09/09/16 02:53:10 2k7KircK0
小野は福岡の中盤のプレッシャーが厳しかった事もあって、殆ど仕事らしい仕事は出来なかった。
ゴール前のプレーも少なかったし、途中で交代させられたのも仕方がない事だ。
小野はオランダでやっていたように、中盤の低い位置(ボランチなど)からならビルドアップもボールを捌く事も出来る。
このポジションでそつなくプレー出来るようになった為に、小野自身が自分の中で線を引いてしまい、落ち着いてしまった。
だが、これではチャンスを創る事が出来てもチャンスに決める事は出来ない。
チームももっとゴールに絡んで欲しいと思っている筈だ。
私は小野の適性は攻撃的MFだと思うし、浦和でプロデビューした直後もオランダに行った当初もそのポジションで評価されていた。
攻撃的MFは世界中どこでもそうだが、常に激しいプレッシャーを受け、その中で力を発揮する。
それが世界標準だと思う。
小野もこの位置でプレーする以上はプレッシャーの中で力を発揮する必要がある。
私は小野の力が落ちたのではなく、意識の問題だと思う。
小野は「上手さはあるが怖さがない」と言われるが、殻を破り、ハードルを越える為にはダイナミックさとタフさを身につけて欲しい。
そして、中盤の低い位置でゆっくりボールをさばく事に慣れているから、ボールさばきや動きなど全てトップスピードでプレーし、
動きながらトップ下で沢山ボールを触る事を心がける事だ。そうすれば殻は破れる。
長谷部が光るのは高い位置でトップスピードでプレーするからで、そのあたりも参考になる。
そして、キャラクターを変えるためにも冒険をしてほしい。
小野は自分でも分かっているだろうから、結果を怖がらずにやって欲しい。
一番期待しているのはジーコ監督だと思う。
今のままでは日本代表でポジションを取れるか微妙だが、殻さえ破れれば日本代表に必要な選手になるはずだ。
(反町康治=元新潟監督)
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