいきなり話が飛んで最終回付近まで来ているのに吃驚しました
 マリアンヌやビスマルク等原作では死んでいるキャラも出てきて次回の
 展開が読めません、とても楽しみです、卿の次回の投下を心よりお待ちしています


ところでこのままだとライがルルーシュやナナリーを我が子と呼ぶ日が来るのでしょうか?
 DS版を想像した私はダメな人です

876:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/11/04 01:43:32 3I7lBoNk
建設完了でございます
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 31
スレリンク(gal板)

テンプレちょっと変更させていただきました。
31スレまでに保管庫に文言乗せたかったのに……急がないと。

877:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 02:05:11 STwjSKdV
>>873
ポタラ卿、乙でした!
過程を! もっと過程を!
凄まじい展開に私の頭の理解が追い付いていない気がする。
あと、散っていった人達の死亡フラグに吹いたのは私だけですか、そうですか。
続きというか前というか、とにかく大変気になります!
貴公の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!

878:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 02:07:33 STwjSKdV
っと
>>876
乙でした!

879:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 08:15:26 vkEVJcmn
>>876
O.2.!


880:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 11:37:51 C4Nn6xkV
>>876乙です
ポタラ卿、大変わくわくする内容ですな!
期待して待ってます

881:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 18:02:55 iAZc0KVi
469KBですので誰か次のスレ立てる準備をしてくだされ。私はこれからバイトに行くんで

882:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 18:09:28 EZuewF/O
>>881
立ってますよ。

883:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 18:43:53 q1Lp8Y/c
>>881
トーマス卿が勃ててくれました

884:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 18:48:59 q1Lp8Y/c
883の誤字はスルー推奨orz

885:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 18:55:47 zWrB0M6Y
■埋め埋めSS(ハロウィン)■
 埋めるにはまだ早いかなーと思いつつ、新スレはたってるんだし動きもないようなので投下してみる。
本文2.5レスの小ネタです。
 ハロウィンに向けて賑やか平和萌え話を書いていましたが、到底間に合わない事に気付き、
その中から捨てるつもりだったネタを拾って短いのを書いてみた。
……それでも当日中には間に合わなかった。
 そして書く前から微妙だと思っていたネタは、書いてみてもやっぱり微妙だった。
 そんなイタいSSですが、まあ、穴埋めにならいいかーと投下してみる。
軽ーく読み捨ててください。

 でも、注意書は必読なんだからね!
読まなくて、嫌な思いしたって自業自得なんだからっ!

■注意■
・虫注意!
・微グロ注意!
・強引落ち注意!
・想像力は控え目に!

■よいことライのやくそく■
(ひ)危険を感じたら3レス目は飛ばせ!
  締めの文ものってるけど、そんなの気にするな!

886:■にんげんっていいな■1
08/11/04 18:59:32 zWrB0M6Y
 せっかくのハロウィンだからと、お祭り好きの会長を擁する我が生徒会は、
ティーパーティーを催す事になった。

「今日は、ナナリー様に手伝っていただいたんですよ」
 ポットを手にした咲世子さんがそう告げると、室内は、俄然賑やかになった。
「どれ?どれよ?」とリヴァルが騒ぎ、「すごいや、ナナリー!」とスザクが誉め、
「ナナちゃんえらーい!」とシャーリーが感嘆の声をあげて、
「頑張ったね、ナナリー」とルルーシュが優しく微笑む。
「スコーンとガトークラシックです」
 注目が集まるテーブルの前で、にっこりと笑いながら咲世子さんがリヴァルの問いに答えた。
どちらも、とても美味しそうだ。
「そんな……お手伝いした内に入りません。スコーンは生地をこねただけですし、
 ガトークラシックに至っては仕上げの粉砂糖をふっただけです」
 謙遜するナナリーを、皆が口々に誉める。
「スコーンの生地って、バターと粉をなじませるの結構大変じゃなかった?意外に疲れるのよね」
 僕にとっては、カレンがスコーンを作ったことがあるのが意外だ。
「凄い、です。美味しそう」
 言葉少なだけど、普段はあまり積極的に発言しないニーナにとっては最大の賛辞だと思うよ。
「綺麗に焼きあがっている。スコーンは素朴な焼き菓子だが、シンプルだからこそ奥が深い。
 初めての作ったとは思えない出来上がりだよ、ナナリー」
 立て板に水でベタ誉めのルルーシュ。確かに綺麗に焼き上がっているけど、……君って本当にシスコンだよね。
「すごいや、ナナリー!」 待て、スザク。それ、さっきも言ってなかったか?いや、らしいんだけどね。
「でも、本当に咲世子さんの言う通りにしただけで……、大したことはしていないんです」
 誉められて気恥ずかしいのか、うっすらと頬を染めたナナリーはとても可愛らしかった。
「ナナリー様はとても筋がよろしくて、すぐにコツを飲み込まれました」
「咲世子さん……っ!」
 ナナリーは咲世子さんの言葉にますます顔を赤くする。
「ちょっと、ライ。貴方は何か言うことないの?」
 ミレイさんに促されて、僕もナナリーに言葉を告げた。

