コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 30at GAL
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 30 - 暇つぶし2ch250:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 22:27:45 Xbt/gdE9
>>248
ああ、トーマス卿だ。
うにゃら卿の「ハロウィンの悪夢 」が見れないのですが…。
確認お願い抱きますか?

食卓の騎士卿、おめでとうございます。
しかし、すごいねぇ…。
900突破とは…。
こりゃ、軽く4桁いけそうだなぁ…この調子だと…。

251:食卓
08/10/27 22:33:34 zHvYTzmW
って、もう保管してる!?恐ろしいお方だ…
早速の訂正が少々心苦しい。
単体間リンクの方はとりあえずまだしないでおいて下さい。

252:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 22:34:18 UL6wDcti
>>247
乙&GJ! 何より戦闘シーンが(・∀・)カコイイ!!
カッコいいというより、ウォード三機を倒すところが滑らかできれいに見えました。
次回の投下も楽しみにしています!
あと個人的に反逆学園が楽しみでなりません、とこっそり付け加えておく。

253:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/10/27 22:37:07 tJwTera0
>>250 修正しました。なんかこのごろこんなミス多いなあ……引き締めなくては。報告どうもです。

>>251 リンクの件、承知致しました。

254:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 22:52:01 6zd/ehaw
>>247
食卓の騎士卿、GJでした!
冒頭のシーンに鳥肌が立ちました!
カレンの動きを真似るライに
流石は双璧、互いの動きをよくわかってるんだな、と感じました!
シュナイゼルの持った疑問がどう影響するのかなど続きが気になるところが多々ありますね。
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!

255:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:01:17 6k+muC6K
すごい!!こんな短期間で900だとは。
ここまで人気なんだから公に何かおきれば・・・・。
1000到達を夢見てます!!そして900到達おめでとうございます!!!

256:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:22:41 tnZRnOFh
でかい花火が公式から上がればここはどうなることやら…

>>247
遅れましたが食卓の騎士卿GJ!

257:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:31:57 doyWCAoF
人居ますか?
投下していい?

258:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:33:03 NshH0HLq
支援

259:萌は文化
08/10/27 23:37:02 doyWCAoF
では支援に感謝して投下します

「セシルさん奮闘記」の続きです
やっと本編です

カップリングはもちろんライ×セシル

約12レス

注意点
・全力でギャグ
・タイトルのわりにライ視点です
・ライの言葉が少し乱暴なとこがあったりします

では投下

260:萌は文化
08/10/27 23:38:39 doyWCAoF
「~~♪」

まだほんのり薄暗い早朝。
いつもより早く起きたセシルは鼻歌を奏でながら気になるあの人のことを思い、腕によりをかけて弁当を作っていた。
その姿はとても生き生きしていて美しかった。
ただお弁当に盛り付けられた料理の数々は、間違いなく、惨劇を引き起こすことになるだろう。

「ライ君、喜んでくれるかしら?」

弁当を包み、そう呟いた彼女の横顔はまさしく恋する乙女と表現するに相応しい。

「あら、もうこんな時間…!」

時間を確認したセシルはお弁当を鞄の中に詰めた。

(エニアグラム卿、あなたに教わったこの方法でライ君にアピールしてみます!)

カーテンを開き、空を見上げたセシルは心の中でこの場にいないノネットに報告した。

『いや、教えてないし。あと、それ止めた方がいいぞ』

そんなノネットの声がどこからか聞こえて来たような気がしたがセシルには届かなかったようである。

「待っててねライ君!」

そう意気込むとセシルは仕事場へと向かった。

261:萌は文化
08/10/27 23:41:37 doyWCAoF
『セシルさん奮闘記』

「ライお疲れ、はい」
「あ、ありがとうスザク」

シミュレーションが終わり、適当なイスに座りこんだ僕にスザクがペットボトルのジュースを差し出した。

「スザクはお昼どうするの?」

ペットボトルのフタを開け、何気なく聞くとスザクも自分の分のジュースのフタを開けた。

「僕はたまにはコンビニのお弁当じゃなくて外食にしようかな、なんて思ってるんだけどライも一緒にどう?」
「外食か……うーん、どうしようかな。あれ、そういえばロイドさんは?」

いつもならその辺でゼリー飲料とか軽いものでお昼を済ませてすぐプリンを食べながらまた作業してるのに今日に限ってはどういうわけか姿が見えない。

「ロイドさんならお昼になった瞬間に急いで外に行ったよ」
「へぇー、珍しいね」
「ライ君!」
「あ、はい、セシルさ…」

スザクと話をしているとセシルさんに呼ばれたので僕が振り返ると僕の視線がある一点に集中してしまい、言葉が詰まった。
セシルさんの腕には少しサイズが大きめの包みがあった。
今はお昼時。
僕の頭に悪い予感がよぎった。

「セシルさんそれ…」
「あ、これね…」

包みを指差すとセシルさんは急に恥ずかしそうにもじもじしだした。

262:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:43:25 nsu4whe2
支援

263:萌は文化
08/10/27 23:43:42 doyWCAoF
その仕草がとても可愛らしく見え、僕の心臓の鼓動が一瞬高鳴ったが、同時に包みの中身が不安で別な意味でも心臓が波打ってるのを感じる。

「今日はライ君のためにお弁当作ってきたゃった」

照れ笑いを浮かべセシルさんは包みを僕に差し出した。
そんなセシルさんの姿を見て、僕は2重の意味で一瞬気が遠退いた。
ああ、年上の女性にこういうのは失礼かもしれないけどセシルさんがすごく可愛らしいです。
そのはにかんだ笑顔の破壊力抜群です。
ただそのお弁当も破壊力抜群なんでしょうね。
それを食べないといけないと思うと気が遠くなって行く。

「あ、ごめんねスザク君。私ったらスザク君の分を用意するの忘れてたわ!」

そんな意識が朦朧としていた僕に気付かず、セシルさんは引きつった表情のスザクの方を見てそんなことを言った。

「い、いえ、僕はこれから外食してくるのでどうぞごゆっくり」
「まあ……スザク君ったら」

どこに照れる要素があったのか?
セシルさんは恥ずかしそうに微笑みチラリと僕の方を見た。
セシルさんと2人っきりでセシルさんの手作り弁当を?
ふざけるな。
そんなスイートな時間(お弁当的な意味で)耐えられるか!

264:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:44:18 nsu4whe2
支援

265:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:45:28 NshH0HLq
支援

266:萌は文化
08/10/27 23:45:46 doyWCAoF
「せっかくだから一緒に食べよう」

満面の作り笑顔で、僕は逃げようとするスザクの腕を掴んだ。

「いや、僕は…」
「僕だけで食べるなんてもったいないよ。せっかくセシルさんが作ってくれたんだから一緒に食べよう」

顔は笑顔だが必死に僕の手をひっぺがそうとするスザク。
離してたまるか。
だって僕達は友達だろ?

「ねえ、セシルさんもそっちの方がいいですよね?」

さらに追い詰めるつもりで僕はセシルさんに同意を求めた。

「え、ええ」

あれ、妙に歯切れが悪いな?
どうしたのかなセシルさん?

「わかったよライ。だから手を離してくれないかな」

ようやく観念したらしい。
僕がスザクから手を離すと僕達3人はセシルさんの用意してくれたお弁当を囲むように座った。
ただセシルさんが妙に浮かない表情をしてるのが気になったけど、どうしたのだろう?

「じゃあ、開けるわね」

セシルさんが包みを開けると中から2段の重箱が出て来た。
そのままセシルさんがフタを開けると室内に甘そうで焦げ臭く苦そうな妙な臭いが漂い始めた。
お弁当の上段には真っ黒なミートボールにカラフルなソーセージ。

267:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:46:13 nsu4whe2
支援

268:萌は文化
08/10/27 23:48:06 doyWCAoF
妙に水っぽいポテトサラダになんか黒いものを包んだロールキャベツが入っていた。
下の段はというと明らかにパイナップルやらバナナやらがはみ出てるオニギリ。
さらには柑橘類の粒やブルーベリーを混ぜ込んだオニギリなどとても恐ろしいものが見えた。

「うおぉぉー!!」

突然スザクが雄叫びを上げ立ち上がった。
何事かとスザクを見ると心なしかスザクの瞳が赤く輝いていた。
……あれってまさかギアス!?

「僕は生きなきゃいけないんだ!」
「おい、待てスザク! 待ってくれ! どこへ行くんだ!? スザクゥゥ!!」

何かにとり憑かれたように走り出したスザクは僕の制止も聞かずに真っ直ぐ外へと走り去って行った。

「どうしたのかしらスザク君…?」

心配そうにセシルさんは言った。
誰だスザクにギアスをかけた奴は!

「まあ、それはそれとして……食べましょライ君」

スザクが居なくなったのにどこか嬉しそうにセシルさんはニコッと笑った。
誰か、何ってかけたかは知らないがスザクと同じギアスを僕にかけてくれ。

「じゃあ、いただきます」

こうなったら腹をくくるしかない。
覚悟を決めた僕は最初にやたらカラフルなソーセージにフォークを刺した。

269:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:48:30 nsu4whe2
支援

270:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:48:31 W8MJm1VK
支援

271:萌は文化
08/10/27 23:49:37 doyWCAoF
特に何か特別な味付けをした様子ない普通のソーセージ。
きっとカラフルなのは複数のハーブが挽き肉と調合されてるからだろう。
そう信じて僕はソーセージを口の中へと運んだ。

「どう?」

心配そうな表情でセシルさんは僕の顔を見つめている。

「!? なんだこれは!? 口の中でソーセージがはじけた!!」

あまりの衝撃に僕は思わず口に出した。
ソーセージを口に入れて噛みしめた瞬間、ソーセージの皮がはじけると同時に皮の中の甘い何かが口の中で暴れだしたのだ。
それと同時に口の中に広がる肉汁。
食感は衝撃だが正直これ不味い。

「そうなの、実はそのソーセージ私の手作りなの」

僕の反応をいいほうに勘違いしたのかセシルさんは嬉しそうに手を叩いた。

「肉を機械で挽き肉してお菓子のはじけるキャンディを混ぜて羊の腸につめたものなのよ」

嬉しそうに説明するセシルさん。
なるほど、このカラフルなのははじけるキャンディでしたか。
以前カレンからもらって時には驚いたがこれにはもっと驚きました。
あとセシルさん、変なとこにこだわってるんですね。
ソーセージくらい買いましょうよ。

272:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:50:48 nsu4whe2
支援

273:萌は文化
08/10/27 23:51:13 doyWCAoF
「次はこのロールキャベツを食べてみて」

味が好評だと勘違いしてるのかセシルさんは次のおかずを勧めてきた。

「……いただきます」

不安にかられながらも僕は中身が黒いロールキャベツを口に入れた。
うん、汁をよく吸ったキャベツの中にほど良い甘さの何か。
醤油ベースの味とは不釣り合いながらもやっぱり美味しくはない。
唯一の救いはさっきのソーセージほどじゃないということかな。


「セシルさんこれ…」
「フフ、これはねキャベツ中にエリア11のお菓子の羊羹を入れて、エリア11の調味料で煮込んでみたロールキャベツなんだけどね。とう?」

綺麗な瞳でセシルさんは僕を見つめ言った。

「ええ、初めての味です…」

そんな綺麗な瞳を向けられたらそれしか言えません。
目尻が熱くなってきた僕は目尻を押さえ、今度はポテトサラダに手を伸ばした。

「………しょっぱい」

口に入れた瞬間、口の中に不愉快な感触が広がった。
この香りは牛乳だな。
ポテトサラダに牛乳を混ぜて塩で味を整えたってところかな。
牛乳さえ入れなければ完璧だったのにな。

「あら、塩入れすぎたかしら」

274:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:51:38 nsu4whe2
支援

275:萌は文化
08/10/27 23:52:40 doyWCAoF
「ごめんなさいね」とセシルさん申し訳なさそうには謝った。
セシルさん、塩は2の次なのでまず牛乳入れるの止めましょう。

「それじゃあお詫びに…」

セシルさんはミートボールにフォークを刺すと僕の方へと差し出してきた。

「はい、ライ君。あーん」

反則的なまでに可愛らしくセシルさんは恥ずかしそうに微笑んだ。
セシルさん……その笑顔は卑怯です。
だけどセシルさんの差し出す凶器(フォークのことじゃないよ)のせいで逆に冷静になる自分が憎い。

「ほら、ライ君」

急かすようにセシルさんが言うと僕は観念して口をあけた。
天使が地獄を運んでくるとプラマイゼロだと言うことを今日僕は理解しました。

「どう?」
「これは!」

ミートボールを口に含んだ瞬間、またまた衝撃を受けた。

「口の中に入った瞬間にミートボールが溶けた! 溶けた瞬間に広がるチョコと肉汁! これは!」
「これは?」

どうやらミートボールが黒いのはチョコレートが混ざっていたかららしい。
口の中に肉汁とチョコレートというミスマッチな味が広がった。

276:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/27 23:53:16 nsu4whe2
支援

