10/07/01 22:27:35 qaj46aoB0
ほらよ、これ適当にパクっていいぞ。
ベタすぎて一次落ち確実と思うがな。
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眼前に横たわる躯を、男は見下ろしていた。
その卓越した超能力で世界を掌握せんとする悪の秘密結社総帥、その人である。
悪の思念により強化された超能力で包まれた全身は、たえず青白い光を放っている。
この超能力を全身にまとい放つ恐怖の必殺技で、男は今まで幾多もの戦士達を無慈悲に葬り去ってきた。
彼の命を狙う者は多いが、無事帰ってきた者は皆無である。
そして、今日もまた一人…
行方知れずとなった自らの姉を探し、ここまで来たという者が挑んでいた。
かつて魔王を倒し、世界に光をもたらしたといわれる伝説の剣を帯びている。
彼の先祖が手にしていた武器であり、先祖代々伝わっていたという。
「…ほう、姉の仇か。
復讐なら大いに歓迎するぞ。
憎しみこそ、我が闇のパワーの根源。
憎しみなくして我がパワーの強化はありえん。
さあ、思う存分憎しみをぶつけてくるがいい!」
勇者が人生の結びを迎えるまでには、一刻とかからなかった。
現実とは、実に非情なものである。
「フ、余興にもならんわ。
伝説の光の剣など、使い手がこの程度なら恐るに足らん。
そして、己の未熟さはその身をもって知ることとなるのだ。
…あの女のようにな。」
いいつつ男は、マントをひるがえし、冷酷な表情とともに思い出し笑いした。
かつて、初恋の人であり愛弟子でもある女を手にかけた男。
彼を止められる者は、もう誰もいないのか?