堀井退社?ドラクエシナリオスタッフ新規募集at FF
堀井退社?ドラクエシナリオスタッフ新規募集 - 暇つぶし2ch369:名前が無い@ただの名無しのようだ
10/07/09 01:20:28 GP0MJ+lY0
1つ書いてみたんだけど、万一選考に通ったとしても社員として働くことができないので応募は諦めて晒してみる。
登場人物の感情の動きが多すぎるし小説っぽくなりすぎて、プロットを書くという趣旨には適してない出来だと思う。
長いので2つに分ける。もしよかったらボコボコに叩いてください。

キーワードは「超能力」「伝説の剣」「初恋」「お鍋のふた」

とある街の一角に、布を掛けた机が一脚と向かい合せに並べた椅子が二脚置いてあるだけの貧相な構えの露店があった。
壁を背にした方の椅子には、まるで人目を嫌うようにフードで顔を覆った少女がひとり座り客を待ち続けていた。
少女には、人々の探し物のありかを突き止めることのできる超能力が備わっており、その場所で占い業を営みながら生計を立てていた。
的中率は確かなもので評判は良く、客足が途絶えることはなかった。

しかし少女は決して客に心を開くことはなかった。
幼い頃から超能力の才能を発揮していた少女は、人々からの好奇の目を逃れられず、次第に世の中を厭うようになり、人と会話らしい会話をすることをやめた。
客の依頼を聞き入れ、探し物のありかを示し、報酬を得る。
人間らしい対話の関係を持たず、「報酬を払う者と受け取る者」の関係を維持するだけの仕事を非常に楽に感じ、世を避けるようにして少女はこの占い業に逃げ込んでいた。

そんな少女の心に変化が訪れたのは、ある冒険者が占いの依頼のために足を運ぶようになってからだ。
端正な顔立ちだが屈強な体躯をしており、人と交流する機会を断っていた少女の目にも「いい男」に映った。
冒険者は魔王討伐を目標に掲げる凄腕の男で、魔王軍の拠点や強力なアイテムのありかの特定のために度々少女の占いを頼った。
冒険者は明るく、ものをはっきり言う性格をしていて、占い以外の話題に対応できず言葉を濁す少女に対しても気さくに話しかけた。
少女は、次第に冒険者に対して心を開いていくのを感じた。
ある日冒険者が何気なく少女に放った一言―「フードを脱いだら意外とかわいい」―それが少女の心に強く響いた。
少女は「初恋」というものが自分の心に芽生えたことをはっきりと認識した。


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