09/05/23 00:26:52
失敗した上陸作戦としてはアンツィオとWWⅠのガリポリがあるけど、この辺は上陸した連合軍がノロノロしているうちに
ドイツ軍やトルコ軍がわらわら集まってきて寸詰まりになってしまったという状況。結局、ガリポリは撤退、アンツィオでは
サポートをするはずの陸上部隊が前進してきたおかげで撤退こそ免れたもののイタリア戦線は泥沼に。
上陸して海岸で物資や後続の部隊を待っていると敵軍が集結してしまうために、無理やりにでも前進するのが正しい。
ノルマンディーでは前面のドイツ軍の激烈な抵抗を受け、大きな犠牲を払いながらも連合軍は上陸して前進を開始して
作戦を成功させた。これにはドイツ軍を戦線に来させないためにフランスに思い切り爆弾を落としたり、スターリンに
東部戦線や予備の部隊をノルマンディーに来させないために攻勢に出るよう求めたりしていた。結局、コブラ作戦の
あたりでドイツ軍の力が尽き、フランスから撤退することになる。
日本の場合でもタラワや硫黄島などでは水際でアメリカ軍を釘付け状態にしていたが、制海権・制空権を失った小島では
水際から撃退できるような増援などなく、逆に次から次に増援を送ることができたのはアメリカ軍の方だから、押し切られた
のは仕方ないことかと。