887:■にんげんっていいな■2
08/11/04 19:02:31 zWrB0M6Y
「綺麗にできてて、どっちもすごく美味しそうだよ。
 チョコレートケーキの模様も、くっきり浮かんでいていいね」
「ありがとうごさいます。ライさん」
 誉められ過ぎてばつが悪かったのか、少し緊張していた表情が緩んだ。
緊張した顔より、笑顔の方が何倍も可愛いと思う。
「模様ねえ……」
 ミレイさんがポツリと呟いた。
どうかしたんですか?ミレイさん?
ハロウィン向けのお菓子に蜘蛛の巣模様は定番ですよね?
別にそんな複雑そうな表情をする理由はないと思うんですが?
「ねえ、咲世子さん。どうしてこの型で焼いたの?普通に大きなラウンド型でもいいじゃない?」
 ああ、形の方ですか。
確かにハロウィンにしては可愛い感じかもしれないと、僕は改めて四ツ葉の形に並べられたケーキを見た。
「昔の癖で、つい……。やはり、変でしょうか?
 気が付いた時には既に焼き初めていたものですから……」
「うーん?変ってほどでもないけど、ちょっとシュールよね」
「……?そうですか?」
 咲世子さんは不思議そうな顔をした。
僕も不思議だ。
確かにハロウィンにハート型は可愛すぎるかもしれないけど、シュールってことはないんじゃないかな?
「ミレイさん、何がシュールなんですか?」
 こっそりと、咲世子さんやナナリーに聞こえないように聞いてみる。
「え?判らないの?」
「はい」
 判らないのが意外という顔だ。でも、本当に判らないのだから仕方がない。
「ハートは愛情をあらわすでしょう?」
 僕はゆっくり頷く。
「そこに蜘蛛の巣ってちょっとエグくない?しかも、今回はハートを半分にカットして食べるわけだし……」

888:■にんげんっていいな■終
08/11/04 19:07:13 zWrB0M6Y
「???」
 すみません。判りません、ミレイさん。
ハート型をカットっていわゆる失恋?でも別にエグいとまでは思いませんけど……。
「……男の子には言いにくいんだけど、その、蜘蛛って命がけじゃない?色々と」
 色々?何が?
「蜘蛛って交尾に失敗すると雌が雄を食べちゃうでしょ!文字通り!
 もー!女の子にこんなにこと言わせないでよ!」



 ─その日、僕は人間に生まれたことを感謝した。ていうか、ミレイさん!
蜘蛛の巣模様一つで、そんな突飛な発想しないでくださいっ!!


■めでたし、めで……たくねーよっ!■



 微妙なネタは埋めに投下するに限るよね……。
今回はまだ、ちょっと早い気がするからビクビクものだけど。

 最初はもう少し生徒会メンバーの様子とか、ナナリー萌えーな感じとか、引きの演出なんかも
ねっとり書くつもりだったけど、こんなオチのSSでナナリーカワユス!を主張してもなーとか、
強引では無くなるけどグロい想像を喚起するようなのはやめた方がいいよなーと思ってこの形に落ち着きました。
生徒会メンバーには一通りしか触れてないし、入れる必要あるのかって感じですが、
元々はまったり平和な、ささやかで、欲張りな日常が書きたかったので……。
(「ヒカリ」良かったよね!ロスカラ好きとしては、あそこにライいたらって思うよね!?)
 ぬるいから大丈夫だとは思うけど、もし気分悪くなっちゃった想像力豊かな方がいらっしゃったらすみません。

 それでは、またノシ
次はマトモなネタを投下したいです。

889:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 20:26:29 auDjvqvq
<<888
想像してしまった・・・。

890:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 20:37:43 STwjSKdV
>>888
乙……でした……
……カマキリは成功したら食べられちゃうよね。
うん、タイトルの意味を言葉ではなく心で理解した。
……とりあえずテンション上げよう!
ナナリー、凄いよ、ナナリー!
そして可愛さが半端じゃない!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!

891:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 20:43:17 3I7lBoNk
>>888
最初の注意書きが念入りだったので、どんなに凄まじい描写があるのかとドキドキしながら読んでいきましたが、
とってもソフトな感じだと思いましたよ。(てっきり、井上さんがライを食べてしまう話クラスのものを想像したのだが…)

ランボー4を観て麻痺しているのかしらん?

892:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 21:01:46 kpZjVXvC
>>888
乙!
え、そんなに怖い想像にはならなかったよ? 覚悟して挑んだせいか、まったく平気でした!

ついでに埋めSS投下します。2レス
・ライナナ
・正しい意味でヤマなしオチなしイミはなし
・一期の黒の騎士団ルート前提でまったり
・ナナリー誕生日SSの没ネタをリサイクルだZE

893:夜、薫る 1/2
08/11/04 21:02:58 kpZjVXvC
 秋のお茶会の賑やかだ。瑞々しい旬の果実、暑さを離れて使用されるようになったオーブンから取り出
される焼き菓子、ティースタンドに溢れるようなお供を載せて、主役となるのは最高の季節を迎えたセイ
ロンの茶葉だ。
 兄が手ずから淹れた紅茶を一口飲み、ナナリーはにっこりと笑みを浮かべた。
 二杯目はミルクティーで、砂糖を少し。何度も席を共にするうちに僕も覚えてしまった。ナナリーに
好き嫌いはないけれど、特に好きなものはルルーシュが把握している。切り分けるケーキが他より少し
大きかったり、特別な日に食卓に上ったりする。ささやかな変化の積み重ねで僕はナナリーを知っていく。

 日は沈み、風に当たりたいと言ったナナリーに付き合って、僕はクラブハウスを出た。
 過保護なルルーシュはあれこれと僕に細かく注意し、最後にすごい目で睨んだ。ふんわりと肌触りの
よい膝掛けを持って彼女の車椅子に駆け寄るとナナリーは小さく笑った。
「心配症なんです。お兄様は」
 どうやら先ほどのやり取りはすべてばれていたようだ。視線を合わせるためにナナリーの前に屈むと、
彼女は慰めるように僕の髪を撫でた。ナナリーは時々、何もかも分かっているんじゃないかと思うことが
ある。僕やルルーシュがしていることも、カレンやスザクが秘密にしていることも。彼女の前では隠し事
なんて無意味なことに思える。
 閉じられた瞳よりも触れる指先で彼女は世界を識る。

894:夜、薫る 2/2
08/11/04 21:06:55 kpZjVXvC
 夜の庭へ僕たちはゆっくりと歩きだした。厳しかった残暑も十月に入れば気配は遠くなり、人も動物も
少しずつ到来する冬への準備を始める。虫の声に耳を澄ましていると、ふわりと鼻先を甘い匂いが掠めた。
「あ、金木犀……。もうそんな季節なんですね」
 匂いの正体をナナリーは僕に教えた。ナナリーの示す方向へと足を進めていくと、オレンジ色の小さな
花が地面に星を撒いたように散らばっていた。
 昼間にも同じ場所を通っていたはずだが、僕は気が付かなかった。夜の方が強く香るのだろうか。
 それともナナリーが一緒に居るからだろうか。

 ざわりと風が木を揺らして、星のような花がまた落ちてきた。ナナリーの髪にも花が絡む。
「ナナリー、髪に」
 僕は声をかけてからそれを取ろうとしたが、白いてのひらに止められた。
「そのままでいいです。―いい香り。お兄様にも教えてあげたい」
 闇の中に金木犀の香りは一層強く立ち上った。



-----------------------------------------
以上で終了ー。
そろそろロスカラ2の制作発表でも出てこないもんかなと期待しつつ。

895:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 21:33:13 zWrB0M6Y
 「注意書は過剰なくらいがいい」派なので、逆方向で期待した方がいたらすみません。
大丈夫な方より、駄目な方に配慮した方が良いと思うのですよ。

 カマキリもクモも実際には成否はあまり関係ないみたいです。
何回かは成功していて、体力が落ちてきたところで……という場合もあるようですね。
まあ、中には必須条件な種も存在するようです。肉食の虫コワス。
でも、逆に猫だとメスは毎回相当痛いらしいので、その辺はお互い様ということで……。
(痛みの刺激で排卵するので必須で、しかも一回で排卵するとは限らないらしいです)



>>894
 キンモクセイの描写が、タイトルも含め詩的で好きです。
視力が悪いせいか、目にとまるより香りで開花に気が付くことが多いので、妙に共感できました。
ケーキの大きさとか髪に落ちた花の行には、ナナリーとルルーシュが
互いを思う気持ちが感じられて、ほっこりしました。
傍らで見守るライとも、時間が積み重なっていく感じがして、
この穏やかな時が少しでも長く続くことを願わずにはいられません。
優しいSSを読ませていただき、ありがとうございました!

896:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/04 21:47:39 STwjSKdV
>>894
GJでした!
あれ? 涙が出てる。
何故だろう、少しも悲しく無い、そして口元が緩んでるのに……
読んでいて微笑みを与えてくれる
心の暖まるSSをありがとうございました。
貴方の次の投下を全力を挙げて待たせていただきませう。


>>895
何回か読み返してると、ライを食べるナナリーという非常に愛らしい光景が浮かんできました。
……俺は何を言ってるんだ?

897:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 01:26:34 MJz8avov
>894
やわらかで、詩情のあるすてきな小品ですね。
>ささやかな変化の積み重ねで僕はナナリーを知っていく。
いいフレーズだなあと思いました。
日常の積み重ねが宝物であるライの状況を思うと、とても沁みます。

898:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 07:04:35 HvdHw9Ws
そろそろ埋めますか?

899:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 07:11:47 M+fxJr8R
いいですね

900:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 07:20:02 M+fxJr8R
埋め

901:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 07:27:04 X7Be0133
埋め

902:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:12:56 3jMYFeeK
埋め

903:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:14:50 3jMYFeeK
埋め

904:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:18:01 3jMYFeeK
埋め

905:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:19:34 3jMYFeeK
埋め

906:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:21:03 3jMYFeeK
埋め

907:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:22:31 3jMYFeeK
埋め

908:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:23:31 3jMYFeeK
埋め

909:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:24:53 3jMYFeeK
埋め

910:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:28:21 3jMYFeeK
埋め

911:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:29:09 3jMYFeeK
埋め

912:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:31:12 rBp/ibj3
埋め

913:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:31:47 rBp/ibj3
埋め

914:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:34:00 rBp/ibj3
埋め

915:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:34:41 rBp/ibj3
埋め

916:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:36:14 aoQK8Ktj
埋め

917:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:38:31 eDu6o+Ok
埋めるか
残ってると新スレ使われねえからな

918:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:40:35 eDu6o+Ok
埋め
すまんあと頼む

919:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:42:04 aoQK8Ktj
埋めます

920:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:43:46 aoQK8Ktj
埋め

921:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:51:17 aoQK8Ktj
埋め。

922:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 08:52:25 aoQK8Ktj
埋め

923:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:17:42 HigrTdYs
参加します
埋め
みんなでやればすぐさ!


924:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:18:47 HigrTdYs
埋め

925:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:19:51 HigrTdYs
埋め

926:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:21:07 HigrTdYs
埋め

927:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:21:54 HigrTdYs
埋め

928:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:24:53 G8An5eQt
埋め

929:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:25:57 +c+d3jk2
埋め

930:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:43:09 7yAZT3Nl
埋め

931:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:44:12 7yAZT3Nl
埋め

932:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 09:44:52 7yAZT3Nl
埋め

933:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 10:17:47 LsffRqqJ
埋め

934:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 10:21:17 /kFiUnVV
うめてみようか?

935:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 10:21:59 V1+43bWi
誰か、アニメージュのバックナンバー買う方法教えてくれ。
CCのケツポスター欲しいのだが。

936:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 10:41:37 JqSnA6dm
埋め

937:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 10:50:11 Wyo5WZlL
埋めネタ考えてたけど形になってないぜ!
埋め

938:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:19:28 EfjkLYNA
>>935
ケツポスターはヤフオクで450円!
埋め

939:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:22:27 +IchYGy8
「心の隙間、埋めてあげるっ…」
とカレンに言われたい…。


940:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:23:21 +IchYGy8
うめめ~♪

941:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:23:59 +IchYGy8
うめ~♪

942:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:24:50 UdYVjSbS
うめ

943:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:26:08 UdYVjSbS
埋め

944:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:27:18 Wyo5WZlL
全力を挙げて埋めるんだ(・ωひ)

945:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:27:26 +IchYGy8
「私に心の隙間を埋めてほしいだとぉ?
この童貞坊やが、いい気になるんじゃ…」
「ピザ、1週間分だ」
「仕方ないな・・・。私でよければ埋めてやろう」


946:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:30:17 +IchYGy8
「さぁ、みんなーっ。埋めるわよぉ~っ。
埋めに参加しない人は、罰ゲームが待ってるんですからねぇ♪」
ミレイさんがそう号令をかけたら、一気に埋まるような気がするのは気のせいかしら。


947:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:34:26 +IchYGy8
うめめ~♪

948:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:35:02 Wyo5WZlL
「知ったことか! 俺は埋めなきゃいけないんだ!」

949:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:35:03 +IchYGy8
うめ~♪

950:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:37:07 +IchYGy8
「えーと、埋めて欲しいんだよね?」
シャーリーは恥ずかしそうにそう言った。
「初めてだから、優しく教えてね、ルル」
「わかってるさ、シャーリー。そう、そうすればいいんだ」
「うん…。ルル、私、がんばって埋めるね」


951:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:38:10 Wyo5WZlL
「抱き締めたいなぁ、ナナリー!
 まるで眠り姫だ!」
という電波が飛んで来た、埋め

952:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 11:51:49 Wyo5WZlL
「誰も居ないな、よし」

「塵も残さん! 行くぞ! 浄破滅焼闇! 闇の炎に抱かれて、馬鹿な!?」
ガチャ
「……何をやってるんですか、シンクーさん?」
「……」

953:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:08:51 +IchYGy8
「…埋める…もくもくと…埋める」
「アーニャ、何やってんの?」
「優先命令・・・スレ・・・埋めるの…」
「わかった。僕も手伝うよ。二人でがんばって埋めよう」
こくっ。
アーニャは少し頬を染めてうなづいた。


954:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:13:47 +IchYGy8
「ここを埋めればいいのね」
「そうらしいぜ。このスレ埋めるの手伝ったら、主役のSS書いてもらえるってよ」
「がんばるわよぉ~っ」
「おおーっ、燃えてんじゃねぇかっ、井上っ」
「そういう玉城だってヤル気満々じゃないのっ」
「当たり前だぜ。ギアスの影の主役は、俺よっ。
俺がいなけりゃ盛りあがらねぇからな。へへっ」
「まぁ…そういう事にしといてあげるわ」

955:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:17:24 +IchYGy8
「ナナリー様、なにやら皆さん張り切って埋めていらっしゃるようです」
「そうみたいですね。皆さんの活気あふれる声が聞こえます」
「本当に楽しそうですね」
「咲世子さん、私たちも埋めるの手伝いましょうか…」
「はい、ナナリー様。がんばりましょう」


埋め埋め~♪


956:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:19:15 aoQK8Ktj
うめ

957:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:20:24 aoQK8Ktj
埋め

958:埋めがてら感想
08/11/05 12:21:53 kEtyBh36
>>203
咲世子さんが有能ぶりを淡々と発揮していて、こそばゆい嬉しさを感じました。
先生、いい人!スザクのこともちゃんと受け入れている感じがして嬉しい!
ミレイ会長の『凶器になりうる胸』にぎゅー!は、ただただ羨ましいですな。
あの胸に埋もれる権利が与えられるというなら、私も是非生徒会のお仕事を手伝いたいです!
役に立てるかどうかは判らないけどw
ただ、ここはリヴァルの描写が欲しかった気が。彼なら私以上に羨むこと間違いなしですからね!
『救世主(メシア) が 生まれた 日』とか、おまけのNEWアイテム案内とか小ネタも効いてるなあ。
特にNEWアイテムがつぼった!w
そして、ツンデレいいよ!ツンデレ!ルルーシュだけどw
ナナリーにたしなめられてションボリしたんだろうなとか、ラストのマジへこみと八つ当たり?といい、
ルルーシュが間接的な感じでいい味出してると思いました。
頑張れ、ルルーシュw

959:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:21:58 aoQK8Ktj
埋め。今、何KB?

960:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:25:37 +IchYGy8
「なぁ、カレン、俺らも埋めるの手伝わないか?」
馴れ馴れしくジノが私に近づいて言う。
あーっ、うざいなぁ…。
そんな事を思っていたら、ライが一人で埋めていた。
「あーっ、ライっ、一緒に埋めよう~♪」
私は、ジノを無視してライの傍に駆け寄った。
「うっうっうっ…カレン~っ」
しゃがみこみがっくりとなるジノ。
かわいそうに思ったアーニャが頭をなでなでしている。
「アーニャ・・・お前だけだよ。わってくれるのは…」
だが、そういった瞬間、アーニャもライのところに駆け出していってしまった。
「おーーいっ、俺の立場は~っ」

アニメ版ならいざ知らず、ゲーム版では、ジノ、君に勝ち目は無いよ。

961:名無しくん、、、好きです。。。
08/11/05 12:25:37 FChCHyRw
489kB


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