277:萌は文化
08/10/28 00:00:34 G5Cz3oQo
「辛い!!」

チョコレートと肉の味が広がった後、急激な辛さに襲われた僕は大慌てで近くにあったミネナルウォーターのペットボトルを手に取った。

「あ、それ私の…」

セシルさんが何か言っているがそれどこらじゃない僕はペットボトルの中身を一気に飲み干した。

「辛い…まだ辛い……」

ある程度辛さは引いたがまだ口の中がヒリヒリする。

(ライ君と……間接キス…)

ミネナルウォーター飲まれたのがショックだったのだろうか?
セシルさんは空になったペットボトルをぼんやりと見ている。

「セシルさん……これチョコの他に何入ってるんですか?」
「え、あ、それはね…」

セシルさんにミートボールの中身を聞くとセシルさんは妙にそわそわしながら言った。

「お肉とチョコレートとあと、お肉の中に乾燥させて粉にした唐辛子をこねて丸めたものを…」
「それだセシルさん………形は変わったとはいえ唐辛子丸ごとはキツいですよ」

半分涙目でセシルさんに言うとセシルさんは困ったように首をかしげた。

「そうよね。やっぱり乾燥させたやつより生の方が良かったわよね…」
「……………」

あえて僕は突っ込むのを止めることにした。

278:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:01:13 nsu4whe2
支援

279:萌は文化
08/10/28 00:03:13 doyWCAoF
天然には何を言っても無駄だっていつかルルーシュが言ってた気がするしね。

「ん……!」

ふと気配を感じ後ろを振り返った。

「あ!」
「あれ?」
「む!」
「おや?」

いつから居たのかドアの隙間からこちらを覗いていたスザク、ロイドさん、ジェレミア卿、ノネットさんと目があった。

「おい…!」

思わず荒い口調になる。
ジェレミア卿やノネットさんはともかくロイドさんやスザクまで…。
見ていたのならなんで助けてくれなかったんだと怒りが湧き上がってくる。

「あちゃー見つかっちゃったねぇ」
「ロイドさんそれどころじゃないですよ!」
「早く逃げるぞ」
「ライ卿よ。悪いが全力で見逃せ!」
「あ! コラ待て!!」

急ぎドアまで駆け寄るが開けた時にはすでに4人の姿はなくなっていた。

「あ、クソ…」
「どうしたのライ君?」

280:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:04:30 69Ow/K1f
支援

281:萌は文化
08/10/28 00:05:01 doyWCAoF
突然ドアまで駆け寄った僕を4人に気づかなかったセシルさんは不思議そうに見ていた。

「…いえ、なんでもないです」
「そう? それじゃあこのオニギリを食べてみて。特にこの混ぜ込みご飯のやつが自信作なんだけど…」
(勘弁してください)

セシルさんのお弁当をなんとか全て平らげた僕だったがその日の午後、体調不良により僕は倒れた。
倒れぎわ、やっぱりと呟いたスザクとにやけ顔のロイドさんを殴ってやりたかったけど身体が言うこと聞かないのがすごく悔しかった。

282:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:05:35 69Ow/K1f
支援

283:萌は文化
08/10/28 00:07:07 G5Cz3oQo
おまけ

ライの病室

ノネット「人間、不味いもん食べ続ければ気持ち悪くなって倒れるんだな」
ジェレミア「ライ卿……貴様は立派な騎士だった」
スザク(ごめんよ。生きろのギアスさえなかったら僕だって…)
ロイド「おめでと~。食中りってヤツ? 当たっちゃったね」
スザク「いや、全然めでたくないですよ」
ジェレミア「その通りだ。不謹慎だぞ」
ロイド「え、なんで?」
ノネット「セシルの代わりに教えてやろうか?」
ロイド「いえ、遠慮します」
スザク「そういえばセシルさんは?」
セシル「ライ君は起きましたか? お粥作って来たのだけど」
ノネット「あ、私殿下に呼ばれてるんだった」
ジェレミア「全然で逃げ出す!」
ロイド「さ~て、ランスロットの調整に戻ろうかな」
スザク「俺は、生きなきゃいけないんだ!!」
セシル「??」

284:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:07:30 9SMSnCWC
支援

285:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:08:35 69Ow/K1f
支援

286:萌は文化
08/10/28 00:08:53 G5Cz3oQo
以上で終了

途中で規制にかかりましたorz

ちなみに続きます
やっぱり怒ってたとはいえ言葉使いが荒いライは止めたほうがよかったかな
ぶっちゃけ一部を抜かしたセシルさんの料理は私の実体験から誕生しました

では支援ありがとうございました

287:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:12:09 YCtCz1f0
>>286
……実体験?

288:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:24:12 69Ow/K1f
>>286
GJ
セシルの弁当を前に必死なライの様子を楽しませていただきました。特に

> 離してたまるか。
> だって僕達は友達だろ?

の部分は邪悪な笑みを浮かべたライの顔を想像してしまい大笑いしてしまいました。
連作だというので続きを楽しみに待っています。


誤字らしき部分があったのでご確認くだされば幸いです。

263
「今日はライ君のためにお弁当作ってきたゃった」

273
ロールキャベツなんだけどね。とう?」

277
ミネナルウォーター

289:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 00:24:33 9SMSnCWC
>>286
萌は文化卿、GJでした!
……え? どれか食べたことあるの?
唐辛子チョコは聞いたことがあるけど……喉が焼けそうになったと友人がいっていた。
生きろギアス発動するスザク、それほどまでに危険な料理なのか!?
恐るべし、セシルクッキング!
そしてそれを食べきったライもまたある意味恐るべし!
口調に関してはあぁ、起こってるんだなぁ、と納得出来ましたし、多用しなければよろしかったりするのではないでしょうか。
貴公の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!

290:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 01:30:03 G5Cz3oQo
>>288
誤字指摘ありがとうございます
申し訳ありませんが以下修正お願いします

>>263
「今日はライ君のためにお弁当作ってきたゃった」→「今日はライ君のためにお弁当作ってきちゃった」

>>273
ロールキャベツなんだけどね。とう?」→ ロールキャベツなんだけどね。どう?」

>>277
ミネナルウォーター → ミネラルウォーター

ちなみ実体験とはソーセージ以外全部ですよ
幼なじみの新料理開発に付き合わされた時に……(実話)

291:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 01:34:41 mDGfesGG
幼なじみ……。なんと甘美で羨ましい響き!

292:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 08:39:34 8eD4euyL
病人食でさらにダメ押しをされるわけですね、わかりますwww

萌は文化卿、たのしませていただきましたw

293:うにゃら…
08/10/28 11:19:02 /ThhvG+T
アッシュフォード生徒会の何気ない日常~反省編

「会長っ、またかつぎましたねっ…」
僕はそう言うとミレイさんに詰め寄った。
「あははは…ごめんねぇ…」
さすがに僕がかなり怒っているのがわかるのだろう。
苦笑して誤魔化しているがすこし焦り気味のようだ。
「今日という今日は、反省してもらいますっ」
「あはははは…。勘弁してよぉ。お・ね・が・い…」
甘えたような口調で活路を見出そうとするミレイさん。
「駄目ですっ。そういう甘えた口調は、ナナリーとかがやったら考えますけど、ミレイさんじゃ却下」
バッサリ切り捨てる僕。
実は、かなりドギマギしているのだが、ここで弱みを見せると後々が大変である。
「ひどいーっ、差別だわ。ナナリーばっかりぃっっ」
芝居がかった調子で喋るとポーズまでとってたりする。
反省してませんね…本当に…。
無言でぎろりんと少し睨むと慌てて反省したポーズに変えるミレイさん。
「ナナリーは、ナナリーで、ミレイさんは、ミレイさんです。
差別じゃありません。区別です」
はっきりと言い切り、腕を組む。
するとどうしたのだろう。
急にミレイさんは俯いて何も反論してこない。

294:うにゃら…
08/10/28 11:20:32 /ThhvG+T
「どうしたんですか?」
普段のミレイさんらしくない対応に、僕は言い過ぎたかと思ってしまう。
僕が顔を覗き込もうとしている前でそれはおこった。
右手を招き猫の手のようにくねくねと動かし、かわいくウインクして…
「うにゃらっ…」
今まで色気で押された事があったが、こういう攻撃は初めてだった。
僕は、普段のミレイさんからは想像できないかわいらしさに思わず動きを止めて見入ってしまう。
「ごめんね、ライ。反省してるわ。
だからもう行っていい?」
かわいらしくも甘ったるい甘え声で囁かれ、無意識のうちに僕はうなづいてしまう。
その瞬間、普段のミレイさんのモードに切り替わり、そそくさとその場を立ち去ろうとする。
僕は、はっと我に返って呼び止める。
「ち、ちょっと待ったーッ」
「えーっ…行っていいって聞いたら、うなづいたじゃないのっ…」
「うっ…」
言葉に詰まってしまう。
「そういう事で…じゃあね~♪」
そう言うとミレイさんはその場を後にした。
僕は、ただその後姿を納得できない気持ちで見送るしかなかった。
くそぉーっ…アレは反則だよぉーーっ。
好きな女の子にあんな顔されたら、どうすればいいんだよぉ…。
僕は、悔しさと…そして、なぜか幸せ感に心が満たされるのを感じていた。

おわり

295:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 14:34:21 P1S/2B31
>>294
ゲリラ投下キタ━( ゜∀゜)━!
ミレイさんかわええwww

296:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 17:11:52 SWDjBOEw
>>294
GJです。ミレイさんはライを手玉にとるくらいでちょうど良いと思う。

297:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 18:45:39 9SMSnCWC
>>294
うにゃら…卿、GJでした!
ギャップって凄いよね。
なんと言うか、こう、凄いよね。
というかナナリーがやったら考えるんだね、ライw
貴方の次の投下を全力で待っています!

298:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 19:55:19 pLXKSuzZ
水を差すようで悪いが、とりあえず問うか宣言と終了宣言は出すべきだと思うんだ。
テンプレにあることぐらいは最低限守ってほしいのだが。

299:298
08/10/28 19:56:11 pLXKSuzZ
まあ分かると思うけど、「投下」宣言ね。

300:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 20:25:51 yYObqkEB
この人の作品は急に投下されるのが持ち味の一つだと思う。
それに、レス数も支援が必要なほどでもないからそんなに気にする必要はない気がする。


301:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:39:26 FPpTH6I3
いきなりですが、ライの本名は何がいいと思いますか?いろんな職人さんが色々名付けていますが。
(…と次の投下までの話題をふってみる。)

302:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:43:19 2yMamU3K
ラインハルトとライディースしか思い出せないが、そんなに沢山あったか?

303:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:46:26 D6fS3EZ4
>>302
知ってるのは
ラインハルト・ライサンダー・ライゼルぐらいだ
ライディースなんてあったか?


304:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:49:29 vIDaWjQi
正直なところ、そのまま「ライ」にしておいた方が一番無難なのではないだろうかと思わないでもない

305:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:50:20 d3IXyyGu
ライル・デュランディでいいよ

306:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:51:21 AaGdd/ai
>>301
「あなたの中でのライの本名は何ですか?」ってことにしたほうがいいと思う。

307:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/28 23:56:50 nUllYXPT
投下なかなかこないなぁー

308:快風
08/10/28 23:59:27 hLsD+Rxn
0時に投下します。
10レス程になります。
専任騎士シリーズです。

309:快風
08/10/29 00:01:09 hLsD+Rxn
行政特区日本。
それは口に出すのも憚られる忌まわしき名。
亡きユーフェミア皇女の”悪名”を轟かせる原因となった政策。
ブラックリベリオンの発端となった事件のきっかけである。



制圧を完了し、良い報告を伝えることができたと思ったのも束の間のこと。
本国のシュナイゼル殿下より通信が来た。
行政特区日本は失敗に終わり、百万人のイレブン、
いや、日本人を国外追放するという結果になった。
その結果だけを聞けば、何がどうなったのか、全く理解が出来ず、混乱した。
だが、詳しく事情を知れば、”また”ゼロにしてやられたと言うことだ。
そして、一連の流れについて不審に感じたことがいくつかあるのだ。
それは、スザクについてだ。


310:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:03:41 t3yv0kxb
支援

311:対峙
08/10/29 00:04:31 zdTbppuw

これはスザクをよく知らなければ成立しない賭けだったはず。
まず、過去に自分を捕縛した相手が、何故今回は見逃すことを了承すると思ったのか、だ。
通常ならばそんなことを考えもしないはず。
ましてや自らの存在を憎むスザクを。
次に、多くのゼロを前に制圧しようとする軍を、何故スザクが止めると確信できたのか。
これはまだなんとか理解できる。
彼のこれまでの行動を見ていればゼロならば予想はつくだろう、これは除外。
最後に、何故ゼロは、スザクが日本のためにブリタニア軍に属したのだと知っているのか。
いや、そうだと見抜いたのか。
これは彼をよほど知らなければ解らないはず。
……、いや、そんなはずはない。
余りの結末に動転しているのか?僕は…。
自らの考えを否定し、今後について考える。
これは完全に出し抜かれたこちらの負けだ。



312:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:04:58 9SMSnCWC
支援!

