FFの恋する小説スレPart8at FFFFの恋する小説スレPart8 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト632:異能者は眠らない 3 ◆Lv.1/MrrYw 08/12/25 17:20:23 ymzfHq4X0 正面からぶつかった視線を、最初にそらしたのはリーブだった。ヴィンセントに背を向けて歩き出した リーブの背に向けて、言葉を投げる。 「作業はまだ途中なのではないか?」 「これからの作業に不足している工具を取りに戻るだけです。こちらはしばらく時間が掛かりそうです から、あなたは適当に休んで下さって結構ですよ」 振り返らずに言うと、扉の向こうに消えていった。 残されたヴィンセントは扉の方に視線を向けたまま、口に出せなかった疑問を零した。 「私と同じように、お前は昔から“死の匂い”を知っているんじゃないのか?」 戦地、あるいはそれ以外の場所で。 ---------- ・一応まだ続きます。(ここまではゲーム内に沿った話ですが、以降は無茶設定です) 633:異能者は眠らない 4 ◆Lv.1/MrrYw 08/12/26 02:15:00 vRCx+Ykg0 昼夜を問わず光にあふれる巨大都市、ミッドガル。 神羅カンパニーによって計画、建設された他に類を見ない立体都市。それは豊かさと繁栄の象徴で あり、人々の野心や欲望の集まる街である。 リーブ・トゥエスティ。彼は神羅カンパニー都市開発部門に勤務する一流の技師である。性格は生 真面目で誠実。一見すると地味な印象ではあるが、技師としては部門内でも有数の逸材として一目を 置かれている。 毎日朝早くから夜遅くまで、彼は一言も不平や不満を漏らすことなく働いている。その姿を見た上司 や周囲の同僚達からは、勤勉が服を着て歩いているようだ。とか、彼こそが機械仕掛けで動いている のではないか。と囁かれるほどの働きぶりだった。以前ある同僚が「どうしてそんなに働くのか?」と 尋ねたところ、彼は笑顔でこう答えたのだという。 「ひとつの都市が成長していく様子を、こうして間近で見る事ができるんです。これほど面白くて夢中に なれる仕事はありませんよ」 彼は自分の仕事に誇りを持ち、心からミッドガルを愛していた。 リーブの仕事を形容するとき、「完璧」という言葉は外せない。工期スケジュールを遅らせるような事は 絶対にしないし、内容にも手落ちがない。状況によっては無理な納期を設定される事もある、そんな時は 休みはおろか寝食を削ってでも完遂する事を常としていた。そんな仕事柄を目の当たりにすれば、担当 者がリーブというだけで誰しもが全幅の信頼を置くことになる。彼はこうして部門内で徐々にではあるが 着実に頭角を現していった。 後に都市開発部門の統括職に就任する事になるが、それはまだ先の話である。 *** どんな物事にも、表があれば裏がある。 ミッドガルが繁栄の象徴であるのはプレート上のみだった。プレート下――スラム街と呼ばれている 場所は、「繁栄」とはほど遠い醜態をさらしている。劣悪な環境、蔓延する貧困、悪化する一方の治安、 それらは繁栄を享受するために払った代償そのものだった。 誰もが現状のままで良いとは思っていない。けれども様々な理由やしがらみにに阻まれて、誰も 改善に乗り出すことはできなかった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch