09/03/04 20:07:19 yKziV0BL0
みんな仲良し教育の欠陥
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内容の一部
みんな仲良し教育が、共同体主義を助長して、個人の主体性を育てることを阻害
するという考えだった。
共同体の中で、よく知り合った仲間が阿吽の呼吸ですごすというのは、その中で
何も問題が生じない時は、非常に幸せな気分をもたらしてくれるだろう。
少々貧乏であっても、助け合って生きていくことに喜びを感じ、何が価値あるもの
であるか、何が善であるかがはっきりと決まっているという安心感を感じながら
生きていくことが出来るだろう。
しかし、このような幸せな共同体は、前近代的な社会で過ごす場合にしか残らない。
近代社会を構成する原則は、このような共同体を形式的には破壊してしまうことに
なる。近代社会は、さまざまな自由が認められ、もはや、生まれてから死ぬまで、
一つの共同体の中で暖かい雰囲気の中ですごすということが出来なくなっている。
共同体の中で安定してすごせる時代ではなくなってしまうのが近代社会というものだ。
みんな仲良し教育は、「みんな仲良し」という規範を強制する教育になる。つまり、
道徳的規範である「みんな仲良し」というものを、ある意味では法的規範のように
強制するという形態を取る教育である。道徳を強制することの弊害がここには現れる。
一般論から導かれる結論としては、この道徳の強制は、より小さな共同体を破壊し、
すべてを学校共同体というものの恣意的な規範に従うように働きかける。
より小さな共同体というのは、気の合った仲間同士という子どもの共同体だ。
本当の意味での仲良しの共同体は、学校共同体的な意味での「みんな仲良し」の中
では存在できない。気の合った仲良しで共同体を作り、その中である種の道徳的規範
に従って、お互いに気持ちのいい遊び方をしていたとしても、その共同体は、気の
合わない仲間は排除するという面をどうしてももたざるを得ないだろう。しかし、
学校共同体の規範である「みんな仲良し」は、この「気の合った仲間集団」というより
小さい共同体の規範を認めないので、これを破壊することになる。