313:対峙
08/10/29 00:06:36 zdTbppuw
だが、こちらにもメリットもある。
不穏分子を一掃できたのだから、今後のエリア11は平定するだろう。
少なくとも表立った抵抗運動もないはずだ、今後は衛星エリアを目指すだけだろうし、
ナナリーもそうすべく努力していくだろう。
後は、中華連邦に渡った黒の騎士団。
反主流派と結託し、第一皇子と天子様の婚儀を防ぐであろう。
これは更に一波乱が待ちうける事になるだろう、護衛計画の見直しを考える必要が出てくる。
殿下のことだ、既に考えているであろう。
おそらくラウンズを召集するだろうから彼等を除いたメンバーの増員をせねばなるまい。
精鋭と新型の量産機を回してもらうように手配をカノンさんに頼もう。
やることは山ほどある、そう考えながら、全速前進で本国へと戻るのだった。




314:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:07:40 t3yv0kxb
支援

315:対峙
08/10/29 00:08:11 zdTbppuw
結局戻ったときには既に準備は整っており、すぐさま中華連邦へと出発となった。
ほとんどの事は通信で済ませたとはいえ、殿下とカノンさんに丸投げしてしまい申し訳なく思う。
しかし、このような情勢な以上事は迅速にせねばならない。
黒の騎士団が体勢を整える前に。
多少強引に日程を早めたと言うが、大分無理をしたのは予想できる。
中華連邦の大宦官たちをどう言い包めたのかを聞き、苦笑するしかない。
やはり、この御方は毎度の事ながら恐ろしく思う。
彼に比類するのは敵としてはゼロだけだろうな、と漠然と思った。

「それで、オデュッセウス殿下は?」

「部屋で御寛ぎになられてるわ、そう言えば貴方とも久しぶりに話したいとおっしゃってたわ」

カノンさんとお茶をしつつ、日程確認を行う。
オデュッセウス殿下は今何をしているのだろうと思い、口にしたらやぶ蛇だった。
彼の人柄は好ましいのだが、どうにも無防備で見てるこちらが不安になってしまう所が、
どうにも苦手意識をもってしまう。
そして、そのペースに載せられてしまうところも。
とても皇位を争うという皇族と言う感じがしないのだ。
一応皇位継承の最大のライバルの騎士なのだから、冷たい目で見られるのではないか、
と構えている此方のほうが馬鹿みたいに感じてしまう。
…いろいろな意味で恐ろしい御方だ。


316:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:08:58 9SMSnCWC
支援!

317:対峙
08/10/29 00:09:03 zdTbppuw
「まぁ、貴方は人好きのする子だものね。

 殿下も貴方が騎士になってから楽しそうだし、ね。

 …あの方は孤独な人ですもの、これからもよく仕えて欲しいと思ってるわ」

カノンさんが急に真剣な顔でこちらを見てくる。
…カノンさんの言いたいことは分かるつもりだ。
シュナイゼルという人は何でも出来すぎてしまい、他の人と共に歩めないのだと。
何をしても完璧にこなしてみせる、望まれることを全て演じられる人。
それは幸せなようで不幸なことだろう。
そして、哀しい事に彼がそう思っていない事がまた、哀しく思う。
だが、もしかしたら、皇位継承に積極的に動かないのは彼のささやかな抵抗なのではないか。
そうカノンさんは以前こっそりと僕に話した。
カノンさんからすれば、皇帝を目指すようさりげなく進めているようだから、
歯痒いようで、かといって、積極的に進めることができないのだろう。
僕もそれを知り、少しでも役に立てるよう頑張ると誓ったのだ。

「はい、僕も騎士に取り立てていただいた恩義のためにも、これからも頑張りますよ」

「ホント、いい子よね、ライは。私も負けてられないわね」

シュナイゼルを支える”武”と”文”の臣下は決意を新たにするのだった。




318:対峙
08/10/29 00:09:59 zdTbppuw
中華連邦に着き、盛大な歓迎を受け、早速歓迎パーティーに出席する事となった。
そこでは既に一足早く到着していたラウンズたちが待っていた。
ナイトオブスリー、ジノ・ヴァインベルグ。
ナイトオブシックス、アーニャ・アールストレイム。
ナイトオブセブン、枢木スザク。
3人も皇帝陛下が派遣したと言う事はかなり重要視しているということだろう。
そう言外に伝わってくる。
殿下への挨拶も終わり、それぞれがパーティーを楽しむこととなる。
そして、僕は懐かしい人との再会を果たす。

「だ~れだ!!」

突然後ろより眼に手を当てられる。
気配は察知していたものの懐かしい感じがしていたためそのまま見過ごす。

「ミレイさんでしょう?ロイドさんから聞いてますからね。
 だからきっとそうじゃないかと思ってましたよ」

手を外し、振り向く。
1年しか経ってないのにとても懐かしく思う。



319:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:10:11 t3yv0kxb
支援

320:対峙
08/10/29 00:10:55 zdTbppuw

「お久しぶりです、ミレイさん。ご無沙汰してます」

「本当よぅ、あなたったら、まったく連絡して来ないんだもの。
 そしたら、いつの間にか皇族の騎士になってるし、本当にもう。
 保護者には報告してくれたっていいんじゃないの?」

変わらないミレイさんの態度に嬉しく思う。
あの頃とは大分立ち位置が変わってしまったから、余計に思う。
だけれども、彼女との懐かしいやりとりがとても嬉しいのだ。

「すみません。いろいろと慌しくて。
 なんか事後報告みたいで申し訳ないです」

「あはははは、別にいいわよ。元気そうで安心したわ。
 ブラックリベリオンの時は負傷したって言うから心配したのよ?
 けど、大活躍してるみたいだから情報には困らなかったのが救いかもね?」

「ははは、おかげさまで。生徒会の皆はどうですか?」

「うん、みんな元気よ。いつか顔を見せに来なさいよ?
 いつだってあそこはあなたの居場所なんだからね」

これだから、この人には頭が上がらない。

「ミレイさん……。ありがとうございます」

だからこそ、自然と甘えてしまう。



321:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:11:35 t3yv0kxb
支援!

322:対峙
08/10/29 00:13:03 zdTbppuw
パーティにもちょっとしたハプニングが起こる。
ゼロの登場だった。
まさか、ここまで堂々とやってこられるとは…。
常に殿下の前を離れずに構える。
ゼロの傍のカレンを見て、彼女の方も僕を確認したのかきつく睨む。
彼女には色々と世話になったが、やはり、僕を許せないのだろうか。
もう戻らない日々を思う。
今や、僕は皇族騎士、彼女はゼロの騎士、覆すことのできない事実。
やりきれない思いもあるが、反面、覚悟もある。
軍人になったときから、迷いはない、そう自分に言い聞かせる。
…胸の奥がチクリと痛むのを、僕は無視した。


323:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:14:06 t3yv0kxb
支援

324:対峙
08/10/29 00:16:17 zdTbppuw
ゼロと殿下のチェス対決、そして、ニーナの乱入といった出来事。
ゼロの思考を読み取る殿下、これで彼の正体を探ることができるのか、
僕には殿下が何を確かめたかったのか、分からなかった。
そして、ニーナの狂気染みた行動。
それは僕とスザクにとっての忘れる事の出来ない後悔の記憶。
最後まで波乱ずくめのパーティであったが、流石のゼロもこの婚儀はどうしようもない。
もはや、誰にも止められないだろうと思っていた。
だが、そんな僕の考えを嘲笑うかのように事態は急変する。

「我は問う!天の声、地の叫び、人の心!!何をもってこの婚姻を中華連邦の意志とするか!!」

「すべての人民を代表し、我はこの婚姻に異議を唱える!!」

反主流派の大物、黎 星刻のクーデター、やはり出てきたのか、彼は。
衛兵を薙ぎ払い天子様の元へと駆ける星刻。
だが、突如国旗が落ち、天子様を包む。
そして、そこから”彼”が現れた。


325:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:16:35 t3yv0kxb
支援!

326:対峙
08/10/29 00:18:49 zdTbppuw
「感謝する、シンクー。君のおかげで、私も動きやすくなった」

ゼロの登場だ。

「それはどういう…」

戸惑う星刻、だが、

「動くな!!」
 
突如として天子様に銃を突きつけるゼロ。

「花嫁はこの私が貰いうける。」

それはこの上ない脅しであり、もはやその行為だけで誰も動けない。

「この外道が!!!」

「おぅや、そうかい??フハハハハハハハハ!!!!」



厳粛な婚儀は二転三転し、”主役交代”となってしまった。
これが中華連邦での争乱の幕開けとなった発端である。
中華連邦内での内乱、そしてそれにつけ込む黒の騎士団とブリタニア。
今、新たなる戦いの火蓋がきって落とされる。
この戦いが僕にとって一つの転機となることを、
このときの僕は知る由もなかった。


327:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:19:14 t3yv0kxb
支援

328:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 00:25:09 hpNXIQGE
支援

329:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 01:08:29 hpNXIQGE
予告レス数からして投下終わってるのかな
猿?

330:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 01:13:08 Val3iR/o
投下終わっているのなら、おわりぐらい入れたらいいのに。
ゲリラ投下でも、最後には入れているし…。
猿なら、ご愁傷様です。

331:快風
08/10/29 01:20:08 zdTbppuw
以上です。
サルに捕まってしまいました。
投下宣言してからすぐでスミマセン。
今回の中華編は、冒頭部はどうしてもライが傍観者になってしまうなぁ、
と思いつつもこのような形になりました。
次回はR2序盤最大の戦闘なのでオリジナル色を出せていけたらいいと思います。
感想ご意見お待ちしております。
ではまた次回に。


332:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 01:30:09 t3yv0kxb
>>331
快風卿、GJでした!
ウー様に癒される……
ミレイとの再会、自然にライと接する様子にライも安堵を覚えますか。
次の話においてどのような色を見せていただけるか期待しています!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!

333:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 11:12:02 PxuH7QVh
>>300
些細なしてきでは歩けど、持ち味の一言で容認するならテンプレなんて必要なくなるんじゃないのか?

334:333
08/10/29 11:18:33 PxuH7QVh
ぐは、なんてしょぼい変換ミスを…
「してきでは歩けど」→「指摘ではあるけど」

335:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 11:33:55 bsfnxbmn
>>331
gjでした
珍しい色を出しつつも、物語の進行に違和感を抱かせない文章力は見事です
今後もこの設定を生かしたオリジナル色を期待させていただきます

336:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 11:40:34 bsfnxbmn
>>333
それと、わざわざ蒸し返して問題提起するのなら、それにプラスして直前のSSに感想なども書いてみては如何でしょうか?

指摘がもっともなものだとしても、SSスレでSSに感想を書かずに自分の意見ばかり書き込むのでは、印象はあまり良くないと思います

337:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 11:50:03 jMzS3+L5
>>331
GJです。珍しいシュナイゼルの騎士という設定のこのシリーズ、毎回楽しみにしてます。
カノンに可愛がられるライという構図がいいなあw
次回のご投下をお待ちしてます。

>>333
貴方の指摘に対して、>>300で職人さんへの擁護が付いた後、
他の人から言及が無いってことは特に気にすることでもないと受け取られてるんだと思うんだけど。
だったらテンプレはいらないだろって、些か視野が狭くないかい?

338:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 11:58:45 +qH+zTrJ
>>337
>>333が言いたいことは以前テンプレつけるつけないで荒れかけ
それでせっかく職人さんたちが気を使ってテンプレつけてくれるようになったのに
作風といっても例外を作ってしまえばまた荒れる元にもなる。
なによりせっかく短編であってもテンプレをきちんとつけるようにしている
職人さんたちに悪いということじゃないのかな?

