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筋肉は,短距離向きの速筋繊維と長距離向きの遅筋繊維の二種類に大別されるが,いわゆる人種として区別される人間集団間で,両繊維の割合に違いがみられるというのである。同研究班の実験では,
速筋繊維の割合が,西アフリカ系黒人で平均67.5%,フランス系カナダ人で59%であったという41)。前者の方が,筋肉的に短距離向きであるという結論は,黒人が短距離に強いという私たちの印象を裏付けるものである。
アーサー・キースは,ホルモン分泌から人種差を説明しようと試み,黒人のアドレナリン腺は白人より大きく,それゆえ運動能力に優ると論じる―Arthur Keith,“The Differentiation of Mankind into Racial Types,”Nature 104
(November 13, 1919), pp. 301-305を参照。リー・エリスらは,多くのサンプルを用いて黒人のテストステロン値が,白人やヒスパニックよりも高いと主張する―Lee Ellis and Nyborg Helmuth,“Racial/Ethnic Variations in Male T
estosterone Levels: A Probable Contributor to Group Differences in Health,”Steroids 57 (1992), pp. 72-75を参照。しかしこの説はウィリアム・ジェームズに反論されている―William H. James,“Causes of Racial Differences in
Testosterone Levels of Men,”Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism 80 (1995), pp. 2289-2290を参照。
テストステロンの分泌量は反論もあるようで諸説あるみたい。まあこれ大分古い論文見たいだけど。