09/03/27 11:18:02 OXqS1m5l
>>277
細胞診の精度は良くて7割という事実。しかも診断士の経験技量に
依存するのでばらつきも大きく、かねてより問題として指摘されてきた。
当然、それによる悲劇もあったことだろう。
このため金沢市などでは公的な検診でもウイルス検査を併用することに
なった。
一方、ハイリスクHPVのスクリーニングではこのようなミスはない。
ただし陽性率は若年世代で2割、30代以降では5~10%以下。
ハイリスクでも癌化するものは、日本では16型か52型で、
しかもそれらは、自然排除されにくいことが最近分かってきた。
他の型ものは日本では、異形成以上に進むものが、
実は少ないことも。
最新医学では、ハイリスクと一まとめに言われているウイルスが
実は型毎に大きく違うことと、さらに同じ型でも変異型が存在し、
特に16型の変異型では極めて癌化率が高いことや持続感染することが
分かってきたため、変異型に関する研究が世界各国で始まっている。
ようやくインフルエンザウイルスなみに分かり始めたというところ。
インフルエンザもそうだが、ウイルス感染症で患者の個体差などという
漠然としたテーマは科学的に定量化も困難で、近年の研究では
ほとんど省みられることはない。東洋医学や健康食品などの世界の話。
予後の予測や治療方針の決定には金沢大学や金沢市のようにウイルスの
タイピングは必須だろう。
異形成や子宮頚癌のスクリーニングだけであれば、
ハイリスクウイルスのチェックの方が確実で、ウイルス判定キット
も市販(医家向け)されているので、検査期間も人の目に頼る
細胞診に比べて大幅に短い。
しかも極論すれば、これで細胞診の8割以上は不要になる。
もしウイルス陽性で更に16型や52型なら、液状細胞診や組織診に
進めばよい。患者への負担や検査期間、見落としの問題を考えると
当然の話。
結論として、ハイリスクウイルスが陰性なら異形成や頚癌の心配はない。