俺の勝手な解釈だから気に触ったらスマン

339:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 12:18:36 zdTbppuw
投下終了の合図がサルに邪魔されてしまい、ご迷惑をおかけしました。

>>332
期待に応えられるようにしたいと思います。

>>335
そう言っていただけると安心します。
今回は割りと流す感じでしたので。

>>337
カノンとのやり取りは色々と気をつかいました。
一歩間違えればBLととられる可能性があるので…

今回は投下終了を告げることができずご迷惑おかけしました。
この場を借りてお詫び申し上げます。

340:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 13:01:42 7DFoWLqC
>>337
一応職人と呼ばれる立場の俺の個人的意見を言わせてもらうと、ゲリラ投下は少し違和感があるな。
初めて見たときは「なんなのこれ?」と思ったな。目くじらたてるのもどうかと思って流したけど。
でもそれ以降俺はゲリラ投下は読む気がしないので読んでない。他の方はどうだか知らないが。
それと、前に投下された作品に感想もつけないで「投下まだかな」とか言っている人がいるのも書く立場としては寂しい気分になるね。
>>336さんも同じようなことを言ってくれているけど、短くいのでいいから感想を付けてあげて欲しいな。最近特に目に付くようになったから。
なんか愚痴みたいになってしまったな。投下したい職人の方がいたら遠慮なくどうぞ。

341:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 13:22:48 mcmP6F4e
ゲリラSSの最たる存在>THREADシリーズ

342:333
08/10/29 14:34:36 z5JScLsM
感想がどうこう言われたので言わせてもらうと、俺も>>340と同じ理由でゲリラ投下作品は初投下のとき以外はスルーしてるので
感想はつけられません。
それと>>338の言うようにそれが作風だ持ち味だと言って簡単に例外を認めてしまえば、開き直って堂々とテンプレ無視する職人だって出てくるかもしれないと思ったのであえて指摘させてもらいました。

THREADシリーズに関してはほぼスレ立て直後という絶妙なタイミングで投下されて内容はもとより、
存在そのものがネタとして成立してたから気にならなかった。
あれはよくてこれはだめ、とは自分でも身勝手な言い分だとは思うけどね。

気分を害した人も多いようなんでこの辺でやめときます。
すいませんでした。

343:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 14:51:32 M511aG5C
>>342
THREDシリーズに関して"は"と言ってる時点で、例外を認めてる
矛盾してるぞ
少なくとも、ゲリラ投下を指摘出来る立場にはいないわ


344:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 14:59:00 Kq/+3vLn
そもそもテンプレ無視してまでゲリラ投下するメリットって何?
迷惑かける事はあってもいい事なんてなさそうなんだけど。

345:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 15:22:25 jMzS3+L5
>>338 >>342
うん。言いたいことは理解してるつもり。確かにテンプレ守らない職人さんばっかりになるのは
駄目だと思う。各職人さんの意識でもって守らなきゃいけないのがテンプレだという認識ね。
んでもそれをギチギチに守らせようとするのは如何なものかってこと。
SSスレがたった当初からいる者だけど、ここのスレの成分の半分以上は優しさと大らかさでできてると思うんだよ。

俺からこの流れ始まってるな。ごめんよ、俺自身が空気悪くして。自重します。

346:ピンクもふもふ ◆0rhUU6uqDE
08/10/29 16:03:06 2fzqCt7e
そういえば、THREADシリーズは思いっきりテンプレ無視でした……
今さらですけどすみません。何か前例作っちゃったみたいで…

347:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 16:13:46 Byxa4qbr
もっふーさんが責任を感じる必要は無いと思いますよ!
あのシリーズはみんな楽しみにしてると思うのでw


348:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 16:57:33 soz0d3va
ぶっちゃけスレの流れを見て投下宣言する意味ないと思われてもしゃあないだろ
俺達だって24時間居るわけじゃないしゲリラ投下の人は過疎ってる時に投下してくれるし
確かにタイミングを誤ったら何これ?だけどさ
次からは一言下さいねでこの話は解決だろ
それなのに今後テンプレを守らない奴がとかメリットデメリットがとかお前らいちいち煩いよ

349:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 17:30:53 bsfnxbmn
書き手が丁寧に投下・終了宣言しても支援(最近はそれすら少なめかな?)だけで感想はGJの一つも書かず、そのくせ投下待機中!とかの変なノリ作ったり、今みたいに蒸し返しの議論には熱心に参加されてたりする方が多いですね

こんな状態のスレでは、真面目にテンプレ遵守している方が馬鹿を見ている感じがして気分悪いですよ
上の書き込みにもあるように、ゲリラ投下の方に一言お願いするようにして、終わりではダメなんですか?
正直上の方でテンプレがどうのと変なタイミングと流れでグダグダ言っている人達よりも、テンプレ違反でもタイミングと流れを間違わずにスレを盛り上げてくれてるゲリラ投下の書き手さんを私は支持したいですね

350:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 18:47:36 UCLiCmXb
>>348
見ていて気分を害したのは分かりますが、もうちょっと口調に気を付けましょうよ。
もっと荒れてくださいって言ってるようなもんですよ。これ以上荒れるのは勘弁してほしい……

>>349
こうして書きこんでる時点で同罪なんでしょうが、敢えて言いますね。
既に発端の333さんが謝罪してこの話題はもうよそうと言っていて、
333さんに意見を言った345さんも謝罪して同じように締めるような感じで終わらせてるのに、
何故貴方が書き込んだのかが私には理解できない。しかも挑発的ともとれる内容で。
慇懃無礼とまでは言いませんが、口調が丁寧なら何でも言っていいというわけではないでしょう。

結論はもう出てるじゃないですか。基本的にテンプレを遵守。
ゲリラ投下の方は>>348さんも言っている通りこれ以後は注意してもらう。これが最善ではないかと思います。
あ、投下予定のある職人の方々は気にせずに投下してください。

351:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 19:02:46 soz0d3va
>>350
大変申し訳ない
ついつい口調が荒れてしまった
職人の方もすいませんでした

352:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 19:15:48 JLRQZWbu
こういうやりとりで優しい雰囲気に軌道修正できるところがこのスレの偉大なところだよなあ。不覚にもやりとりにちょっと感動してしまった。みんな大好きだw

353:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 19:23:59 RalhnH2n
このスレはこういうところが他とは違うんですよね。
自分も好きですよw

354:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 19:25:57 hWozmdyM
仲直り♪

355:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 19:57:09 iJELv8WR
保管庫の更新が止まってるな
またサボりぐせが出たか

356:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:05:52 CYLR7DlF
スルー検定とNG設定が日課になりつつあるな

ところでコンプリやっと手に入れたよ。結構読み応えあった。中田さんのインタよかった!
「TALKIN’ REBELLION」はこれのおかげで全部読めたけど、一期の頃の「僕らの日々」ってどこかにまとまってないのかな?

357:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:07:20 CYLR7DlF
誤爆……orz 申し訳ありません。

358:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:14:45 oxH5CFfu
>>355
釣りと承知で言うが、トーマス卿は風邪を召して体が大変辛いらしい。
ちょっとぐらい待とうぜ

359:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:24:31 iJELv8WR
自己管理も満足に出来ないのか、救いようがないな
管理人交代も近いな

360:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:27:21 zdTbppuw
はいはいツンデレツンデレ。


361:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:28:15 UL2CBQjO
>>358
寒くなり始めたしねぇ。
まあ、のんびり待てば良いさ。


362:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:29:59 0F2ijOQa
で、代わりに君がトーマス卿以上の管理が出来るんだね。
すごいなあ尊敬するよ。

363:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:39:06 GZg66toE
>>362
スルーしようよ。構うと付け上がる。

364:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:39:24 CYLR7DlF
誤爆したし、お詫びも兼ねてコネタ投下するよ

365:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:42:23 CYLR7DlF
   「人を血液型で判断してはいけません」


 最近、黒の騎士団では血液型診断が流行っている。
 元を辿れば、井上が面白がって買ってきた「B型自分の説明書」だ。ちなみに過去には脳内メーカーや
動物占いも流行った。黒の騎士団は若い集まりなのだ。
「租界でも売れているとは言え、買うのは日本人がほとんどですよ。科学的根拠がない上、
 半数以上がO型 であるブリタニア人の間ではあまり関心がもたれないようです」
 長い顎と鬱陶しい前髪の諜報部員がそう嘯いたが、お茶とおやつを持ってきた咲世子以外は黙殺した。
「うるせぇよ! で、お前は何型なの?」
 スルーできなかった玉城は好奇心に負けたのだろう。
「……ABですが、それが何か?」
 それを聞いた途端、玉城は爆笑し、ディートハルトは眉間にますます深い皺を刻んだ。ディートハルトは
血液型占いなど微塵も信じていないが、日本人に毎度毎度このような反応をされるといい加減腹も立つというものだ。
 そんな外野を気にすることなく、カレンは雑誌の相性占いの頁を真剣に読んでいた。
「私はB型だから……。ん? ライは?」
「僕? うーん、わからないな。この間、血液検査をしたから、ラクシャータなら知っているかもしれない」
「そっか。後で聞きに行こう」
 カレンは雑誌の開いたまま、B型の項を指でなぞった。
「ねぇ、ゼロは?」
 仮面の総司令についてカレンはふと思いついた。黒の騎士団は全員血液型の登録をしている。
 いつ、どこで輸血が必要になる事態に巻き込まれるかわからないからだ。素性をすべて伏せている
ゼロも同様のはずだった。
「青い血でも流れてるんじゃねぇの?!」
 玉城は自分で言って爆笑している。カレンはにこやかに宴会部長を拳で黙らせた。
「私は聞いたことがないけど、そうねぇ……」
 おやつのひよこ饅頭を配りながら井上はちょっと考えるそぶりを見せた。
「まぁ、見てればだいたい分かるよな」
 言いながらひよこを手のひらに乗せて、頭から食べるべきかお尻から食べるべきか、扇は悩んでいるようだ。

『ありゃ、A型でしょう』
 全会一致の意見だった。

366:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:42:25 oxH5CFfu
よっ待ってました!

367:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:44:56 CYLR7DlF
以上です。1レスだけど、コネタだから。
コンプリート面白いよ。やっぱり設定があるとSS書きやすい。

368:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:49:34 t3yv0kxb
>>367
乙でしたー!
脳内メーカーは宛にならん、と思いつつも何が出たのか気になるw
小ネタって良いよね、書きやすいし読んでて楽しいし。
貴方の次の投下を全力でお待ちしております!

369:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 20:57:18 GZg66toE
>>367
GJです!
>長い顎と鬱陶しい前髪の諜報部員
ワロタw明確に特徴が出てて微笑ましい。平和な黒の騎士団、いいですなあ。
次回のご投下も心よりお待ちしてます。

370:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 21:05:35 oxH5CFfu
長い顎に不覚にもワロタ

371:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 21:10:47 RalhnH2n
>>367
GJでした!
にこやかに玉城を殴るカレンの姿を容易に想像出来て笑ってしまいましたw
貴方の次の投下を楽しみにお待ちしております。

372:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 21:24:18 2fzqCt7e
こないだの誕生日の表に血液型も入れてあるけど……いる?

373:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 21:41:26 t3yv0kxb
>>372
需要がニーズ、いただけますか?

374:キャラクター設定(1/2)
08/10/29 21:47:17 2fzqCt7e
1/ 1 マオ(17※)       不明
1/ 3 藤堂(38)        A型
1/12 シュナイゼル(28)    AB型
1/13 コーネリア(28)     O型
1/28 天子(13)        O型
2/ 2 ロイド(30)       AB型
2/16 ディートハルト(32)   AB型
3/ 3 玉城(25)        A型
3/18 扇(27)         O型
3/27 ライ(ロスカラ発売日)(?)不明
3/29 カレン(18)       B型
4/19 ルキアーノ(?)     AB型
6/ 1 ヴィレッタ(27)     B型
    カノン(28)       O型
7/ 8 シャーリー(18)     A型
7/10 スザク(18)       O型
7/20 リヴァル(18)      AB型
7/24 ミレイ(19)       O型
8/ 2 ジェレミア(29)     A型
8/ 4 シャルル(63)      A型
    V.V.(63)       A型
8/10 神楽耶(15)       B型
8/27 ニーナ(18)       A型
9/ 1 千葉(30)        O型
9/ 7 セシル(25)       O型


375:キャラクター設定(2/2)
08/10/29 21:48:32 2fzqCt7e
10/11 ユーフェミア(16※)   B型
10/19 ギルフォード(28)    A型
10/25 ナナリー(15)      AB型
    ロロ(?)        O型
10/26 アーニャ(15)      AB型
11/ 9 咲世子(25)       O型
11/17 ラクシャータ(29)    B型
11/22 マリアンヌ(30※)    B型
11/27 ジノ(17)        B型
12/ 5 ルルーシュ(18)     A型
12/23 ビスマルク(?)     A型
12/31 星刻(24)        A型

クロヴィス(24※)O型、バトレー(58)、片瀬(62※)、草壁(45※)、仙波(43)、卜部(36)、朝比奈(29)
C.C.はunknown

・血液型
A型:ブリ8/日2/中1/計11人
B型:ブリ5/日2/   計7人
AB型:ブリ7/      計7人
O型:ブリ7/日3/中1/計11人
カレンは日本人として集計しています。

・年齢
基準はR2。※印は享年を表しています。
平均年齢は28.525歳でした。千葉さんはご愁傷様です。

376:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 21:52:59 t3yv0kxb
ありがとうございました。
参考にして何か書けるといいなぁ……

377:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:27:31 8tOhSM30
>>365 GJです!
なにげに真相(ブルーブラッド)に辿り着いてる玉城がすごい?
黙らされなければさらに真相に近付いたのか?


