08/12/29 18:13:43
鬱シナリオ「美しくも醜い愛憎」(3~4レベル用)
PCは旅の途中らしい一組の夫婦から護衛の依頼を受ける。
なんと彼らは何者かに命を狙われているらしい。
自分たちを護衛しつつ、その相手を返り討ちにして禍根を断ってほしい、と2人は語る。
夫は40歳ぐらいで、非常に醜悪な猿顔をしており性格もゲスそのもの。
妻は20代前半で非常に美しい清楚そうな女性。
彼女は粗暴な夫からしばしば虐待を受けているが文句一つ言わずに従っている。
(ただし注意深く観察すれば夫を嫌悪・軽蔑している気配が感じられなくもない)
報酬は彼女が所持している高そうな装飾品で支払われる。
■夫婦の過去
この夫婦は遠くの国の出身で、実は駆け落ちしてこの国にやって来た。
男は猟師として森で暮らしてきた野蛮で無教養な人間。
女性は有力貴族の娘だったが、この男を愛してしまい(?)、周囲の猛反対を押し切って駆け落ちに踏み切った。
醜悪な男には勿体ないほどの美女だが、このゲス野郎は完全な主人気取りで女性を支配している。
PCが近くにいようがまるで気にせず、夜な夜な彼女の肉体を貪るほどのケダモノ。
2人の過去については、前金として渡された指輪の紋章から判明するものとする。
紋章が某国貴族のものだと確認した上で問い質せば、女性が「誰にも言わないでください」と前置きしてから上記の経緯を告白する。
横にいた猿男は「この淫売女のせいでコソコソ逃げ回る羽目になっちまった」と臭い唾を吐き捨てる。
■事件の展開
ちなみに2人は自分たちの命を狙う襲撃者の正体を知っているらしい。
しかし相手が何者かという点については、暗黒司祭であるということを除き説明しようとしない。
(もちろん女性を家に連れ戻そうとする追っ手ではない)
暗黒司祭らしき人物が2人の命を狙っているのは事実。
PCが護衛している間にも何度となく2人を狙う事件は起こるので、その魔の手から2人を守らなければならない。