07/06/08 20:52:33
古代の墓荒らし、良く言えば遺跡を探索中のパーティ一同が扉を開くとその部屋は武器庫のようであった。
壁一面に彫られた窪みに様々な種類の武器が並べられてあった。
武器の種類はダガーから調理用回転刃まで様々である。
また部屋の中央には巨大なドリルが、その先端を部屋の奥に向けて設置されてあった。
これも武器の一種だというのだろうか?
ドリルは床に固定されていて人の力ではとても動かせそうにない。
魔術師が魔力感知の魔法を使って魔力の反応を調べてみるが、魔法の武器があるわけでは
なさそうだ。
盗賊がいくつかの武器を手にとって品定めをしてみるが、特に高価な宝石がはめられていたり、
年代物のような値打ちのありそうなものはなかった。
ここにある武器は地上に戻ればどこの街にも売っていそうなものばかりだ。
種類と数だけは豊富にあるから、地上に運べば多少の足しにはなるだろうが。
改めて部屋を調べてみると、部屋の奥の何も置かれてない窪みの下に小さな古代文字で
このような言葉が彫られてあった。
「昼には見えるが、夜には見えず。夜には見えるが、昼には見えず」