09/07/11 17:31:42 Jgl8h6An0
書籍/【「FF世界」の研究】
データハウスが出していたいわゆる「謎本」のひとつで、その中でもハズレの部類に入る。
当然スクウェア非公式。
FF6発売直前の本なので当然6は載っていないが、1~3もプレイしていないのか、ほとんど触れていない。
考察自体もあまり面白くない。
・フィールドで一人しか歩いていないのはなぜ?
→他のメンバーを肩車してる、と考えたがそれは重過ぎる。
かたまって円陣を組んでるから一人に見えているのだ。
・アイテムをたくさん持ち歩けるのはなんで?
→魔法の力で軽くなっているのではないか。
・なんで一人がラーニングするだけで四人ともラーニングしてるのか?
→一人がラーニングすれば、その極意を他の三人に教授できるようである。
アクアブレスやゴブリンパンチは役に立つ。(※結論が書いてない)
あら探しや強引な解釈で笑いを取りにくるわけでもなく、
かといって興味深い考察があるわけでもない。この本の目的が謎。
ただ序文だけはちょっといいことが書いてある。
この本はあくまで著者の体験した「FFの世界」の考察です、人によって少しずつ違うFF世界があるのです、と
内容に対する言い訳ともとれるが、「公式資料に載ってるから~」みたいな設定主義的な風潮に対するカウンターとして
この本の存在は肯定されてもいいと思う。
著者は「高円寺ファミコン考察学会」の代表を名乗っており、この会は同じデータハウスから「ドラクエの秘密」なる本を出している。
ゲームの謎本は珍しいので、微妙に需要があったのかもしれない。