さて。
22:40より投下したいのですが、12レスほどを想定しております。
ご支援いただけますでしょうか。

378:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:30:10 oxH5CFfu
支援しま

379:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 22:41:14 8tOhSM30
支援表明ありがとうございます。では、投下します。

タイトル:Intermezzi #3 ~ピンク・タイフーン~
ジャンル:ギャグ
カップル:ライ×ナナリー

保管庫0029-0423「Intermezzi #2 ~ピンク・サイクロン~」の続きです。
・純血派編と学園編を並行→新シナリオへ?という展開です。
・なのでライはルルーシュ=ゼロを知りません。
・ただしスタート地点でルルーシュは利用を考えクロヴィスを殺していません。
 (公式記録上で死亡とされ本国へ帰っており、以後の展開は同じですが)
・両シナリオ終焉のギアスの暴走やテロリストの襲撃は無かったものとお考えください。
・アニメを含む公式ネタが若干入ってます。

ナナリーの「優しい世界」実現のため、ひたすら和平路線でルルーシュの復権を目標とする
ライのドタバタ風味の日常風景です。
既にジェレミアをルルーシュに引き合わせ、兄妹の騎士同士として活動する筈なのですが、
イレギュラー相次ぎ、純血派シナリオ本編以上にライの苦労が続いています……。

380:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:44:14 oxH5CFfu
支援

381:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 22:45:39 8tOhSM30
ルルーシュについての要らない情報を聞いてしまってから、ジェレミア卿は全力で僕を避け続けている。

特派には全く寄り付かなくなった。こちらから訪ねても会ってくれない。
政庁の廊下で見つけて声をかけようとしたら、すごいスピードで逃げ切られた。無駄に体力のある人だ。
体力には体力、スザクに協力して貰って挟撃を試みたが「全力で見逃してくれ!」と叫ばれたスザクは、自分が原因という負い目のためあっさりスルーした。
しかもその後で「許しは請わないよ!」と僕の足止めまでした。違うな、間違っているぞスザク!
彼の誤解を解くためだって説明しただろう。その場でほだされて脊髄反射しないでくれ。

急ぎの用件ではないけれど、相談したい事もある。
だが、なにより本人が気がかりだ。ヴィレッタ卿によると、睡眠も食事もガタガタなのに碌に休みも取らず、軍務の後はどこかへ出歩いているという。
いつも元気が暴走気味で能天気とか傍若無人とかって言葉さえ似合う人だけど、さすがに心配になる。

もういっそ、スザクがルルーシュと初対面でいきなり殴った事でも聞かせればよかったか。
そしたらたぶん『なにぃぃぃ?枢木スザク、懺悔は今!』とか一刀両断しに来るだろうから、その隙に捕獲。
……と、待て待て。煮詰まってちょっとブラックになってないか、僕。

そんな中、特派の仕事が「しばらくお休み」と、セシルさんから連絡が入った。
おかしな言い方だなと思ったが、久々に学校に集中できるのが嬉しくて、僕は詳しい説明をお願いしなかった。

しとけば良かった、と心から思ったのは、朝のミーティングでこんな話が出てからだった。
「先生方に急な研修が入ったので、しばらくの間代理の先生が授業を行う」

「ぐはあっ」

壇上に並んだ「先生」たちを見て、僕の咽喉から変な音が出た。先回と同パターンだ。
げーほげほごほ、と咳に紛らせ誤魔化したが、確実に全員の注目を集めてしまったのは間違いない。
離れた場所でスザクが、気の毒そうに見ていた。知ってたならせめて警告しろ!『裏切りの騎士』って仇名するぞ!

382:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:47:36 oxH5CFfu
支援

383:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 22:49:32 8tOhSM30
「ノネット・エニアグラムだ!体育を教える!よろしく!」
「アンドレアス・ダールトン。歴史の担当だ」
「ギルバート・G・P・ギルフォード、古典および文学史を教授する」
「ロイド・アスプルンドです。科学を担当することになります」
「ヴィレッタ・ヌゥ。選択コースで家庭科を指導する」
「ジェレミア・ゴットバルト……数学、だ」

そして続く衝撃というか、このラインナップを納得させる人物が登場した。
「ユフィ・エニアグラムです。家の事情で短期間だけですが、ご一緒に勉強することになりました」
銀髪のウイッグで変装したユーフェミア殿下が、にこにこと挨拶されている。
スザクが緊張と嬉しさという、相容れないはずの表情をいっぺんに浮かべて見守っていた。
そーかそーか。これが原因で、他のことはみんなお留守か。やっぱり君がルルーシュと初対面で以下略。
それにしても皇女殿下、どうやってあのボリュームを短かめのウイッグに収めているのだろう。

な~んて事を考えている余裕は、無かった。

ミーティングが終わると「先生」たちが一斉にやってきて、僕を空き教室へ拉致した。
「いや~、新鮮だな!あ、姫様は私の妹設定だから微妙な演技をするように!」
「貴様もこの学校に居るとは好都合だ、よろしく頼むぞ」
「理解していると思うが、これは極秘任務だ。協力してくれ」
「お・め・で・とぉ~☆君はスザク君と一緒に巻き込まれ決定だよ?」
「ええと、その、なんだ。いろいろ頑張ろう」
「……」
ジェレミア卿が何も言わないので、みんな怪訝な顔で彼を見た。
が、すぐに僕に向き直ると、学校の設備だの位置関係だの生徒の交友状況だの、熱心に訊きはじめた。特に前半三人が目の前にひしめくのは強烈このうえない。
ジェレミア卿!助けて!お願い!せめて援護を!
僕は必死に目で訴えたが、彼は窓の外のどこか遠くをぼ~っと見ていた。
確実にダメージが悪化してる?どうにかしないと、この先ずっとこんな調子かもしれない。

384:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:49:58 oxH5CFfu
支援

385:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 22:55:31 8tOhSM30
しかし、この顔ぶれがここに居るってことは、政庁はどうなってるんですか。
コーネリア総督閣下、また本陣が手薄です!

さすがにここまでイレギュラーが続くと、僕もプレッシャーに耐えかねて、癒しが欲しくなってきた。
……この時間だと、生徒会室周辺に居る可能性が高い。
……しかし普通に行くと戻りが遅れて「先生」方の誰かにチェックされかねない。
という訳で窓から窓へ覗いていくと、僕の姫君は二階の資料庫で一人、点訳本を読んでいた。
窓の下枠に掴まり彼女に近いところへと平行移動する。この方法なら、秘密のために彼女の手を握れないジレンマも生じない。我ながら名案だ。
「ナナリー」
「ライさん」
姫君が僕の声に振り向く。いとけなさの残る無垢な笑顔が最高に愛らし、いっ!
「……ライさん?」
「ご、ごめん、一回落ちた」
「おかしなライさん。チャットじゃないんですよ?」
物理的に落ちたんだけどね。二階の窓から。

「ルルーシュも言うと思うけど、代理の先生方に」
「気をつけて、高等部へは近付かないように。外出も控えるように……ですね」
「どうして……ああ、もう来たのか、ルルーシュ」
「はい、息せききっていらっしゃいました。そのあと5分ぐらい、ちゃんとお話ができなくて」
声がずいぶん低いところから聞こえたんです、と彼女はくすりと笑った。床でへたばってたな、ルルーシュ。
「ライさんは、先生方の他にも何かご心配なのですか」
「どうして?」
「そんなお声に思えて」
いつもながら、彼女の耳や感覚は失われた視力を補って余りある。
僕に向けた心もそこにあるから……というのは思い上がりかもしれないが。

386:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:56:39 iJfKQTaC
支援

387:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:56:56 oxH5CFfu
支援
誰か増援頼む!

388:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 22:59:20 GZg66toE
支援

389:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:00:11 8tOhSM30
「ジェレミア卿がね。その、落ち込んじゃってて」
「どうなさったのですか?」
「ええと、とても辛い話を聞いてしまって。それから僕を避けてるんだよ」
「そうですか。それは、気をつけて差し上げたほうがいいですね」
「でも捕まらないんだ」
「いえ、捉まえるのではなくて、心をかけて様子を見るだけになさったほうがいいと思うんです」
ナナリーはゆっくりと、選びながら言葉を繋ぐ。
「私には、大人の方とお会いする機会は先生方しかありませんが、皆さん色んなことを見聞きなさっています。
だから何かあった時には、私たちより沢山の答をお持ちなのではないでしょうか。
それに、大事なお友達のライさんを断りもせず避けるなんて、意味無くなさる方ではないのでは」

言われてみればその通りだ。
大人としてはかなり単純明快な人だけど、直接的な手段で解決できる保証も無いのに、年下の僕が保護者気取りで追い回してどうなるものでもない。
何もかもを己の手の内で即座に片付けようなんて、それこそ思い上がりだろう。
考え込んだ僕に、ナナリーは少し不安を覚えたらしい。
「あ……私、生意気……ですね」
「いや、君はいつも僕に答をくれるよ、ナナリー」

そもそも、ナナリーの小さな世界の幸せこそが、ルルーシュと僕の守るべき第一のものだ。
その世界の中心が、窓辺で柔らかな陽射しを浴びて微笑んでいることをまず大事にしよう。
今この瞬間、全ての答はここにある。
両手を差し伸べて届くところに。

……ほんとに差し伸べるとまた落ちるから、今はしないが。

390:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:00:51 sbHJTQ8/
支援

391:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:01:23 GZg66toE
支援

392:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:01:27 pxrx/xyh
支援

393:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:01:35 oxH5CFfu
支援

394:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:04:15 8tOhSM30
「ライさん」
花びらのような唇が僕の名前を呼ぶ。
「ジェレミア卿がお辛くてライさんを避けるということは、お兄様の事なのですか」
あ。
「お話してくださらないんですね。それはライさんにも……いいえ、私にも悲しいお話なのですね」
しまった。作戦に穴が!ナナリーがちょっと考えればバレるに決まってるじゃないか!
けれど言葉に詰まってしまった僕を察してくれたのだろう。
「きっと、お話の終わりは悲しくなくなります。ミレイさんの呪文、かけましょう!」
彼女は僕だけに届く声でそれを唱え、いつものように話題を変えてくれた。
「そうそう。クッキー、召し上がりませんか。咲世子さんと一緒に焼いたんです」
可愛くラッピングされた包みが取り出される。僕が教えた桜の折り紙で飾ってある。
「甘いもので、ちょっぴりでもお気持ちが癒されると嬉しいです」

ナナリー。この状況で、絶対に欲しいものが目の前にって。これは、僕の罰?
って、スザク向きの台詞のような気がするが、たとえどうあろうと、断るなんて問題外だ!
「あ、り、がとう、貰うよ」
僕はぎりぎりとにじり上がって片腕だけで体重を支え空いた手を伸ばし、何とか受け取った。

「お口に合えばいいのですが……ライさん?なんだか呼吸が変のような」
「そ、そんなこと、無いよ、ナナ、リー」
窓枠に片手懸垂状態ぐらいで息切れだなんて、みっともなくて言えない。
いや待てよ、この状況をナナリーが後でルルーシュに話したら、彼にはバレるのか。
ふ、まあいい。君が床と仲良くした事と引き分けにしてやろう!

脳内で宣言していると、部屋にニーナが入ってきた。
らしくもないと言っては悪いが、頬を上気させ足取りも軽い。
しかし、ここで驚かせたら、いつかのようにまた悲鳴を上げられるに違いない。

「それじゃ、ナナリー!」

395:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:05:11 oxH5CFfu
支援
リロードしたんだ信じてくれ

396:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:05:11 pxrx/xyh
支援

397:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:06:44 GZg66toE
支援
>>395
おのれ…ちょっと可愛いとか思っちまったじゃねえかw

398:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:08:37 8tOhSM30
手を離し、今度の着地はしっかり決めると、背後で声がした。

「何してるんですか」
いつ来たのか、転入生のロロがすぐ傍に立っていた。
バルコニーの逢瀬……には見えなかったか。ちょっと残念。しかしロロは続けて言った。
「窓から見えた人、ライ先輩の彼女ですか」
「え、そんな、恋人だなんて付き合ってるだなんて相思相愛だなんて!」
「そこまで言ってませんよ、僕」
言ってくれてもいいのに。
とりあえずクラブハウスに一緒に住んでる遠縁の親戚でもあるんだと彼には説明する。僕の血液から調べたデータによれば、あながち嘘でもないが。
「そうだ、クッキー食べるか?」
「彼女から貰ったのに、いいんですか?」
「嬉しいことは分けると人数分嬉しくなるって、前に彼女本人がね」
「へえ」
間を空けてから「いい人ですね」と言葉が続く。なにか何処かで覚えがある、変な感触だ。
「美味しい」
今度は妙にしみじみと呟いてる。お茶も欲しい、とか続きそうだ。さっきの違和感は僕の気のせいなのだろうか?
「だろ。ところで同じクラスなのに『先輩』っておかしくないか?」
「僕、年下だから」
「そんなの気にするな。ただのライでいい。さ、授業に行こう、ロロ!」

次の時間はちょうど数学で、ナナリーの言うとおりジェレミア卿の様子を見ることができた。
とりあえず授業に問題は無い。以前、先生に向いてると思ったけど、教え方は上手だし根は親切な人だ。
いつものようにやたら勢い良くないのも、知らない人には好印象だろう。僕にはやっぱり心配の種だが。

399:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:08:45 pxrx/xyh
支援

400:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:09:14 oxH5CFfu
支援

401:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:12:51 8tOhSM30
ただ、ルルーシュを見て顔を赤くしてたという噂があり、シャーリーのルームメイトのソフィとその仲間たちが熱弁をふるい出した。
「間違いないわ!あれは一目惚れしたのよ!でもって、あのS攻めっぽいほうのメガネの先生が嫉妬するの!」
S何だって?それってギルフォード卿のことか?
「設定メモしないと」
「設定って、何の?」
思わず訊くと顔も上げずに「どーじんし」という答が返って来た。すごい集中力で何かがりがり書きなぐっている。
深く追求すると怖そうな雰囲気なので、僕はそこで撤収した。
願わくば、話が大きくなりませんように。

だがそう思った端から、当のギルフォード卿が休み時間にジェレミア卿を問い詰めにかかった。

「最近ますます挙動不審ではないか、オレンジ君」
今この場では、貴方のほうが不審です、ギルフォード卿。
庭の木陰で人目をはばかる風情ありありの密談というのはどうかと思います。
しかも話題の男性二人の片方が、もう一方を木の幹に押し付けんばかりに迫ってるというのは。
あっちの校舎の窓で女の子集団が目をキラキラさせて見つめてます。僕は知りませんからね。

「ご命令どおり、教師らしく授業をしているではないですか。大概にして戴きたい」
校舎の陰から見ていても、溜息まじりに応じるジェレミア卿は相変わらず元気が無い。
「ここでの話ではない。最近とみに貴族社会での交際に熱心と聞いたのだよ、オレンジ君。以前は社交に関心が無いどころか避けていたそうだが?」
NGワード「オレンジ」を連発するギルフォード卿。だがジェレミア卿は表情でさえ反応しない。
「埒も無い疑惑のおかげで暇を持て余しただけです。そんな者を追跡調査とは、貴公も存外お暇なのですか」
「総督閣下の統治に障害、いや汚点となり得るものがあるなら排除したいだけだ。それこそ全力でな」
周囲は明るい陽射しに照らされているのに、この一角は氷点下だ。
止めに入りたいが、僕ではちょっと役者不足だ。若輩に庇い立てされたなどと、却ってジェレミア卿には不名誉になりかねない。
だが、流石にこれは放っておきたくない。弱り目に強烈な祟り目では気の毒すぎる。
どうしようか、と思った時。

402:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:15:12 oxH5CFfu
支援

403:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:15:18 iJfKQTaC
支援

404:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:16:47 8tOhSM30
「ごきげんよう、ギルフォード!ときに、男色に目覚めたと聞いたが本当か?」
あまりにもあけすけな問いかけと共に、ノネットさんが現れた。
「「な」」
ギルフォード卿は呆然とノネットさんを見つめ、ジェレミア卿は超高速で彼から後ずさった。
「何を仰るのです、エニアグラム卿!」
「女生徒が噂をしていた。ギルフォード先生はジェレミア先生をず~っとキツ~い眼で見つめてる、アヤシ~イとさ」
かなりソフトに言い換えてあったが、それでも衝撃はかなりのものだったらしい。
ギルフォード卿が言葉を無くして口をぱくぱくさせてるところなんて初めて見た。そこへ情け容赦無い追い討ちがかかる。
「思えばコーネリア殿下一筋の貴公がかりそめにも他の女と、とは考えにくい。だから浮気は男と!うん、道理だ!」
「納得しないで下さい!」
ギルフォード卿はノネットさんの大声をかき消すように声を張り上げた。
「君も否定しろ、オレンジ君!な、なぜ逃げる!」
「よよよ寄らないで戴きたいっ」
「おっ、逃げたくなるような事があったのか?聞かせろ聞かせろ!」
ノネットさんは傍目にもうきうきとジェレミア卿に向き直る。ギルフォード卿が割って入る。
「そんな馬鹿……し、失礼しました、その、有り得ない事を、学生の戯言から想像されるなど!」
「いやいや、素性を知らないのにずいぶんリアルに描かれていてなあ!悪い虫がついたらイケナイ折檻をするという話だった。したのか?」
「何です?良家の子女がそのような、はしたないというか、みだらがましい妄想を?」
「いや~、すごいぞ!いまどきの娘たちは!」
「そ、そんな!よもやユーフェミア殿下のお耳にも!殿下から姫様に?誤解です姫様ぁっ!」
何か、違うスイッチが入ったらしい彼は、猛スピードで駆け去った。たぶんユーフェミア殿下が汚染されないように見張るつもりだろう。
それにしても、面白い反応だ。彼の違う一面を知ってしまった。特に知りたくなかったが。

「いつもながら愉快な奴だ!そうそう、これは貸しにしておくよ、ライ!」
いつの間に手に入れたのか、それよりいつから僕に気付いていたのか。
通り過ぎざま例の「どーじんし」で僕の頭をぽふぽふ叩き、ノネットさんは軽快に去っていった。
やれやれ、どんな返礼を期待されてるやら。ま、とりあえず助かった。

405:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:17:48 iJfKQTaC
支援

406:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:18:49 t3yv0kxb
支援

407:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:19:31 oxH5CFfu
支援
この場にトーマス卿がいないのが悔やまれる
あの方的に大好きな展開だったろうにw

408:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:19:46 8tOhSM30
「ジェレミア卿、逃げないでくださいね」
「う」

ようやく話ができそうだ。
改めて見ると、少々やつれ気味だ。身なりには寸分の隙も無いけど、表情は翳りがちで目は伏せたまま。
これがあの女の子たちに弱者(っていうのと違うのか?)認定された要因か。

ギャラリーの目の届かない図書館の方へ一緒に歩きながら、僕は外堀から埋めにかかった。

「そもそも、どうして僕から逃げたんですか」
「君を見るたび、殿下のお姿を思い出すのだ。あのように華奢であらせられるのは、ご幼少のみぎりの食生活のためかと思うと……お、おお、おいた、わし……くううぅっ」
泣けちゃうんですか。確かにこれは、政庁周辺でやっちゃ困るな。あそこに「どーじんし」趣味の人がいたら、僕らはどう見られるやら。
「確かに僕ほど背丈はないけど、標準より下ってわけじゃないですよ」
そもそも、この人を含めてブリタニア軍にはやたらでっかい人が多いと思う。彼らから見たら、僕だってチビで痩せっぽちの部類だ。
「体力が無いのは極端にインドア派だからだし」
「人目を忍ぶお暮しのせいで、そのような……ううっ」
「性格ですってば」
大概の事は無駄に全力で前向き判断なのに、ルルーシュの事はそうできないのか。まあ、聞いた内容が悲惨な子供時代だから仕方ないが。
しかし、こんな調子で話していたら、次は僕らが「どーじんし」のネタになる。それは措いても目立ちすぎだ。
誤解について僕からルルーシュに伝えましょうかと提案すると、彼は変装のつもりらしい伊達メガネを外し目を擦りつつ拒絶した。
「いや、これは君に頼る事ではない。まずは拝謁しお詫び申し上げなくてはならぬ」
「謝ることなんか無いですよ。ルルーシュだって気にしてないし」
「そうはいかん。君を信用せぬわけではないが、人づてに済ませることではない。無礼は無礼だ。誠心誠意、謝罪せねば」
確かにそうか。直接話さなくては相手の気持ちなど量れない。
言葉が無くても許される関係だろうと、蔑ろにしてはいけない。自己満足ではなく、相手に対する思いの問題だ。
……ルルーシュがなおざりにしがちな事なんだよなあ、これ。彼の場合は諦めが良すぎて。

409:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:22:57 oxH5CFfu
支援

410:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:23:47 8tOhSM30
「過ぎたことはどうにも出来ぬ。だがそれを言い訳にしてはならんのだ。まして今からでも補える事があるならば」
「全力で?」
うむ、と彼は当然のように頷いた。
「だったら、もっと早く僕に話してくださっても」
「幾つか避けられない用向きがあってな」
「もしかして、さっきギルフォード卿が言われてた社交の類ですか?」
「聞いていたのか」
いずれ交渉ごとをもって地歩を固めるのに、貴族というのは概ね厄介極まりない相手だと彼は言った。
「自分もその階級に属していながら言うのは不本意だが、も、ももも」
「もも?」オレンジの次は桃?
「もの凄くイライラするのだぁっ!」
「耳元で叫ばないでくださいっ」
「すまん。だが2時間もかけて時候の挨拶だけの、空疎そのものの会話をするような人種なのだぞ」
冗談めかして口にしたが、そんな事は氷山の一角で、もっと始末の悪い、うんざりするような事もあるだろう。
何故か分からないが、僕にはそれを容易に想像することができた。
そして彼が、そういう人々に立ち混じって本国の動静を探っていたのだと、ここしばらくの事がようやく腑に落ちたのだった。
基本が直線の武断傾向の人には、ストレスなんてものじゃないだろう。やつれもするか。

「しかし、ギルフォード卿に目をつけられたのは危険では?」
「なに、構わん。どうせ私は大した事はしておらんのだ」
「でも情報は収集されてますよね?前にも、第8皇子様の取巻きが第2皇子様に含むところ在り、とかって」
「秘訣があるのだよ、ライ卿」
分かるか?と言いたげに橙色の瞳が僕を見下ろす。先生モードだ。
しばし考えて、僕は答える。
「黙っていること、でしょうか」
「ご明察」

411:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:25:34 iJfKQTaC
支援

412:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:26:07 oxH5CFfu
支援

413:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:26:38 AtO0tj4q
支援

414:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:27:18 8tOhSM30
これと狙った相手に水を向け、礼を失しない程度に黙っている。向こうにこちらを取り込む意図があれば勝手に何くれと話したがるものだ。
思わせぶりに対応すれば、相手によってはさらに口を滑らせる。閉鎖社会に生きている人間にありがちな、視野の狭さからくる反応だ。
僕はそういう社会に居たのだろうか?そんな場での駆け引きも、まるで経験を重ねたように理解できた。逆に、ジェレミア卿にそれが出来ることに驚いたくらいだ。
「後ろ暗いところがあると思わせれば、実に効果的だな」
嘆息めいた言葉が、僕の疑問に答を返す。
「皮肉なもので、例の疑惑が却って役立っている。殿下のお為になると思えば、ゼロに感謝せねばならんか」
信じて欲しい人々にさんざん疑われたそうなのに、そんな風に言えるのか。
「ジェレミア卿。貴方って、どこまでも前向きな人ですね」
「当然だ。いずれこれらのご報告も兼ねて殿下にお目通り願うべく、その折は君に取次ぎを頼むつもりだったのだが……まさか任務でこのような事になろうとは」
そこでまた彼はがっくりと肩を落とした。
「好機の筈なのに、人目が多すぎて、迂闊に殿下に近づけんのだ!」
「夜、こっそりクラブハウスに行くのはどうですか」
「あのような噂の立つ環境で、誰かに見られたらどうする!私はいいが、殿下の名誉が!」
「クラブハウスには僕も住んでます。お連れしますから」
「あ、それならいいな」
そ、即決?
「いいんですか。僕の名誉はどうなっても」
「そう言うな。君とてナナリー様とこのような事態になったら困惑するだろうが」
「それはまあ、お察ししますけど」
確かに、ナナリーはルルーシュが頑張ったおかげで野草なんか食べてない。
彼女がそんな苦労をしてたら僕は、純血派結成どころじゃなく、イレヴン殲滅大作戦に乗り出したくなるかもしれない。
とりあえず過去は過去とし(きれてないが)「今」のルルーシュを案じてるだけ、ジェレミア卿のほうが大人ってことか。いろいろ不本意だけど。

415:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:28:17 oxH5CFfu
支援

416:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:28:57 0l6YjtaP
支援

417:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:31:45 8tOhSM30
「もっとも君の場合、ナナリー様については別問題だな」
「どういう意味ですか?」
「気付いていないのか。君、ナナリー様の話題になるたびに表情が変わるのだが」
「え、え?えええ?どんな顔してるんです、僕?」
「……教えてやらん」
ジェレミア卿はやっといつものように笑って僕の頭をがしがしと撫で、では後でと去っていった。

大人って、ずるい。
ちょっと年齢相応な思いをかみしめつつ、僕は教室へ戻った。

ところで、この特別期間中、ルルーシュは可能な限りサボってサボってサボりまくることにしたらしい。
「特区の時の独走を反省したくせに、今度は相談しておいて見切り発進か!もう知らんからな、ユフィ!」

418:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/10/29 23:33:18 8tOhSM30
以上です。
猿恐怖症のため、いささかスローテンポになりました。
ご支援下さいました皆様、どうもありがとうございました!

419:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:39:08 0l6YjtaP
GJ! この長さでギャグのバランスが抜群すぎる……
あとさ、オレンジとかどうでも良くなるほど、ナナリーがカワイイ(ぁ
つまりもう一度……GJ!!

420:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:49:23 CYLR7DlF
>>418
GJGJ!!!! 今回も面白かった!
ジェレミアがほんとーに駄目な大人なのに、〆るところは〆るのでちょっと格好良く見えた!
「どーじんし」が色々な意味で怖すぎるww 読んだんですかノネットさんwww
あと、ギルフォードの切り替わりがww

あーおもしろかったー!
次回の投下も楽しみにしています!

421:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:49:33 oxH5CFfu
ギルとジェレのやりとりのところで吹いたw
絶妙ですなあ、チンポといいギャグといい。次回の投下を全力で待ってます!

422:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/29 23:56:26 t3yv0kxb
>>418
銀鰻卿、GJでした!
スザクとルルーシュの出会いを話せばジェレミア卿はマジでそんなことしそうだwww
というか光景が脳内で再生されたぜ!
先生ズのインパクトがヤバいwww
そして頑張りすぎだwwwライwww
ナナリーが、ナナリーの可愛さが凄まじいレヴェルだ!
ロロに対してのろけすぎだwww
当たり前のようにオレンジと呼ばれても動じないジェレミア卿が素敵w
あぁ、素晴らしいSSをありがとう!
貴公の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!

423:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 00:17:46 vPMR7tLv
>>418
なるほど、いいセンスだ。貴公はギャグのさじ加減が絶妙だと思うのです。
GJ!

>>421
ネタか?打ち間違いか?

424:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 00:32:32 wV3s+CFp
>>418
とても面白かったです。
しかし…BL好きな人にはたまらないカップリングですなwww
ジェレ×ギルとは…。
それとナナリーがかわいい。
とてもかわいい。
それ以外、言う事ないくらいかわいい。
あと、話のテンポとギャグのうまさが絶品だと思います。
次の投下を楽しみにお待ちしております。
あ…最後になりますけどGJでした。


425:うにゃら…
08/10/30 00:40:42 wV3s+CFp
ゲリラ投下の人です。
どうも、皆様、ご迷惑をおかけしました。
投下の時間帯が人の少なくなる時間帯が多いので、支援ナシでやろうと思ってああいう感じでやってました。
まことに申し訳ないです。
今後は、前レスと全部で何レスかという事などは入れるようにします。
ただ、終了は、文章の最後に「おわり」と入れますのでそれで勘弁してください。
支援なしを前提に全部で5レス程度で収まるようにしたいのでご理解の程、よろしくお願いいたします。

あと、よろしければ投下してよろしいでしょうか?
今回も本編は4レスと短いので支援は必要ないと思います。






426:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 01:02:29 +KCGIQx+
必要なようなら支援するよ

427:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 01:02:33 KzPJBUi0
>>422が何を言ってるのかわからん
>>424ドゾー

428:うにゃら…
08/10/30 01:07:25 wV3s+CFp
すみません。
支援は大丈夫だと思います。
4レスで終了なので…。
では…投下いたします。
タイトルは「アッシュフォード生徒会の何気ない日常~看病編~」。
カップリングは「ライ×ミレイ」です。




429:うにゃら…
08/10/30 01:08:16 wV3s+CFp
アッシュフォード生徒会の何気ない日常~看病編~

「こんな季節に風邪だなんて…」
ミレイさんは、呆れ顔で僕のおでこに手をやって熱を測っている。
「ずびばせん…」
ぐったりとベッドに横たわる僕。
ほんと…情けない…。
「うーん…。まだ熱が下がってないわね。
しっかり養生するのよ…。薬は飲んだの?」
「ばい。ざっぎ飲みまじだ」
「あー…声もガラガラだし…」
心配そうに覗き込むミレイさん。
その視線がふとベッドの横にある見舞い物の山に向けられる。
「あらー、みんないろいろ置いていってくれたわねぇ…。
果物に、缶詰、お菓子に……エロ本?!」
その瞬間、ぼんやりした頭がぴくりと反応した。
しまったーっ…。
リヴァルが置いていったのを隠すの忘れてたっ。
どーっと脂汗が流れる。
「ふーんっ…巨乳派なんだぁ…、ライって…」
赤面しつつも興味津々でエロ本をめくるミレイさん。
確かに大きい方が好きですけど、ち、違うんです…それは、リヴァルがぁ…。
そう言おうと思っても身体も口もいう事を聞かない。
ただ、ぱくぱくと口が動いているだけである。

430:うにゃら…
08/10/30 01:11:04 wV3s+CFp
「うふふふ…、だったらうちの生徒会の女子はライの好みばっかりね。
シャーリーは美乳でそこそこ大きいし、カレンだってボリュームたっぷりだし…」
そしてニヤリと微笑むと寝ている僕の上に覆いかぶさるかのように迫ってくる。
やばい…。ただでさえ普段から胸に目が行くのに…こんな格好で迫られたら…完全に胸に目が釘付けになっちゃうというか…今、なってます。
ぼーっとした頭が、興奮してさらに熱を持ち、オーバーヒートしそうになっていく。
そして、迫りつつ、ゆっくりとミレイさんの口が言葉を発する。
「それとも、私のがいいのかしらん…」
その甘い誘惑にも似た言葉に、完全に理性のタガがハズレてしまう。
「うん…。ミレイさんのがいい…」
完全に思考が停止し、ミレイさんの問いかけに僕は自分の思いを言葉にしてしまう。
その言葉を聞いてミレイさんの表情がうれしそうなものにかわると僕の右手を握ってゆっくりと誘導する。
そして…手に柔らかい感触を感じたのを最後に僕の意識は途絶えた。

431:うにゃら…
08/10/30 01:14:02 wV3s+CFp
目に当たる日の光で目が覚めた。
どうやらもう朝になっており、気分がかなり楽になっていた。
薬が効いたのか、それともじっくり寝た(?)のがよかったのか熱も下がったようだ。
ゆっくりと身体を起こす。
何気なく隣を見ると…そこには…ベッドの中に入り込んで眠っているミレイさんの姿が…。
「な、なんでぇ…」
その声で目が覚めたのか、ミレイさんが眠気眼で起きてくる。
「ふぁ~、おはよー、ライ。調子いいみたいでよかったわ」
「ミレイさん…なんで…」
一気に脂汗が流れ、意識を失うまでのやり取りが頭に浮かぶ。
「あー…、あの後…大変だったんだから…」
そう言うと恥じらいの表情で僕を見るミレイさん。
「あ……」
やばい…わからない…。
もしかして…やっちゃったんでしょうか…。
僕は…僕は…。
「責任取ってよね」
そう言われ、僕はうなづくしかなかった。

432:うにゃら…
08/10/30 01:17:44 wV3s+CFp
で3日後…。
僕は、ミレイさんに呼ばれ、買い物の荷物持ちをやらされていた。
「あのー…まだあるんですか?」
大量の荷物を持たされ、よろけながらおそるおそる聞いてみる。
「もちろんよ。責任とってくれるんでしょ?」
「はい…。それはもちろん…」
僕は、しぶしぶ従うしかない…。
で…なんでこんな事になったかというと…。
見舞いの後、本当はミレイさんは買い物に行く予定だったらしい。
ちゃんと荷物持ちにルルーシュを呼び出していたらしいからさすがというか準備がいいというか…。
ところが僕が見舞いの最中に気を失ったものだから、ミレイさんは大慌てで一晩中看病をしてくれていたらしいのだ。
本当、ありがたいことです。
でも、眠くなったからっていって僕のベッドに潜り込むのはやめてください。
心臓に悪すぎます。
そして、買い物の荷物持ちを責任もってやらされているというのが現状だったりするわけです。
出かける前にルルーシュにはえらい感謝されてしまいましたが、今だとなせ感謝されたかはよくわかります。
ええ、わかりますとも…。
まぁ…でも一晩中看病してもらったお礼だと思えばいいかな。
よし、今日はミレイさんにとことん付き合う事にしますか。
それに、好きな女の子に振り回されるのも悪い気はしないかな。
ミレイさんも嬉しそうだし…。
そう思いなおして僕は荷物をきちんと持ち直すとミレイさんの後をついていく。
でも…最後に感じたあのとても柔らかい感触はなんだったんだろう…。
ただ、それだけが気になってしょうがない…。

《おわり》

433:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 01:31:58 wV3s+CFp
以上でおわりです。

434:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 01:51:16 R+Ece4LE
>>433
GJ!ライがうらやましい。もしかして触ったのか、触っちゃったのか?
振り回して振り回されてのライとミレイさんの関係っていいね。

日付け的には昨日だけど、まあ色々議論は交わされましたが、あなたの作品を
楽しみにしている人間もいるので、これからの投下もお待ちしています。

435:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 01:54:44 dewnQWz1
>>433
うにゃら卿、GJでした!
何て言うか、リヴァル……見舞いにんなもん持ってくんなwww
それを赤面しながらもしっかりチェックするミレイさんは何かこう、熱いものが込み上げて来そうだw
思考が停止して思いをそのまま伝えるライ……それを受け入れるミレイさんは凄いと思う。
というかその状況で責任~は……ねぇ?
一瞬思ったのは私だけでは無いと思いたい。
貴公の次の投下を全力を挙げて待たせていただきます!

436:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:15:38 cEphz8Ul
>>433
これはGJといわざるをえない。
しかしニーナをスルーしたのはミレイの優しさなのかw

そして投下予約をしたいと思います。
2:30くらいから全部あわせて10レスほど投下予定なので支援願います。

437:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:19:30 wV3s+CFp
支援します。
ただし、途中で力尽きたらごめんなさい。


438:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:21:47 KzPJBUi0
今夜はオールナイトだ!支援するぜ!

439:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:28:26 zURAdS7C
>>429
ライは大きいのが好きなんですか!ということは、ナナリ

440:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:29:29 cEphz8Ul
トーマス卿、先日は誤字訂正ありがとうございました。
年下専門です、長編の続きを8レスほど投下します。
タイトルは「優しい世界で目覚めて 第十話 純情カレンな乙女」

・ギアス篇と学園篇の複合エンド後にしてR2終了後からの話
・ライは黒の騎士団入ってて学園篇エンドを迎えた、ルート的にはランペルージ兄妹メインに万遍なく頑張ったライ君
・ジャンル傾向はほのぼのしんみり系
・カップリングは現時点ではなし
・アフターに関しては情報が少ないため、自己解釈の要素を多分に含んでいます

441:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:30:13 wV3s+CFp
しえん

442:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:31:14 KzPJBUi0
支援
どうした>>439!途中で切れてるぞ!応答しろ439!!

443:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:31:57 cEphz8Ul
「カ――!?」
叫びかけた声を両手で口ごと塞ぐ。
視界の片隅にとらえた赤毛の少女。
遠目からでもわかる、女性らしいメリハリのあるスタイルと活発そうな雰囲気。
黒の騎士団で幾度となく見たいわゆる『本性』バージョンの髪型。
それは、紛れもなく自分の友人にして戦友であり、そして相棒であった紅月カレンだ。
(あ、危なかった、もう少しで「カレン」って思い切り呼びかけるところだった……)
懐かしさを覚える余裕もなく、ライは冷や汗を流しながら思案する。
幸い、向こうがこちらに気づいている様子はない。
だが、彼女は何かを探しているのかしきりにきょろきょろと周囲を見回している。
このままではこちらに気づくのも時間の問題だろう。
室内ということもあり、帽子は脱いでいる状態のため今のライは素顔を晒しまくっている。
つまり、見られたら最後――間違いなく気づかれるわけで。
(マズイ……ッ)
まさかこんなところで遭遇するとは思っても見なかったため、油断しすぎた。
そう悔やむも事態が好転するわけではない。
今はとにかくこの場を離れなければ。
「ジノ! 申し訳ないけど急用を思い出したから僕はこれで!」
「え? オ、オイ……」
「アーニャ、後でね!」
ぽん、とアーニャの肩をすれ違い様に軽く叩きつつライはフルスロットルでダッシュをかける。
背後からジノの困惑した声が届くが、構っている暇はなかった。
人の波を器用にすり抜けながら駆け抜けていく銀髪の少年は、あっという間にその身をラウンジから消していくのだった。

「……アイツ、やるなぁ」
突然置いていかれた形になったジノは、しかし不快そうな様子を見せずにむしろ感心した表情を浮かべていた。
元ラウンズという視点から見てもライの動きは機敏で無駄がない。
何より、あれだけの速度で走りながらも一人として接触者がいないのだ。
あれだけの体術が使えるとなると、それなりに名が通っているはずなのだが少なくともジノの記憶にハルトのデータはない。

444:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:32:39 KzPJBUi0
支援

445:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:34:01 wV3s+CFp
しえん
>>442
きっと、始まったので自重したのではないでしょうか…。
それか…

446:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:34:25 cEphz8Ul
「ま、アーニャに聞けばいいか。おい、アー」
「見つけたわよ!!」
「ニャ?」
ぶつ切りになってしまったため、まるで猫のようになってしまった声でジノは首を傾げつつ振り向いた。
そこにいたのは、目を釣りあがらせて怒りに顔を紅潮させている一人の少女。
今夜のパーティのために、半ば強引に誘いをかけて連れて来た紅月カレンだった。

