10/02/06 13:27:00
オリックス・小瀬浩之外野手(24)が5日、沖縄・宮古島キャンプの選手宿舎で転落死した。
オリックスの大先輩で米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(36)が「ホゼ」と呼んで目を
かけ、今季は右翼のレギュラー候補と期待されていた俊足巧打の新鋭が、まさかの形で急逝。
沖縄県警では自殺とみており、岡田彰布監督(52)は「訳が分からん」と絶句。チーム関係者は
深い悲しみにくれた。
オリックスは5日午後4時から選手全員を宿舎に集め、状況を説明。一同は宿舎待機となり、
報道陣にはコメントしなかった。午後8時からは球団側が会見。村山球団本部長が「ファンの
みなさまのため、野球に取り組んでくれることを願っている」と、今後のキャンプ日程に変更が
ないことなどを話した以外は、警察の捜査を理由に説明しなかった。
そして会見後、岡田監督が報道陣に対応。「訳が分からん。きのうまで、元気にグラウンドで
やってたわけやから。そんなん、考えられへんやん」と率直な心境を明かした。
期待の若手が不可解な死。しかも、就任直後から目を付けていた右翼のレギュラー候補。
売り出し中のT-岡田を「理想は一塁。外野はエエのがおる」と内野へ転向させることも考えていた。
「元気でやろう、と言うてもできんやろ。あしたあさっては練習もこなせへんと思う。『前を向いて』
なんて、よう言わんよ」。衝撃の重さに、選手を鼓舞することもあきらめた指揮官。傷心のほどが
痛いほど伝わってきた。
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