08/10/27 23:43:42 doyWCAoF
その仕草がとても可愛らしく見え、僕の心臓の鼓動が一瞬高鳴ったが、同時に包みの中身が不安で別な意味でも心臓が波打ってるのを感じる。
「今日はライ君のためにお弁当作ってきたゃった」
照れ笑いを浮かべセシルさんは包みを僕に差し出した。
そんなセシルさんの姿を見て、僕は2重の意味で一瞬気が遠退いた。
ああ、年上の女性にこういうのは失礼かもしれないけどセシルさんがすごく可愛らしいです。
そのはにかんだ笑顔の破壊力抜群です。
ただそのお弁当も破壊力抜群なんでしょうね。
それを食べないといけないと思うと気が遠くなって行く。
「あ、ごめんねスザク君。私ったらスザク君の分を用意するの忘れてたわ!」
そんな意識が朦朧としていた僕に気付かず、セシルさんは引きつった表情のスザクの方を見てそんなことを言った。
「い、いえ、僕はこれから外食してくるのでどうぞごゆっくり」
「まあ……スザク君ったら」
どこに照れる要素があったのか?
セシルさんは恥ずかしそうに微笑みチラリと僕の方を見た。
セシルさんと2人っきりでセシルさんの手作り弁当を?
ふざけるな。
そんなスイートな時間(お弁当的な意味で)耐えられるか!