03/03/31 16:13
>>96→大道芸人との大道芸勝負の話をする より
君は以前、どうゆう成り行きからか火吹き大道芸人と火吹きの勝負をしたことがあった。
「あなたが酔った勢いでからんだのが原因でしょ?確か」
酔っていた君は演技中の火吹き芸人に対し「そんな芸は誰にだって出来る」と挑発をすると松明を奪い
身体に残っていた酒を噴き出し火を吹いたのだ。当然自分の芸を奪われた芸人は怒って君に対抗し、
さらに大きな火を吹いた。当人達にとっては真剣勝負だったが、観客はこれを大笑いで眺めていた。
「あげくにこの人、酔いつぶれて倒れたのよ。それを介抱してくれたのがまたその芸人さんだったわけ」
最後に君は、このようにして生まれる友情もあるのだと締めくくる。
この話は老店主に随分と受けたようだ。野蛮なだけの冒険話よりもこのような話の方が好みらしい。
「いいねぇ。そうやって好き勝手やって好き勝手生きれる人ってのは。ほれ、これは駄賃代わりだよ」
そう言って店主は先程まで読んでいた本を君に渡した。
アドベンチャーシートに「革表紙の本」を書き加え、>>87へ進め。