「何が、ニャ? よ!」
「お、今のニャ? は可愛かった。もう一回言ってくれないか」
「誰が言うか!」
気の弱い人間ならば腰を抜かし、子供であれば泣き出しそうな剣幕で怒鳴るカレン。
しかし、ジノはといえば柳に風とばかりににこやかな表情を崩さない。
「まったく……いきなり姿を消さないでよ!」
「いや、すまない。寂しい思いをさせてしまったね」
「してない!」
ガーッ! と吠えるように否定する赤毛の少女。
これで頬を赤く染めて表情に照れがあればツンデレの完成だが、その表情には怒りの赤みしかなかった。
デレなど一片の欠片もない完全なツンツン状態である。
だが、それも無理はないだろう。
久しぶりに友人たちと会えるからと仕方なく誘いを受けてみれば連れて来られたのは日本で最高級のホテル。
勿論部屋は別々だが、セレブな雰囲気を出しまくっている建物内は落ち着かないことこの上ない。
とにかく、荷物を置いて部屋でゆっくりしたい――そう思っていたら隣にいたはずの青年がいつの間にか姿を消していた。
慌てて周囲を探してみるものの、恐るべき広さを誇る建物の中で人一人を探し出すのは容易ではない。
しかも、場所が場所だけに駆け回ったり大声を出して歩くわけにもいかなかったのだ。
これだけでも、カレンの苦労は推して知るべしといえるだろう。
「しかし、タイミングが悪かったな。是非会わせたいヤツがいたのに」
「会わせたいヤツ? それってそこにいるアーニャ・アールストレイム?」
ひょい、とカレンはジノの背後を覗き込み、そこにいる少女を視界に収める。
確かにお目にかかるには珍しい人物ではあるが、別に会うのは初めてではない。

447:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:34:59 KzPJBUi0
支援

448:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:35:53 wV3s+CFp
しえん


449:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:36:53 cEphz8Ul
ジノやスザクと同じ元ラウンズ。
更に、同じ女性エースパイロットとして興味があった人物ではある。
しかし、ジノを仲介にした数度の邂逅と会話を経て、カレンはアーニャから興味を失っていた。
はっきり言って、絡みづらいのだ。
無口で無表情で、それでいて発言の内容は鋭く容赦がない。
元々、時間をかけずにその内面を理解することはほぼ不可能といっても良いのがアーニャという人間だ。
どちらかというと短気な傾向があるカレンが彼女を苦手になるのはそう時間がかかることではなかった。

(……ん?)
一応挨拶くらいはしておこう。
そう思い、口を開きかけたカレンの瞳が驚きに大きく見開かれた。
明らかにアーニャの様子がおかしい。
頬を薄く染め、いつもは無機質な瞳に熱がこもっているのがハッキリとわかる。
視線はふらふらと宙をさまよい、どこか夢を見ているような雰囲気だ。
(なんか、たまにシャーリーがこんな様子だったような……)
今は亡き友人を思い出しながら、カレンは珍獣を発見したような気分でジノへと振り返る。
金髪の青年はニヤニヤと笑いながら、軽く首を振るだけ。
放っておけ、ということなのだろう。
「どうしたの、この娘?」
「いや、ちょっとね。まあ、それはさておき……会わせたいヤツってのは別にいる。いや、いた」
「なによ、過去形なの?」
「ついさっきまでここにいたんだが、用事を思い出したとかでどこかに行ってしまったんでね」
「ふうん……」
気のない返事をしながらも、カレンはジノの視線を追うように上階へと続く階段のある廊下を見やる。
(もしかして……ううん、まさか、ね)
ジノを怒鳴りつける前に見た一瞬の光景。
そこには、銀の髪をなびかせながら駆ける少年の姿があった。
一瞬のことだったので見間違いだったのかもしれない。
けれども、あの時見えた後姿は確かに記憶にある一人の少年のもので。

450:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:38:02 KzPJBUi0
支援

451:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:38:27 wV3s+CFp
しえん


452:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:39:34 cEphz8Ul
(ライ……)
幻のように自分達の前から消え去ってしまった少年の名前。
あの学園祭でのテロ事件が終結した際、彼は時を同じくして姿を消した。
記憶が戻り、自分の居場所に帰ったのではないか。
そう結論を下し、半ば捜索を諦めようとしたこともある。
だが、ふと一人になった時――あるいはナイトメアでの戦闘中。
どうしても背中に意識を向けてしまうことがあった。
黒の騎士団の双璧と呼ばれ、ゼロの両腕と評され、互いに背中を預けあっていた二人。
思えば、あの頃が一番充実していたかもしれない。
危険はあったけれども、仲間内で和気藹々とにぎやかに笑いあい、少年との仲をからかわれていた遠いようで近い過去。
今はもう取り戻すことのできない、楽しかった日々。

(思えば、黒の騎士団の雰囲気がおかしくなったのって、ライがいなくなってからだったのよね)
新参でありながらも、多岐にわたる才能を発揮して組織に貢献していたライ。
序列としてのナンバー2は扇だったが、実質的な貢献度でいえば間違いなく彼が黒の騎士団の副リーダーだったといってよい。
そんな彼の突然の脱退は目に見える形で影響を及ぼしていた。
ゼロ――ルルーシュはどこか焦りを見せるようになり、C.C.はふとたまに悲しそうな表情を見せ。
扇は頼りになる幹部の抜けた穴を塞ぐことができず、仲がよかった(かなり一方的なものだが)玉城はイラつくことが多くなり。
藤堂は彼に目をかけていたが故に落胆し、四聖剣も個人の差異こそあれども寂しそうな様子を見せていた。
ラクシャータやディートハルトは見た目には変化はなかったが、彼の能力を買っていたが故に時折愚痴を零すことがあった。
そんな中での特区日本の宣言、そしてブラックリベリオン。
あの頃から何度ライがここにいればと思ったことだろうか。
彼がもし姿を消すことなく、黒の騎士団に居続けてくれていれば。
自分の背中を守り続けてくれていたら、未来は変わっていたのではないか。
ルルーシュはあんなふうに死ぬことなく、もっと別の未来があったのではないか。
そう思ってしまうのだ。
彼とて全知全能の神ではない。
ライがいたところで、どうしようもない事態はあったことだろう。
だが、それでも思わずにはいられなかった。
どうして、私達の前から姿を消してしまったの――と。

453:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:40:09 wV3s+CFp
しえん


454:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:40:51 KzPJBUi0
支援

455:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:42:15 cEphz8Ul
「カレン、どうかしたのか?」
「え?」
「何かぼうっとしていたようだけど」
心配そうに顔を覗き込んでくるジノの顔が視界に映る。
カレンは反射的に不躾な男の顔を押しのけると、こほんと一つ咳をついた。
「で、どんな人なの? その会わせたかった人って」
「アーニャの彼氏」
「は?」
ぽかん。
そんな擬音がピッタリの間の抜けた表情でカレンは口を丸く開く。
目の前でぶつぶつと何事かを呟きながら自分の世界に入り込んでいるこの小柄な少女に、彼氏。
いや、別におかしくはない。
多少幼い外見ではあるが、美少女と評しても全く問題ない容姿に、儚げな雰囲気。
元がつくとはいえ、貴族でラウンズと肩書きも申し分ない。
性格的に難があるような気はするが、それを加味しても十分お釣りが来るであろう少女に恋人がいたところで何ら不思議はないだろう。
しかしである。
失礼は承知だが、ハッキリいってカレンにはこの少女の隣に立てる男の顔が全く思い浮かばなかった。

(この娘の、彼氏……)
成程、確かにそれは会ってみたい存在ではある。
包容力のある大人の男性か、はたまた彼女と同じく大層な変わり者か。
ついこの前までは世界最強の女パイロットをやっていたとはいえ、やはり年頃の女の子。
興味津々といった様子でカレンはジノに続きを促す。
「んー、髪は銀髪で見た目は美男子って言葉がピッタリな感じだったな。線は細そうだったが、身体は鍛えられているようだった」
「名前は?」
つい先程まで考えていた少年を連想させる形容に、少しドキリとしながらも問いを発する。
少しだけ早くなってきた気がする鼓動がやけに煩い。
自分は何を期待しているのだろうか。
カレンは我知らず身を乗り出しながら、ジノの言葉を待った。

456:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:42:32 KzPJBUi0
支援

457:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:44:24 wV3s+CFp
しえん


458:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:45:17 cEphz8Ul
「確か……青月ハルトとか言っていたな」
「……そう」
自分で思っていたよりも重い落胆の声。
表情をジノに見られないように僅かに伏せつつ、カレンは自嘲した。
(そう、よね……そんなに都合のいいことが、あるはずないか)
もしかしたら、アーニャの彼氏というのはライではないか。
そんな突拍子もないことを思ってしまった自分に苦笑するカレン。

「ま、夜になれば会えるんじゃないか? 彼も今夜のパーティに参加するだろうし」
「そうね……じゃあ、その時を楽しみにしておくわ」
「しかし、コイツはいつまでこんな調子なんだ?」
呆れと驚きを半々に乗せた声音でジノは呟いた。
目線の先に居るアーニャは未だにトリップを続けている。
別に放置しておいたところで問題はないだろうが、確かにいい加減心配になってくるというものだ。
「うーむ、まさかアーニャのこんな姿が見れる日が来るとはな……」
「酷い言いようね。彼女だって女の子なんだから別におかしくはないんじゃない?」
「いや、そうなんだが……カレンと同じで、コイツも男っ気がなかったからなぁ」
「ちょっと、それってどういう意味?」
ギロリ、と目線で音を立てながらジノを睨む。
別に彼氏が欲しいというわけではないが、一人の乙女として流石に今の言いようは看過し難いものがあった。
「怒らないでくれよ。それに、カレンは全くといっていいほど男を寄せ付けようとしないじゃないか」
「誤解を招くような言い方をしないで。それに、全くってほどじゃないわ。現にこうしてあなたといるわけだし」
「おお、遂に私の愛が届い」
「てないから。誤解しないでね」
なんだ、と肩をすくませるジノは、態度とは裏腹に落胆の様子はない。
自分が一番カレンに近いのだという余裕の表れか、それとも単に鈍感なだけなのか。
恐らくは後者なのだろう、と思いつつカレンは溜息をついた。
「しかしあんまり男にツンケンした態度ばかりとっていると、困ったことになるんじゃないのか?」
「何がいいたいの?」

459:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:45:52 KzPJBUi0
支援

460:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:48:16 wV3s+CFp
しえん


461:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:48:54 cEphz8Ul
ジロッとジノを睨みつつも、カレンにはその言葉に対する心当たりがあった。
戦争終結の後、黒の騎士団を抜け、学生に戻ったカレンは当然ごとく注目の的だった。
何せ彼女は黒の騎士団所属のエースパイロット、しかも最終決戦の折には枢木スザクの駆るランスロット・アルビオンを撃破している。
最終決戦までは一般人にはある程度秘匿されていた彼女の情報だが、今や彼女の名前を知らない人間は皆無に等しい。
ルルーシュによる反逆者の処刑の際、大々的に情報は公開されてしまっているのだからそれも無理はない。
しかも、普段のカレンは病弱設定だったため、おしとやかで儚げな薄幸の少女というイメージが強かった。
それが蓋を開けてみれば薄幸の少女はナイトメアを駆り、戦場で大暴れする戦乙女だったのである。
このギャップに注目しない人間がいないはずもなかった。
あっという間に彼女は学園のアイドル、否、英雄に祭り上げられ人気は沸騰。
元々いた「儚げな彼女が良い!」という一部の男子生徒を除いて、カレンはミレイ無き後の人望と人気を独り占めすることになったのであった。
しかし、当のカレン本人はそれをどこ吹く風とばかりに受け流し地を出しまくっていた。
戦争の荒波にもまれて神経が図太くなったといえばそれまでだが
そうしていれば周囲が勝手に失望して騒がしさも消えていくだろうという計算もあったのである。
が、彼女の計算はあえなく崩壊した。
確かに実物のカレンに引いた者もいたが、大多数――特に下級生の女の子はそこがまたいい! と更なる人気の沸騰が起きたのだ。
ニーナを連想させる女子達にお姉さまと呼んでもいいですかと言われることは毎日のこと。
ラブレターの比率も何時の間にか男よりも女の子から貰うことが多くなっていた。
これで、毎日纏わりついてくるように構ってくるジノがいなければ真面目に貞操の危機すらありえただろう。

462:名無しくん、、、好きです。。。
08/10/30 02:49:27 KzPJBUi0
支援

463:年下専門 ◆BheL.TnbIA
08/10/30 02:50:12 cEphz8Ul
(何度転校を考えたことか……)
自業自得といえなくもないが、それでもカレンは学園を去るという選択肢はとらなかった。
アッシュフォード学園には生徒会の皆との思い出がたくさん詰まっている。
今では昔の面子はリヴァルしか残っていない生徒会だが、黒の騎士団とは違った意味で大切な場所だ。
ミレイが指揮を執り、ルルーシュが溜息をつき、シャーリーが笑い、リヴァルがおどけ
ニーナがさりげなく鋭いツッコミを披露し、遊びに来たナナリーが微笑み。
そして――ライが最初に見つけた居場所だったのだから。

「というか、カレンって今まで好きになった男はいないのか?」
「何よ突然」
「いや、ちょっと気になった。まさか本当に男に興味がないってわけじゃないんだろ?」
突然の質問に眉をひそめつつ、カレンは考えた。


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